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第41話 1日目(前半)

ブックマーク、いいね、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願い致します。

俺は、リサと待ち合わせをした駅に向かった。


待ち合わせ場所には、超絶に目立っていた姉妹がいた。

二人ともTシャツに短パンとカジュアルだが、オーラからして違かった。


俺らを見つけると、二人して手を振ってきた。

俺とリサは会釈をした。


「手を振り返すのが正解なのでしょうか? 何か独特のルーティンかもしれないので、会釈にしたのですが……」

「正解だ。あれは独特のルーティンと俺も思っている。さすが俺のメイドだ」


「も〜〜!!手を振ってよ〜〜!!」

「そうだよーー!!」


「いつかな」


無事に集合できたため、俺らはホームに向かった。

客観的にみると、リサは姉妹の友達かなんかで、俺はマネージャーみたいだった。

俺だけ場違い感が半端ないが、まあいいか。


電車代は姉妹の奢りだ。

『お金はいらないよ』と言ったのに、4人分の交通費はバイト代から出す!!と頑固だった。


結構高いのに、二人ともモデルのバイトで貯まっているらしい。


モデルか。

ファッションモデルだからまだいいが、オカズにされるのは嫌だな。

俺は人のことを言えないけどさ。


まあ、女性向け雑誌なので、オカズにされることはないか。

いや?

世の中の強者は購入しているかもしれないな。

須子は持ってるな多分。


電車の中では、椅子をひっくり返して、向かい合わせで座った。

俺から見て、左に妹、右に姉は変わらないな。

ねえ、落ち着く位置とかあるの???


電車の中では、色々と雑談をしただけであった。

ただ、俺にはとってはすごく楽しい。

旅行だからか、それとも、学校でもないのに目の前に二人がいるからか、いつもよりニヤニヤが止まらなかった。


修学旅行に行ったことがなかったが、これより楽しいことはないだろう。

今年も行かなくていいんじゃないかなと思えるほどだ。


姉は途中で寝てしまった。

それがいいだろう。姉らしくてな。


妹は駅弁を取り出して、もぐもぐ食べているぞ。

これも、妹らしくていいか。


リサは少し緊張しているのか、躾けられた正しい姿勢で座っている。

リサらしいな。


俺は、俺らしく景色を見ながら、悩み事の解決方法を考えたりしていた。


そう。

その悩みは、俺の下半身がもつのかという問題だ。


1週間耐えられるか心配だ。

流石に、別荘で、というのもリスクが大きい。

見つかったらおしまいであるし、痕跡を残しても、幻滅されてしまう。


とりあえず、俺は準備期間に須子にラインで相談していた。


「何日なら我慢できる??」

「おいおい。数学の問題かよ。まあ、僕は今賢いんだけどね!」

「どういうことだ?」

「時間の単位を日数に直せってことだろ?」

「あ、やっぱなんでもない。賢すぎる時間で何よりだ! じゃあな」


と、まともなデータは得られなかった。

やはり1週間はきつそうだ。

美女と生活しながらか……。キツイなーー。


そんなことを思いながらも、目の前にいる二人を俺はずっと見つめていた。


2時間くらいで別荘の最寄駅に着いた。


都会から離れ、木々も多いため、本当に空気が新鮮だ。

都会よりは、田舎の落ち着いた雰囲気の方が俺は好きだな。


ただ、どうしても住めない理由があるんだよな。


大人になったら田舎に住もうと思ったが、何度も思考をめぐらせ諦めてしまう。

まあ、いいか。


駅からはバスに乗って30分。ついに別荘に着いた。


「おじゃましま〜す」

「お邪魔しまーす」

やはり2人は噛まなかった。


そこは『お邪魔しまぢゅ』だろ?

