↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ザ・ホワイトノイズ  作者: 藍染 迅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/7

白い部屋

 そんな馬鹿な……。ヒロシは頭を抱えた。

「それどころかだよ。目撃者もいるんだ。目の前で家族が消えた、友人が消えたってね」

 ヘッドホンで動画を見ていた息子が突然目の前から消えた。そういう類の通報が全国の警察に入ったらしい。

「そんな馬鹿なこと」

「そう思うよな? 警察もそう思った。動画が削除される前にある県警で捜査員が君の動画を視聴したんだ。どうなったと思う?」

「消えたんですか?」

 ははは、と警察官は力なく笑った。

捜査本部ごと(・・・・・・)失踪した」

 ヒロシは吐き気が込み上げてきた。

「一体何なんだね。あの動画は?」

 泣きそうな顔で捜査員が尋ねた。

「ただのホワイトノイズですよ。チューナー音とレコード音を重ねて、白い画面を付けただけです!」

 震えながらヒロシは答えた。

「白いらしいな。画面だけ見たり、途中だけ見た人間は生き残っているんだ。そいつらの証言によると『白い部屋』の映像だったそうだ」

「白い部屋……」

「どこまでも広がっているんだと。横幅も奥行きも限りなく。そこへ引き込まれそうになるんだと……」

「白い部屋……」

「|どこかにつながっている《・・・・・・・・・・・》。そう感じたそうだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。