第二十四話「縮れ毛に、口づけを……」
魔族ミミズちゃんを収奪して最終的には、レベル28にまで上がった。
進化条件についても、レベル10の次がレベル20だったことからこのままいくと、次はレベル30に達した時にまたシステムからアナウンスされるのだろう。
ちなみに、現在のステータスは以下の通りだよん。
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種族:アンノウン・ブラックヘアー
称号:【愚者 ※解除】【天性の勝負師】【寄生虫】【主客転倒】
LV.28
HP:41/41
MP:27/27
筋力:14.4
耐久:13.67
敏捷:3.59
魔力:2.7
スキル
【死力】【天運】【吸収 LV.3】【勤勉 LV.7】【マゾヒズム LV.3】【匍匐前進 LV.1】【寄生 LV.3】【光合成 LV.1】【ウルシオール】【毒耐性 LV.1】【病気耐性 LV.1】【悪臭 LV.1】【頑丈 LV.1】【タフネス LV.1】【闇合成 LV.1】【毒針 LV.1】【穴掘りLV.5】【掘削 LV.1】【怪力 LV.1】
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ずいぶん強くなったよね~、進化するの楽しみだなーっ。
たぶん赤い植物を収奪し終えたら、レベル30を越すだろうから新しい種族ネームが判明するはず。
なんか微妙な感じのネーミングしかないから不安も多いけれどねん。
さて、レベルアップに気を取られていたけど、魔族ミミズちゃんを収奪したことによって、新たに【スキル:掘削 LV.1】と【スキル:怪力 LV.1】を手に入れることができた。
また、【スキル:穴掘り】は、まだレベルMAXではなく、取得条件を満たしていない。
だけど収奪によるスキル獲得は、取得条件を無視して奪い取ることが可能らしい。
これは、有り難い。
今は少しでも早く戦力の獲得を目指したいからだ。
ここがラスダンのような危険な場所だというのなら、植物だけではなく魔物も存在するはずだよねん。
現に地中には魔族ミミズちゃんが、いらっしゃった訳ですし。
付近のエリアに他の魔族シリーズさんが、うじゃうじゃしていたとしても、おかしくはない。
今は地中にいるからわからないけれど、あの遠くを飛んでいた黒竜ちゃんが、こっちに来る可能性もあるしねー。
というわけで、あの赤い植物を何とかしてしまおうかな。
幸いにも、【スキル:怪力 LV.1】を入手したおかげで生身の私自身にも、切り札ができたしねっ。
【スキル:死力】を駆使すれば、私の筋力値は約207まで跳ね上がる。
エビレグウィーちゃんのステータスを参考にすれば最大HPが約100、耐久値が約50ってことで、似たような数値であれば十分に通用するだろう。
ま、基本戦術は寄生に変わりないんですけどねっ。
よし、それじゃあ登ろうか!
魔族ミミズちゃんが、底まで落下しちゃったから縦穴の最端まで登らなければならない。
よいっしょ、よいっしょ。
筋力値が大幅に上がったから、簡単だな~。
やっぱり髪の毛って本来は軽いもんだしね。
そんなに時間をかけることもなく、縦穴の最上部まで辿り着いた。
あと少し掘るだけで、赤い植物の所に辿り着くだろう。
てな訳で、掘りますっ!
もう、いつまでも赤い植物のために努力を続けるのも飽きたからねっ。
よっこらせっ、どっこいしょっとっ!
少し掘り進むと、赤いチョロっとした縮れ毛のようなものが露出してきた。
さてさて、ハミ毛している赤い露出狂さんの、ご登場だ。
植物の分際で、このワタクシにここまで苦労させてくれたのだ。
その罪、ここで贖っていただきますわ。
その赤き縮れ毛に、口づけを……。