2回目でも噛んだぞ?俺は。


「本当に大きい〜〜!!」

「大きくてすごいーー!!」


別荘を見て驚いている。

決して下ネタではないだろう。


「大きい方かな?詳しくは後で説明するけど、部屋も4つあるし、小さいけどジムとかもあるよ」


「ねえねえ、プール見ていい?」

「ねえねえ、プール見ていい?」

二人がはもった。


「いいけど期待するなよ?」


二人はトコトコと3歳児みたいにプールを探しに行った。


「おお〜〜すご〜い」

「おおーーすごーい」


「まあ、小さくはないかな? 20メートルあるし、屋根もつけれるし、外からは見られないようになっているぞ」


「いやいや凄すぎるよ〜〜」

「凄すぎる!」


周りを見ると、埃が結構溜まっていた。


「最近はあんまり使ってないのか」

「ええ。そうみたいですね。調べたとここ最近ではちっとも。掃除をさせようとしましたが……」


「まあ、掃除も醍醐味だろう」

「そうですね」


「とりあえず、俺とリサで掃除するから休んでていいよ?」


「ダ〜メ〜! 1週間お世話になるんだからわたちもやる」

「そうそう どちらかといえば2人は休んでてよ!!」


「俺らもやるから!!」


と言うことで、床からキッチンからトイレ等あらゆる所を分担して掃除した。


部屋が多いというのは面倒なものでもあるな。

でも、個人的には、面倒ではあるが、みんなで雑巾かけたりして結構楽しかった。


ちょっと、一休みをして、窓から景色を眺めていたら、『ちょっと〜〜、男子ちゃんと掃除してよ〜〜』と姉の方に見つかり、テンプレでいじられてしまった。


中学生みたいだな。

いつもゴミ捨てさせられてた過去を思い出すな。

中学生の頃に経験できなかった青春を取り戻せた気がするな。



最後はプール掃除。

広いので、4人でやることにした。


黙々とタワシで磨く。

とりあえず、掃除しながら、部屋割りとかも決めたりはした。


そんな中、姉の方が『え〜い!!』と言いながらホースを妹の方にかけた。


妹の方がびしょびしょになってしまったではないか。


「ちょっとーー陽菜ねーーやめてよーーー」


そう言って、手に持っているバケツで、今度は妹が姉をびしょびしょにした。


こらこら。二人ともダメではないか。

服がびしょびしょではないか。

乾燥機を貸してあげようではないか。

この間みたいに。


残念なことに今回は二人は下着を持ってきているんだよな。

ワンチャン忘れてねーかな。


まあ、びしょびしょのため、服の上からでも、下着の形が見れるから満足である。



掃除は1時間くらいかかってしまった。

無事に綺麗さを取り戻した。

計画では30分くらいのはずが随分かかってしまった。

何でだ。

俺はただ、真剣に下着の形を見ながら掃除をしただけなのに。



「お疲れ様。一休みするか?」



「掃除したからプール入りたい!!」

「掃除したからプール入りたい!!」


「元気だな。好きにしてくれ!」


「は〜い」

「はーい」


妹の方が、いきなり俺の目の前でズボンを脱ぎ始めた。


おいおい。

そこまでか? 無意識すぎるだろ!!!


少し、白い布が見えた。


え。

また白いパンツ?


いやいやそうじゃねえ。


「おいおい!!俺まだいるって!!」


思いっきり、後ろにバックステップをして、それから後ろを向いた。


それを見て姉の方が爆笑しやがった。

いやいや。流石にそれは笑えないって。


「あ〜〜も〜〜やめてよ〜〜〜!!あ〜〜面白い!深月ちゃんもわたしも、水着着てきたんだよ〜〜」

「え」

「パンツ見えたと思ったの〜〜〜?」

「いや、いきなり脱ぐから……」

「じゃあ、そうじゃん!!」


はっず!!


仕方がないだろう。

妹はそういう奴なんだから。


第一、俺は白いパンツ一回見てんだよ。

全く。びっくりさせやがって。


「ほーら!水着だよーー」と上半身Tシャツで下半身が白いビキニ姿になっていた。


下着ではなかったのか。

それもそれでみせるな。


姉の方も服を脱ぎ始め、水着になった。


脱ぐのはダメだろ??

そこの過程で十分お腹も下腹部もいっぱいなんだぞ。


二人はビキニ姿になった。

妹は白、姉は黒の色違いだった。


なぜか腰に手を置いて、『どう?』とモデルのポージングをした。


あああああああああ。

モデルの二人が、俺に水着姿を見せつけてくるんですけど……


でけえ。溢れんばかりの胸

寄せなくても、谷間がすげえ。

おそらく普通サイズの水着だ。

しかし、小さく見えるな。

少しずれたら見えるぞ?


なんで、女子は水着だと恥ずかしくないんだよ。

布厚さが、とかどうたらこうたらいうけど、見えてる表面積は変わらないぞ?


