部活見学
初めまして!
小説に憧れはあったもののなかなか書く機会がなかった私ですが、
このサイトで小説デビューしてみました!
少し癖のある話ですが、読んでいただけたら嬉しいです!
また、誤字・誤植・脱字の天才です…(苦笑)
もしあったら遠慮なく報告お願いします。
「青藍〜!どこの部活に入るか決めた〜?」
「花萌っ!いきなりびっくりしたよ〜」
「澄峰高校の部活動って、たくさんあるらしいね!」
「へぇ〜。そうなんだっ!花萌はどこ入るか決めたの?」
「まだ決められなくて…。ただ、緩い部活希望かな〜」
「え、どうして?なんか花萌らしくないね?」
「い、いや…なんとなく…。」
「私は花萌に合わせるよ!」
「ありがとう…いつも。」
「こちらこそだよ!」
これで…いいんだよね…。周りに合わせられてるよね…大丈夫大丈夫…。
「ね、青藍!放課後見に行こうよ!」
「え、あ、…うん!行こ!」
「…なんか青藍ってさ、挙動不審っていうか…。」
「え…そう?」
「まぁ、それが青藍だもんね!」
「うん…。」
気づかれてはいなそうだけど…。
「書道部に茶道部…文芸部に美術部、本当にたくさん…!文化部だけでもざっと10部くらい…」
「これで、さらに運動部は文化部の倍以上あるんだって〜」
「花萌の言った通り、凄く多いんだね〜。」
「青藍はどこ入りたいとかあるの?」
「う〜ん。とりあえず回ってみようよ!」
「そうだね!」
本当は、緩い部活…というより、大きな活動をしない部がいいと思ってる…。
私の先祖は交通事故を起こし、多くの人を巻き込んでしまった。それも、はっきりとした原因がわからないまま亡くなってしまった。
年月が経った今でも、私達子孫は交通事故の原因とされている先祖を、勝手に憎んでいる一部の人達から命を狙われている。
なんで…こんな家系に生まれてしまったんだろう。
「花萌…?どうかした?」
「いや、なんでもないよ!」
「そう…。ならいいんだけど。最近いつもより元気ないよ…?」
「そんなことないよ!大丈夫!そういえばもう仮入部始まっているんだってさ!」
「そうなんだ〜!」
「もしかして、部活見学を?」
「あれ?同じクラスの若菜ちゃん?」
「うん!」
「もしかして、もう仮入部してるの?」
「そうなんだけど…よかったら、天文部に入らない?」