表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/57

第二十話「作戦決定っ」

 

 うーん、どうしようかなぁ。

 あの半径10メートル以内に何も生えていなかったのは、あの赤い植物が全てを灰燼と化したせいなのだろう。

 ちゃんと観察してみれば、その半径10メートルの範囲の大地は抉れてたり、焦げたようなあとが残っている。

 

 俺の観察不足ってやつですね。

 戦う際に、情報は何よりも重要だってことを生前に、あらゆる文献(漫画やラノベ)で学んできたというのに……!

 次からはなるべく気をつけようっとっ。

 

 さて、考えてみよう。

 まず、生身の髪の毛だけの状態でヤツと戦うのはあまりにも無理があるだろう。

 何せ俺のできる遠距離攻撃は、先ほど試した毒汁ピュッピュしかないのだから。

 あのピュッピュはせいぜい1メートル飛べば良い方だろう。

 そんなんでは、あの赤い葉に俺の毒汁をぶっかけるなど夢のまた夢ですわ。


 では、どうするか。

 まず思いついた作戦は2つ。

 

 作戦その1!

 簡単に考えられるのは、やはりスキルだにゃん。

 火耐性スキルを持つ虫などの生物を探しだして寄生、そして主導権の掌握。

 それから本体である俺自身は、その生物の背面で火球を凌ぎながら接近し、ヤツに寄生するという寸法さ。


 まぁ、これも実際のところは無理だろうなあ。

 周りに何も存在しないということは、あの高レベルで耐久値の高いエビレグウィーちゃんすらも屠ったのだろうからねー。

 ってことは、あの赤い植物は、エビレグウィーちゃんよりもレベルが高い可能性は十分に考えられるよん。

 つまり、あの高レベルの火力に耐えられる生物に寄生できる戦力が、生身の髪の毛にあるのなら、最初から苦労なんてしないだろうってことさ。

 

 それではお次に、作戦その2!

 さっき蟻さんから手に入れたった【スキル:穴掘り LV.1】。

 コイツを使って地下から接近。

 そして、根、もしくは茎に我が毛根を付着させれば、それで終了。

 懸念があるとすれば、動いているところからして、ヤツには今までの生物よりも高い精神力が備わっている可能性が高いということくらいか。

 

 まっ!

 寄生を主戦力としている以上、このリスクはいつでも背負わなければならない訳だし、考えても仕方ないよねっ!

 それじゃあ、作戦その1&作戦その2。

 どちらかを選ぼうか。

 

 うーん、やっぱり作戦その2かなぁ。

 作戦その1の方は、無理だと思えてきたよん。

 だって、いくら親近感の湧く儚い能力値の蟻さんとはいえ、姿形すら残さず消し飛ばす威力の火球だからね~。

 そんな危険に自ら突撃するなんて……想像してたら少し興奮してきてハァハァしかけちゃったよっ。


 よし!決めたっ。

 作戦その2にしよう。

 そうと決まれば、【スキル:穴掘り LV.1】の実験からだね!

 

 待ってなさいな、赤き植物さん。

 このワタクシが華麗に、貴方の全てを奪って差し上げますわ。

 オホホホ。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