「どう?〜興奮した〜〜??」

「変態だからねーー」


「さ、さすがモデルって感じだ……」


「わ〜い!」

「わーい!」


「じゃあ、早く着替えてきてね〜〜」


「お、おう」


「先に入ってもいいーー??」

「いいよ。好きにしてくれ」



二人はプールに向かって行った。


リサも着替えに行かせ、俺も部屋に向かった。


このままでは色々危険だ。


インナーを10枚重ねくらいにするか。

1枚しか持ってないぞ。


目のやり場にも困る。

思った以上だった。

どう考えたって、あの谷間は見てしまうぞ。


何が準備万端だ。

とりあえず困ったら、『なぜ生命が存在するか』とか、『死んだらどうなるのか』を考えるか。


着替えも終わりプールに向かった。


二人はまだ入っていなかった。

どうやら、浮き輪や遊具を膨らましたいらしい。


一生懸命、二人で交互に膨らませている。

姉妹の間接キスというものを拝めて満足です。


「おお!!着替えてきたね!!いけてる〜〜!」

「似合ってるよ!!」


「ありがたいが、俺は学校とあまり変わらないだろ」


「え〜逆に私たちは何が違うの?」

「変態だーー」


「色々と、あるだろ……」


「てか、膨らますの手伝ってくれない??」


「いいよ。膨らましているから、先入ってていいぞ?」


「わ〜い!!」

「わーい!!」


二人は思いっきり飛び込んだ。

残念なことにポロリはなかったが。


ただ、水も滴るいい女って言葉の意味がわかった気がするぞ。


『冷た〜い』『冷たーい』と騒いでいる。

二人でぱちゃぱちゃと水を掛け合っている。


タダで見ていいものなのか?


とりあえず、遊具を膨らませてやるか。


ん? 

このまま口をつけていいのか?

3pになってしまうぞ? 間接キスの。

流石に3pはダメだよな。


俺はとりあえず、空気入れを探しに行こうとした。


「どこ行くの〜?」

「膨らませる道具ないか探しに行こうかと……」


「そのままやればいいじゃ〜〜ん!!」

「そうだよーー!! 男の子なら、ちゃんと膨らませてーー」


妹が言うと下ネタにしか聞こえないな。



二人は気にしてなさそうなので、俺は堂々と3pをした。


一生懸命膨らませている俺を見て、姉の方が、「裸で泳いで泳いたいな〜〜!!」といじってくる。


「もーー。二人じゃないんだから!!」


え?

隠しカメラ置いて、俺出かけるよ??


なんで妹の方は、無意識に俺の俺を膨らませようとしてくるの??



「失礼致します」


リサも着替えてきた。

リサを見た時に俺はびっくりした。


「え。それ買ったの?」

「はい。無作法でしたか?」

「いや。大丈夫だ」

「よかったです」


金髪貧乳ロリがスク水きてるぞ。

別に妹みたいな存在だ。興奮はしない。

ただ、世の危ないおじさん達には見せてはいけない気がする。


まあ、ロリ体型には一番スク水が似合っているか。


「リサちゃん!!かわいい〜〜」

「一緒に遊ぼう!!」


リサは照れながらも、一緒にプールに入って行った。


何とか、俺も遊具を膨らませ終わった。


「ありがとう!!入りなよ〜〜」


俺が戸惑っていると、「入りたくないのーー?」と妹が心配している。


「いや、入るけど……」


なんかエロくね!?

学校の授業もそうなんだよ?


でも、なんかこれ混浴じゃん。

いや、女湯だろこれ。


水着は着ているけど、小さな空間に女子しかいないし。


プールサイドに立って、しゃがんで、水の冷たさを調べていたら、両腕を姉妹に引っ張られ、プールへダイブさせられた。


頭から水中にダイブしたため、二人の下半身が近くて焦る。

そして、パンツが脱げそうでめちゃくちゃ焦った。


「イエ〜イ!」

「イエーイ!」

二人は楽しそうだった。


「焦ったぞ!!」


「ごめんごめん!! とりあえず遊ぼ??」

「遊ぼう!!」


「おう」


俺は、大きなボート風の浮き輪に横になりながら、ただただ、ゆらゆらとながされていた。


晴天を眺めつつ、姉妹が交互に胸を押し付けながらおんぶして泳いでいる姿を観察したり、死体ごっこしているリサを心配したり。


時たま、姉の方にボートを転覆させられたり、妹に水をかけられたりもした。


クッソ楽しい。



お昼の時間になり、姉妹が家でおにぎりを作ってくれていたため、プールサイドで食うことにした。


ほぼ裸の人が近くでご飯食べているんですけど……

目のやり場に困る……


おにぎりは相変わらず美味しい。

俺でも結構食えそうだ。


段々と、当たり前のように、姉妹の手料理を食べている自分が少し怖いが。


妹はおにぎりを10個くらい食べているが、本当に細いな。


ご飯を食べた後も、再びプールに入った。


楽しい時間はあっという間に過ぎた。


長くなってしまったので、1日目分割しました。

後半はサクッと進みます。

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― 新着の感想 ―
更新おつかれさまです! 1日目前半でこれだけということはこの合宿はそこそこの長編 つまり2人との進展もかなりあるのでは!?と推察しますw どこまでコメディ寄りながらサービス回になるのか楽しみですね
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