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異世界の魔道具ライフ  作者: 多趣味な平民
四章 スラム

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閑話 キャラクター紹介のような何か

本文はキャラクター紹介ではありません。

ご注意ください

「フィーネと」「ユキによる」


「「キャラクター紹介~」」 


「さあっ! ついに始まりましたよー! 私達が主役の話が」


「キャラクター紹介をご希望の皆さん申し訳ございません。

 この話は我々視点での紹介になります」


「だいぶ偏った話になりそうですね~。たぶんルークさんで容量を使い切りそうです~」


「なぜ私達かと言うと、本編で最も謎キャラクターなのでネタバレしないように配慮した結果です。なので我々の紹介はありません」



「では早速やっていきましょう~!

 我々シルバーコンビがバンバン新情報を出して行っちゃいますよーっ!」


「シルバー? ゴールデンコンビではないのですか?」


「ゴールドって言うほどこの小説がメジャーじゃないですし、年齢的にもシルバーなので~」


「前半は認めますが、後半は異議ありですね」


「え~? 私もフィーネさんも歳ですよ~。フィーネさんなんて、もう「黙りなさいっ! 『ストーム』!」 危ないじゃないですか~」


 突然フィーネが凄まじい風魔術を放った。


 さらに猛攻は続く。



「敵を滅ぼせ、無限なる風『エリアルドライブ』っっ!!」


 数万を超える風の刃が一斉にユキへと降り掛かる。

 


