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こまかい詩集

詩 同じ悪夢を見るたびに

作者: 仲仁へび



 同じような悪夢を見るたびに


 またかと思うんだ


 いつまであらわれるつもりなんだ


 過去の亡霊 血塗られた戦場


 悲劇に酔うことすら飽き飽きしてきた


 感情はすり減るものだよ


 いつまでも昔のままじゃいられない


 悲しむことさえ幸いだったと


 いったい いつ気づいただろう


 自分の失敗も 友の死も


 月日が経てば ただの情報


 ああ そんなこともあったよね


 それで?


 どうすればいい?


 お墓の前で泣けばいいのか?


 花でも供えて涙をこらえればいいのか?


 こんな風にはなりたくなかった


 悪夢よ


 お前はどうすれば終わらせる事ができたのだ?



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