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6 ???ルナール

『アッツ!!』

(だから言ったのに…それよりも、)


結界内の温度に触れた四天王たちは顔が真っ赤になっていた。

それをソレイユはあまり気にせずにルナに駆け寄った。


「ルナ、大丈夫?」

「あぁ、まだ余裕。今回も最大50%で戦うつもりだから。」

「それがいいと思う。それ以上で戦うと私の結界が持たないからね。」


次の試合のことを話し合っていると、ルナールが近くによってきた。


「こんばんわ。ルナさん、あなたが私たち魔王軍の新しい仲間ですか。」

「そうだよ。よろしくね!えっと、君の名前は…」

「ルナールだよろしく。と言って握手するのはおかしいですかね?この後、戦うのに…」

「いや、おかしくないよ?もう俺たちは仲間なんだ。ほら、握手しよ?」


ルナは手を出しルナールの手が伸びてくるのを待った。


「・・・」

「・・・」


しかしルナールの手がなかなか伸びてこないためついにソレイユが口を開いた。


「あんた、いい加減にしなさい!ルナが握手しようと手を出してくれてるのに、なんであなたは出さないの?」

「それは…」

「なに?ルナが嘘をついてると言いたいの!?もう頭きた、あなたは私がやる!!いいよね、ソウル!!!」


ソレイユの怒りに驚いて周りの四天王達は目が点になっていた。そんな中ソウルは頷き許可を出した。


「いいぞ。ソレイユお前の戦い方を見せてみろ。」

「なら俺はしばらく休憩か。ソレイユ、頑張ってね。」

「うん、あいつは絶対に倒す。」

「ルナール、死なないようにね。」

「え…」


ルナはルナールに一言残しその場から離れた。


ーーーーー


「時間だ、今度は俺が結界を張る。」

【三重結界】

「ソレイユに比べて分厚い結界だな。」

「あぁ、ソレイユはもう人間じゃない。あの時よりも力は強くなってるから一つだと割れる可能性があるんだよ。」

「なるほどな。そういやソレイユの魔力共有は切ったか?」

「あっ…ちょっと待って…よし、切った。これでソレイユは魔力が無くなるまで動けるけどなくなると消える設定にできた。」

「はは、ルナはほんとに器用だな。」


ーーーーー


ソレイユは結界の中で魔力が自分に流れてこなくなったことに気がついた。


「あっ、魔力共有がきれた…これでやっとハンデなしで戦える。」

「そ、それでは始めましょう。」

「いくよ、【ヴィトレイル】!」

「【爆破】」

「あっ、われた。うぐぐ、まだだ!」


ソレイユは自分の周りにガラスを出したがすぐにルナールに爆破されてしまった。

しかし、ソレイユは諦めずに何度も出し続けた。

すると、次第に破れる数が少なくなっていた。


(何かがおかしい…)

「何かがおかしい…今そう思っちゃった?」

「なぜわかった。」

「それはなんとなく、一つ教えるとするのなら。ルナと違って私は手加減はしない!はっ!」

【魔力制限解除】

【攻撃強化】【ロックオン】

【守備強化】【速度強化】

【ヴィトレイルシールド:オート】

「な、なんてオーラだ。ルナよりもはるかに強い。」


ソレイユは連続で魔術を使い最強の状態になりルナールの前に立った。そんなソレイユを見てルナールは足を震わせていた。一撃でも喰らえば死ぬ、肌でそう感じとっていたからだ。


「魔族よ無に帰れ!【聖なる光】」

「うぉと、危ない!」

(あまり攻撃は速くないこれならまだいける。)

「避けれると思った?」

パンッ!

「私の攻撃はガラスに当たると跳ね返る。」


ソレイユはガラス越しに見えるルナールを見下ろして何度も攻撃をした。


【聖なる光】【聖なる光】【聖なる光】

【聖なる光】【聖なる光】【聖なる光】

【聖なる光】【聖なる光】【聖なる光】

「ぎああああああああ!!」

「灰にな、れ…」


後少しでルナールが消滅するところでソレイユの手が止まった。


「あ、あれ体がうご、かない。」

(どうして!魔力もまだ残っているはずなのに。まさかルナ!)

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