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2 金さんを銀さんが追いかけて来たようです

俺は,ゴールド・ゴンザレス。

皆にはゴルと呼ばれている。俺の可愛いシルには愛情を込めてクソゴリラと呼ばれている。

照れ屋の可愛い婚約者だ。

俺には前世の記憶がある。俺は第二次世界大戦の時軍隊に居た。南方の戦線基地に駐留していた。俺は通信班だった。通信ケーブルを設置しているときに敵の爆撃を喰らい死んで仕舞った。

俺には言い交わした女がいた。銀子さんと言う人だ。彼女とはこの戦争が終わったら、結婚しようと約束をしていたのに、約束は果たせなかった。

俺はあの世とこの世の中間に居て、銀子さんを見守っていたのだ。もうそろそろ銀子さんと一緒にあの世に行けると思っていたが、いつの間にやら、この世界に生れてしまった。前世では金太郎という名前だった。

今世の名前とリンクしている。シルは銀子さんだ。一目見て分かったが、シルは前世の記憶を持っていないようだ。でも俺を追いかけて来たに違いない。今世こそ銀子さんと一緒に、いやシルと一緒に添い遂げる。


俺には,この世界では貴重とされている力がある。きっと神様が、シルを守れる様に下さったのだ。

俺は、学校もシルと一緒に卒業出来る様にずっと落第し続けた。シルは俺の事を、馬鹿だと思っているだろうが、其れは違う。俺は、こう見えて天才だ。この世界に来た時俺は沢山の力を得て来たのだ。

シルも,何らかの力があるようだが今は分からない。


この世界は、チョット変わっていた。魔法がある。初めは変わった手品かと思ったが、皆普通に使っていた。魔法が使えないと、此処では馬鹿にされる。生活にも支障を来たす。

例えば風呂、便所、料理、これらは魔法が活躍している。魔法がないと、誰かの世話にならなければ,風呂にも便所にも、料理を作る時にも不便なのだ。嫁の条件は、火魔法と水魔法を使えると良くなる。

だれでも、勉強すると使える様になるが、魔法の威力は人それぞれだ。体内魔力が関係している。

俺には、無限の魔力がある。いくら使っても無くならない、凄い力だ。

後は光の属性だ。これは滅多に見られない、別名勇者の属性と呼ばれる物だ。この2つが神様から頂いた力だと思っている。

だから、困った人を見たら、助けなければ成らない。其れが僕に架された使命だ。


今も道端に、妖精の幼生がいる。魔力が無くてお腹を空かせている。これは助けてあげないと、俺は妖精の幼生を拾い上げ自分の魔力を分けてあげる。元気になったら、誰か気に入った人に名前を付けて貰えば良い。そうすれば、この幼生の妖精は、立派な妖精になるだろう。

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