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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

自殺少女と救出少年

作者: リストカイ

・私は今日自殺しようと考えている。




場所は学校の屋上




私は死んで開放されたいのの地獄から。


私は家庭内で親から暴力を振られる毎日、大学に入り独り暮らしをしたらかわれると希望を抱き日々生活していたが限界だ。父親は酒に溺れ、母親は父親からの暴行から逃げるかのように故郷へ一人出ていった。母親が家を出て私は気づいた。




「あぁ、ついに捨てられたんだな」


と、母親が居なくなり私に対する父親からの暴行が更に増加していった。


酷いときでは、顔に一生物の傷が残るような怪我をしていた。




私や唯一の休息の場所である学校も最近では嫌になってきた。


学校ではイジメなどは無いが怪我を見た友達から引かれたり、同情されたりするのも


辛くなってきた。そんなある日一人の少年が話しかけてきた。




「大丈夫?」




そんな言葉かけられても私は嬉しくはなかった。


ただただ余計なおせっかいとと思いつつ




「気にしないで」




と答えた。


そして自殺しようと決心した日、


私は学校の屋上へと足を運んだ。


屋上に到着し、そこでは夕日が沈み月が登りかけている


もう生徒は誰も校舎にはいない。


さっきまで聞こえてた部活の声もなくなった。


私が安全柵を登ろうとしている時、背後から音がした。




「何をしているの?」




ここは普段生徒が立ち入らない屋上だ。そんなところで声が聞こえたから驚き後ろを振り返った。そこには以前話しかけていた少年がいた。




「君こそこんなところで何しているの?」




と私は自分のことを棚に上げ質問で返した。




「君があのとき『気にしないで』っていったけどあれは嘘だよね?


ホントは助けて欲しかったんだよね」




少年は少女の気持ちをわかっているかのように話してきた。


それに対し私は苛ついた。




「わかった気にならないで。あなたに何がわかるの?


親に恵まれ、のうのうと暮らしているあなた達に」




私は少し心が痛くなりながらもそう言った。




「ごめん。」




「僕は君が親から何をされたかわからない。だけど君の相談には乗れる。君を助けてられる。」




「…」




私はその言葉を聞いて黙った。けど私にはその言葉はもう遅かった。もう耐えられないと決心を決めてしまったからだ。




私は彼の言葉を無視して、安全柵を登ろうとした。




「もう心代わりはできないの…?」




と少年は切なそうに言った。




「もう、遅いんだよ、私はもう何年も耐え続けた。もうすぐ開放されると信じつづけた。


でも私が逃げたら母親は?結局はあいつに暴力を振られる」




「君が死んだら、それこそ母親へ暴力が行くんじゃないか?」




「私が自殺し、遺書で大事にし、あいつを捕まえるしかないの。私にはその選択肢か」




「それこそ、警察に通報すればよかったんじゃないか。」




「そんなの、何度もしようとしたに決まってるじゃん。でもだめだった。証拠不十分で相手にしてもらえなかった。」




「それなら、私が何とかするしかないじゃん。」




そう言い、私は安全策を登り、


私はやっと開放されると思い、そのまま飛び降りた。




「なんで…」


と少年は最後に言ったのを横目に目を閉じた。




僕は何が間違ってたんだ…


少年は泣き崩れるようにその場に伏した。




僕はある日、学校で一人の少女を見つけた。


その子は学校では家でDV(ドメスティック・バイオレンス 通称:家庭内暴力)を受けているという噂が流れていて、その少女に声をかけてみた。




「大丈夫?」




と、でも声をかけてから気づいた。


大丈夫なわけがないと。その少女は制服の上からでも弱っているということがわかる。


それなのに僕はこんな残酷な一言をかけてしまい、申し訳ない気持ちに蔑まれた。




「気にしないで」




とその少女は答えた。


大丈夫なわけがない…


僕はその少女が今にも泣きそうな顔でそう答えたのが心に残った。




僕は、あんなことを言った罪悪感に蔑まれ、少女のためになにか手助けはできないか考えた。


でも考えがまとまらなかった。




少女を助けようと考えれば考えるほど少女が傷ついてしまうのではないか?




という気持ちが増えていった。




僕はある日、少女が屋上へと行こうとしているのを見かけた。




放課後に何をしに行こうとしてるのだろう?


と考えつつ、少女の後をつけた。


少女は昏鐘が鳴るまでそこにいた。


そして暗くなり生徒がいなくなり少女は安全柵を登ろうとした。


それを見て僕は考える前に足が出た。




「何をしているの?」




僕はわかりきった質問をした。


少女は暗い顔をしながら




「君こそこんなところで何しているの?」




君が心配できたなんて言えない。けど気になってしまい、


聞いてしまった。




「君があのとき『気にしないで』っていったけどあれは嘘だよね?


ホントは助けて欲しかったんだよね」


こんなことを言うために来たんじゃない…


僕はあの時のことを謝りたいんだ…


君に…




「わかった気にならないで。あなたに何がわかるの?


親に恵まれ、のうのうと暮らしているあなた達に」




「ごめん」




僕は2つの意味で謝った。少女の言うとおりだ。


僕にはわからない。偽善で手助けしようとしていたんだ。




そう僕は気づいた。でももう僕は後戻りできなかった。




「僕は君が親から何をされたかわからない。だけど君の相談には乗れる。君を助けてられる。」




僕の言葉はもう少女には届かなかった。


少女が柵を登っているのをみて。




「もう心代わりはできないの…?」




と言った。でも少女は何かを決心している事に気付いていたが、それを受け止めれなく聞いてしまった。




「もう、遅いんだよ、私はもう何年も耐え続けた。もうすぐ開放されると信じつづけた。


でも私が逃げたら母親は?結局はあいつに暴力を振られる」




「君が死んだら、それこそ母親へ暴力が行くんじゃないか?」




「私が自殺し、遺書で大事にし、あいつを捕まえるしかないの。私にはその選択肢か」




「それこそ、警察に通報すればよかったんじゃないか。」




「そんなの、何度もしようとしたに決まってるじゃん。でもだめだった。証拠不十分で相手にしてもらえなかった。」




「それなら、私が何とかするしかないじゃん。」




そう言い、少女は安全柵を乗り越え、飛び降りた




「なんで…」




僕は何が間違ってたんだ…




そして、泣き崩れるようにその場に伏した。




何が間違っていたか?


そんなの全てだ。


僕は気づいていた。僕はただの他人。少女に対し本気で助けようと考えてなかったからだ。




少女を助けるには少女の気持ちを踏みにじってでも僕が悪党となり彼女の決心を、無理矢理でも止めればよかった。




あの時、少女が多少傷つくような答えでも、少女の命を助けるには必要だった。




そういった罪悪感が心に残り泣き崩れた。




少女の親は遺書により捕まった。




少女は報われたのか?




この選択で良かったのか…?




他の最善策があったのではいか…?




少女の命を犠牲にする必要があったのか…?




____________________________________________________




追記。




この話の内容は実際の人物とかではないです。


フィクションです。


作者は先日、お昼ゴハンに鍋を温めてできるホルモン鍋を食べてたんですけど。


食べている最中に携帯の充電がなくなったので充電器を取りに行ったんですけど、


その充電器手が滑ってホルモン鍋にいれてしまったので、充電器が脂まみれになり、


中まで脂が詰まってて使えなくなってしまいました。


私は充電をしないという選択をすればよかったなと思いました。


特に内容と関係無い話ですみません。






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