行動方針
今回はかなり短いです。
そろそろストックが尽きそう…
2020/8/20 改稿
自分が実際に見た情報以外は、信憑性が持てないことが判明した。これからは自分を鍛えつつ、想定よりも多く情報収集に時間を割かなければいけない。
ただ、これはあの神の言葉が信用出来ない可能性を示しており、奴の矛盾を見つければ他の勇者候補を説得出来る材料になるかもしれないということだ。そういう意味ではこの時間も全くの無駄では無かったということだろう。
さて、とにかくこれから必要なことと行動を書き出してみよう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
❮行動方針❯
①戦闘技術の向上
→ギルド講習の受講、大河の森の探索(イリスに相談)
②この世界の常識の調査
→それとなくイリスやソフィアさんなんかに聞いてみる。
③この世界の神についての調査
→図書館や本屋の探索、可能であれば教会や聖職者への接触
④勇者や魔王、英雄についての調査
→図書館や本屋の探索、冒険者ギルドで過去の高ランク冒険者なども調べてみる、可能であれば支配階級や知識人への接触
⑤魔王誕生の兆候に関する調査
→行商人や旅人からの聞き取り
⑥この世界の国家についての調査
→行商人や旅人からの聞き取り
⑦路銀の確保
→ギルド依頼の受注、大河の森の探索(イリスに相談)
⑧装備の確保
→メインはやはり剣か?(イリスに武具屋を紹介してもらう)
⑨勇者候補の行方
→基本は行商人の噂や短い期間で冒険者ギルドのランクを上げている者などを探してみるか?
最悪はあえて勇者候補の噂を流してみるのもありか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
とりあえずこんなところだろうか?ギルド講習を受けるにしても依頼や大河の森の探索をするにしても、やはり早急に装備を揃える必要があるだろう。
どこでも入手がしやすく汎用性が高いのは、やはり剣だろうか?確か相手のリーチの外から攻撃出来るため素人には槍も扱いやすいと聞いたことがあるような気もするが、森で使うには取り回しが不便だろう。
あとは盾を装備するかどうかによっても変わってくるだろうが、対人の際にはなるべく非殺傷にしたいので峰打ち出来る刀があればいいのだが、そこまで贅沢は言わないのでせめて片刃の剣があればいいのだが…
ただ、武器ならある程度使えるジョブなので、状況に応じて臨機応変に形状が変わるような武器があれば理想だな。
イリスにはいろいろ聞きたいこともあるし、明日は早起きしてイリスに予定を確認してみよう。
ある程度行動方針も固まった俺は、激動の一日の疲れからか泥に沈むように意識を手放した。
ようやく1日目が終了しました。
もうしばらくはゆっくりしたペースで話が進みます。