「魔術で精霊に勝てると思ってるんですか~? 無に帰ってください『クリアウォーター』」


 ユキに降り掛かった風の刃が消えていく。



「私が対策していないとでも? 『ブレイク』」


 ユキに無力化されていた刃が今度は消えなくなった。



「私が体術は苦手だと思ったんですか~?」


 風の刃を最低限の魔力で逸らしつつ回避していく。


 数万の攻防を余裕でこなす。



「世界を氷に~『セルシウスキャリバー』」


 フィーネを中心に一瞬で氷の世界に変わる。



「フフフ、ユキ本気ですね。なら私も本気を出すしかありませんね

 ネフェルティア=ロア=ユグドラシルが「そこまでするなら私にも考えがありますよ~?」・・・・・あなたが始めた事です」




 話し合いをしております。しばらくお待ちください。




「では『ヒロインコンビ』で行きましょうか~」


「そうですね。我々にピッタリなコンビ名です」


 落ち着いたようだ。



「ビックリしましたよ~。本編に登場する予定もない極大魔術を使うなんて~」


「女性の年齢を言う者に生きる価値などありませんから」


「それに危うく秘密がバレるところですよ~。本気出し過ぎです~」


「あのレベルになると対処出来なくなりますので、つい」


「ところであの魔術なんですか?」


「ブレイクですか? ユキのために開発した魔力を乱す魔術です。体内の魔力以外は使えなくなります」


「危ないですね~。私じゃなかったらコンボ使用で確殺じゃないですか~」


「そのための魔術ですので」


 どちらも反省している様子はない。




「では気を取り直して! 『ヒロインコンビ』がお送りするキャラクター紹介いきましょうーっ!」


「最初は我らが主で物語の主人公! ルーク様です!!」


「わ~、パチパチパチ~。2章以外では主人公のルークさんですね~」


「つまり2章主人公の私と、それ以外の主人公であるルーク様。ヒロインは決まりですね」


「いえいえ、次からはユキ無双が始まりますから~。本編だって私の方がルークさんと会話してますよ~」


「フフフ、面白い冗談ですね。一度はっきりさせておきましょうか?」


 すいません、なんかユキみたいなバカキャラの方が動かしやすいんです。


 尺が無くなるんで争いは止めてください。



「まぁヒロインは今後に期待ってことで~。どうせハーレムの一員に落ち着きますよ~」


「私はルーク様が望むのなら2番手だろうと甘んじて受け入れるつもりです」


「え~。ウォシュレットの時は嫌がって応じなかったじゃないですか~」


「ええ、あの失態があったからこそ私はもう慌てることなく、ヒロインの心で全てを受け入れることが出来るようになったのです」


 フィーネの中で何かが変わったようだ。間違いなく変な方向に。




「ルークさんは関わっていない人ともフラグがビンビンな主人公さんですよね~」


「そうですね。今後間違いなく再登場するであろう人が多いですね」


「みんなキャラクター立ってますよね~」


「そうですね。我々ももっと個性を出していく努力をしなければ。

 キャラクターと言えばユキは神様と似てますけど、ヒロインが被るのはどうなのでしょうか?」


「その辺はネタバレの可能性もあるのでノーコメントです~。と言うか神様もヒロインだったんですか~?」


 いえギャグ担当です。




「一部の方からは『主人公の知識チートじゃなくて、ヒロインがチートなだけだろ?』って意見があるみたいですよ~」


「正確にはルーク様の知識を元に我々が解決しています。なので我々の活躍はルーク様の手柄なのですよ」


「そんな事を言われる原因は、最近の魔道具開発が減ったからですよね~。珍しいものが少ないので寂しいです~。

 このままじゃ私はどっか行っちゃいますよー!」


 頑張ってルークが活躍する場を増やします。



「おや、ユキはルーク様のお傍を離れるのですか? ならヒロインは私ですね」


「甘いですね~。転移がある以上は私の冒険話と、ルーク×ユキのラヴなエピソードで外伝と本編が同時進行できるんですよ~」


「戯言は放っておくとして、やはり転移はやり過ぎだったのではないでしょうか? 私の移動術の凄さが霞んでしまいましたよ」


「まぁまぁ、今後も登場予定の技なので期待しましょうよ~。

 むしろ転移がなかったら私とフィーネさんの活躍の場が被るじゃないですか~。出番半減ですよ~」


「たしかに。遠距離はユキが、近距離は私が活躍している物語ですからね」




「ルークさんと言えば現代知識ですね~。トウモロコシの品種改良なんてビックリしましたよ~。サトウキビ美味しかったです~」


「そうですね。知識と魔術が合わさった結果ですね」


「品種改良って他に出来る人は居るんですか~? 極一部でしょうけど魔術を使って作り出せそうですよ~」


「実はあの時は私が精霊を呼び出して協力してもらいました。しかし喜んで協力していたので呼び出す必要もなかったのかもしれません」


「そんな大事な情報がこんなところで!? 誰も読んでない可能性ありますよ~?」


「今更な情報ですからね。サトウキビ以外はルーク様の魔道具を作り出す才能によるものですよ」


「前にルークさんが言っていましたけど、プログラマーの勉強に挫折しなかったらもっと凄い事が出来たらしいですよ~」


「私も聞きました。今の魔道具は地球での原理を試しているだけで新しくは生み出していないと言っていましたね。成功していない技術も多いようです」


「ルークさんの成長に期待ですね~」




「ところで全くキャラクター紹介が出来てませんけど、これで大丈夫なんですかね~?」


「私も心配していました。与えられた目的が達成できそうにありません」


「え? そんなのあったんですか~?」


「ええ、少なくともオルブライト家に居る人の紹介はするように言われていたんですが・・・・」


「残りのスペース的に無理ですね~。思った通りルークさんの話で終わってしまいそうです~」


 一発書きのつもりで書いていたら楽しくなってしまいました。


 ヒロインコンビでは話が進まないですね。



 次回から別のコンビにキャラクター紹介をしてもらいます。



「「えっ!?」」


「フィーネさんマズいですよーーっ! せっかく貰ったメインコーナーが!」


「今から急げばまだ間に合います!」


「そうですねっ!

 ではお父さんのアランさん。マリクさんとは昔ながらの悪友で学校時代からの知り合いです~。お仕事が忙しいのであまり本編に登場しませんね~」


「次に妻のエリーナ様。高校時代にアラン様と出会い、その数年後に結婚しました。その辺りの話も閑話で予定していますね」


「レオポルドさん、通称レオさん。世界の変化を望んで王都へ行った秀才さんです~。神様はレオさんに会っていないんですかね~? 良い人ですよ~」


「ルーク様の姉であるアリシア様。戦闘訓練に熱心で私も実践を挑まれますが、まだ幼いので断っています。将来の夢がドラゴンスレイヤーだったようで、最近は憧れの眼差しを向けられています」


「メイドのエルさん。私生活でも仲良く話すお友達です~。魔獣料理が作れるようになって以来、新しい料理法を考えつつ自分の尻尾をグルグル追いかける姿を見かけます。さすが犬人族ですね~。悩んでいるみたいですけど楽しそうです~。ルークさんが新作料理を教えてくれない事が不満みたいです~」


「マリクさん。とある理由から王都から帰って来た兵士です。主に兵士や冒険者を鍛える仕事をしています。私やユキが来て以来、オルブライト家を守る必要が無くなったので連日限界まで訓練するようになっています。ずいぶんと強くなっていますよ」


「スラムに居た母猫リリさん。彼女はメイドじゃないので今後はルークさんの考える新しいお店で働いてもらう予定です~。3人家族で仲良く、元気よく筋力トレーニングしていますよ~」


「同じく私が最初に出会った黒猫ニーナさん。血の繋がりはありませんがリリさんとヒカリさんとは家族です。彼女もメイドではありませんが、おそらくルーク様と共に世界を変える一員になると思います。

 ルーク様を避ける素振りをしていますが、実際は常に傍に居ますね。アリシア様と一緒に過ごすことも多いので活発になってきています」


「最後にリリさんの娘のヒカリさん。私達が授けた千里眼を使いこなしていて着実に戦力となっています~。将来はルークさんの目として世界中を見渡せるかもしれませんね~。

 猫一家の中で唯一ルークさんのメイドになってます。オルブライト家のメイドじゃなくてルークさん専属のメイドです~。大きくなった時に間違いなくヒロインの座を奪いに来るので今のうちに対処するかもです~。私じゃなくてフィーネさんが」




「以上フィーネと」「ユキによる」


「「キャラクター紹介でした~」」




「ふぅ~。ギリギリ間に合いましたね~。収録お疲れ様です~」


「お疲れ様です。

 本当にこれでキャラクター紹介になっていたのでしょうか?」


「大丈夫ですよ~。タイトルにも『のような何か』って書いてありますし、保険はかけてます~」


「では大丈夫ですね。早く帰ってルーク様のお世話をしなければ」


「フッフッフ~。我ながら完璧な仕事をしましたよ~」



 批判あったら交代な。



「「ヒロインコンビに清き一票をっ!」」

もしも「別キャラの絡みが見たい」や「普通のキャラ紹介をしろ」などのご意見がありましたら言ってください。


逆に何もなければこのまま作者のやりたいようにします。

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