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第二十二話「強きミミズ」

 ミミズちゃんエンカウントに、思わず寄生してしまったったい。

 主導権の掌握をしてみたら、恐ろしいことがわかってしまったよん……。

 見てほしい、ミミズちゃんの恐るべき能力値を!



──────────


種族:エビル・レグルス・サンドワーム(アンノウン・ブラックヘアー)


称号:【魔族】(【愚者】【天性の勝負師】【寄生虫】【主客転倒】)


LV.65(18)


HP:503/503(46.5/46.5)

MP:31/31(17/17)

筋力:223(3.4)

耐久:54(19)

敏捷:47(2.59)

魔力:29(1.7)


スキル

【穴掘り LV.10(MAX)】【掘削 LV.3】【タフネス LV.10(MAX)】【怪力 LV.5】(【死力】【根性】【天運】【吸収 LV.3】【勤勉 LV.7】【マゾヒズム LV.3】【匍匐前進 LV.1】【寄生 LV.3】【光合成 LV.1】【ウルシオール】【毒耐性 LV.1】【病気耐性 LV.1】【悪臭 LV.1】【頑丈 LV.1】【タフネス LV.1】【闇合成 LV.1】【毒針 LV.1】【穴掘りLV.5】


──────────

 

 

 なんじゃい!この馬鹿げたHPと筋力値は!?

 それに【掘削 LV.3】って……?


──────────


【スキル:掘削 LV.3】(アクティブスキル)


〈取得条件:【スキル:穴掘り LV.10】〉


土だけではなく岩石までも掘ることが可能になる。また、同時に発動することで【スキル:穴掘り】の性能が向上。

──────────



 はい、上位スキルってやつですわね。

 穴掘り作業が趣味となりつつあるワタクシには楽しみな効果ですわ。

 

 しかしまあ、ステうp系スキルで補正かけて愚者の称号効果も重ねあわせて、やっといっぱしになってきたと自負していた俺の最大HPと耐久値がゴミのようだ……。

 いや、まぁレベル差がすごいし、種族差があるのもわかるんだけどさ。

 一応、想像がつくけれど【スキル:怪力】の説明も見てみようか。



──────────


【スキル:怪力 LV.5】(パッシブスキル)


筋力が向上し、力強くなる。筋力値+10(スキルレベル1上昇に付き+10)

──────────



 ですよねーっ。

 それにしても筋力値223って、【スキル:死力】を発動したらトンデモナイことになるぞ。

 えーっと223×223=……(毛先で土に書いて筆算中)

 わかったっ!49729だ!!


 うん、この世界に、もし勇者や魔王なんて連中がいるとしても、このミミズで【スキル:死力】を発動した体当たりを食らわせたら一撃できそうな気がしますん。

 それとも、これらみたいな二乗するスキルを高ステで発動しまくる戦闘が、この世界の英雄同士の戦いでは普通だったりするのかな……?

 どこの野菜人が大暴れする世界のお話だよ、今の俺の戦闘力はきっと5にすら満たないゴミ以下だぞ。

 

 ま、いっか。それはそれで好都合だ。

 バケモノみたいなヤツがいれば、そいつに寄生して収奪してしまえばいい。

 繰り返せばいつかは……それに寄生するにしてもバケモノじゃなくて美少女の方がイイんだけどね!!

 実際、この魔族ミミズだって普通に地上でエンカウントしていたら、赤い植物並……もしくは以上に苦戦していたのは確実だ。

 地中からの不意打ち寄生は、魔族みみずちゃんも予想していなかったことだろう。

 

 うーん、地中不意打ちは赤い植物に使うつもりだったのに、こんなお披露目になってしまうとはなぁ。

 なーんて思ったりもしたけれど、二番煎じ上等!

 使える手段ならところ構わず使おうジャマイカ。

 

 この逞しい肉体を用いて、【スキル:死力】アタック!をぶちかますことも思い付いたケド、それで赤い植物ちゃんが死んでしまってはもったいないっ。

 あの火球を放つ攻撃が、スキルによるものだとしたら是非とも獲得したいものだ。

 でも、せっかく主導権の掌握までしちゃったんだし、残りの穴掘りはこの体を有効に使わせてもらうことにしようかにゃん。

 

 ふふふっ。

 高い筋力値、そして【スキル:掘削 LV.3】の性能が楽しみで仕方ないっ。

 

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