表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/129

薄暗い部屋

初投稿・初連載です。

お手柔らかにお願いします。


2020/8/20 改稿

「うっ…」


 頭の痛みで意識が浮上する。

 地面からは固い感触、どうやら倒れているらしい。

 目を開けてゆっくりと身体を起こす。

 辺りを見回すが薄暗い。夜なのだろうか?

 目を凝らしてみるがどこまでも薄暗い空間が広がっている。


「ここは…どこだ…?」


 意識が戻る前の一番最後の記憶を辿ってみる。


 確か学校帰りにいつものように近所の神社で野良猫を撫でていたはず。

 その後は…


「確か別の猫が咥えて持ってきたものを受け取って…」


 どうにもそこからの記憶が曖昧だ。こんな場所に見覚えはないし、来たこともない。


 ――拉致とか何か事件に巻き込まれた?――


 嫌な想像が頭に浮かぶ。


   

 ――助けを呼んでみるか?――


 しかし、犯人が近くにいると危険かもしれない。


「そうだ!スマホ!!」


 ズボンの後ろのポケットを探るが、入れてあったはずのスマホがない!

 それどころか持っていたはずのカバンも見当たらない。


 手足は縛られていないようだが、かなり広い部屋に閉じ込められているようで、どれだけ目を凝らしてもドアも窓も見当たらない。


「そもそも窓も照明もないのになんで真っ暗じゃないんだ…?」


 ――こんなところ早く出て家に帰らないとっ!――


 パニックになりそうな心をなんとか落ち着けようとしたとき、


「お目覚めかな?西田 信人君」

 

 声に振り返ると、薄闇の中にその男は立っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
良ければ評価をポチ…(≧∇≦)ノ凸として頂いて、ブクマ登録や感想やレビューなんかも書いてくれちゃったりすると作者が喜びます!
― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは。第一話、拝見させて頂きました。 開幕早々、ひとけがなく見覚えもない場所に…そんな状況に唐突に立たされ、動揺しつつも様々な思考を巡らせる主人公…今後がどうなるか楽しみです。
[良い点] 1話目から話に引き込まれました。続きも読もうと思います!! [一言] ブックマークしちゃいました。 応援しています!
[良い点] まだあらすじと1話目ですが、また寄らせていただきますね!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