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異世界の魔道具ライフ  作者: 多趣味な平民
九章 女神降臨
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閑話 イチャイチャパラダイス

 再び本編に全く関係の無いエロ&ギャグ話です。

 苦手な方は飛ばしてください。


 オムニバス形式にしてみました。



『アリシア編』


 俺が混浴相手に選んだのは先ほどいい汗を流したアリシア姉だ。


 夕食前にも入ってたんだけど、食事中にジャンさんからトレーニング方法を聞いてしまっては試さないはずもなく、当然のように大量の汗を掻いたので本日2度目の入浴である。


「・・・・なんでだ?」


「知らないわよ。ルークが勝手に付いて来たんでしょ」


 もちろんイブも一緒だけど、だからって別に姉弟で風呂に入る理由なんてない。


 少女から女性の身体へと成長してきたアリシア姉に気まずさを覚えたので、俺達は最近別々に入っているのだ。


 なので実に半年ぶりの混浴だった。


 そんな弟の気遣いなど知る由もないアリシア姉は、昔と同じように恥じらう様子もなく素っ裸になる。


 ふむ、手のひらサイズ。


「ルークは年上なら誰でも良いの?」


 そう言って呆れつつも悲しそうな顔をするのは俺の隣で服を脱いでいるイブ。


 なんかウチに来てからずっとそんな顔してる気がする。まぁ主に俺のせいだけど・・・・。あと俺は年上好きじゃないからな!



「いい? オルブライトの女は強くないといけないのっ! イブもルークと結婚するなら覚悟しなさい!」


 俺との久しぶりの混浴など全く気にしないアリシア姉は丁度イブに用があったのか、風呂場で身体を洗っていたら突然こんな事を言い出した。


 一緒に入らないのも元々俺が勝手に嫌がり出しただけだしな。


 そしてたしかに母さんやエルも一般人とは言えないぐらい強い。


 いきなりそんな事を言われてもどんな反応したらいいのか悩むかなと思ったらアリシア姉の言う事を真剣に聞いているイブ。


 彼女としても運動すると言う目標があるので、アリシア姉に言われるがまま早速訓練開始。


 いや、風呂場でしなくても・・・・。


「バカね~。入浴することで身体がほぐれるから最適なのよ?」


 と言うアリシア姉はイブに上段回し蹴りを伝授し始めた。


 普段より体が柔らかくなってるから足も上がるんだとか。


 まぁ滑らない様に気を付けてな。



ビュンッ!

「片足を軸に、相手の頭を・・・・こうっ! 横から蹴り飛ばすのよ」


 なんかゲームみたいな音が出てるけど俺に当てるなよ? ただじゃ済みそうにない。


ブン。

「・・・・こう?」


ビュンッ!

「ちょっと違うわね。こうっ!」


 ごめん・・・・やっぱり止めて。


 ちょっと説明させてもらおう。


 浴槽に浸かる時って座るじゃないですか?

 上段回し蹴りって言ってみれば瞬間的にY字バランスしてるようなもんじゃないですか?

 つまり俺の目の前で幼女と少女の股間が凄い状態になる訳じゃないですか?


 百歩譲ってイブはいい。でも第二次性徴期真っ只中なアリシア姉はアレがアレなわけで、当然そっちはそうなってるわけで・・・・。


 目を閉じろ? 閉じたらこの話ここで終わるぞ?



 その後も俺を無視して2人は訓練と言う名のサービスタイムを続けた。


「こうすると瞬発力と柔軟性が一度に鍛えられるのよ」


 そう言ってグイーッと土下座ポーズからお尻を上げるアリシア姉とそれに続くイブ。


 そんな2人の姿を詳しく語るのは憚られるので、1つだけ言えることは俺の目の前に女の尻が2つ突き出されていると言う事。


 そしてそれは2度とお目に抱えれない光景だと感じたので一応拝んでおいた。


 他にも逆立ちで開脚をする『ス●ニングバー●キック』とか絶対人には見せられないアレだったぞ。


ゴスっ!


「あ・・・・ゴメン」


 そんな事を考えながら俺は回転蹴りを喰らって意識を失った。




『ヒカリ編』


 さて俺が混浴相手に選んだのは当然ヒカリだ。


 もちろん仲良くなったイブも一緒。


「イブちゃん家のお風呂も興味あるな~」


「ここより大きいけど、ルークの家の方が使いやすい」


 たしかに王城の風呂は広すぎるな。


 ヒカリはとにかくイブとの会話が楽しいのか、自慢したいのか、身体を洗っている最中もずっと喋り続けていた。


 そしてイブは初めて見る獣人の身体の洗い方を興味深そうに見ている。


「・・・・尻尾はなんでそうやって洗うの?」


「これはね! こことか、こっちを一緒に洗えるからだよ~。特に裏側は気付いたら汚れてるから」


 実はコレ、俺が伝授した猫の正しい洗い方である。


 そのための石鹸やシャンプーもバッチリ完備だ。



 そうしている内にヒカリと比べて洗う部位の少ないイブが先に洗い終わってしまう。


 ヒカリに付き合わせて身体が冷えてしまっては元も子も無いので、俺と一緒に入浴だ。


「・・・・ぁん」


 すると何故か色っぽい声を上げるイブ。


「あ、ゴメンね。尻尾が当たっちゃったみたい」


 あぁ、あるある。


 獣人の尻尾は割と長くて、大体その人の腕と同じぐらいあるので座ってたりすると後ろの人に当たる事も多く、今みたいに気持ちいいシャンプー中はフリフリ動かすので近寄ったら間違いなく当たる。


 しかも泡を洗い流す前なので普段フワフワな尻尾は、ヌメヌメな尻尾として猛威を振るうのである。


「大丈夫、ちょっとビリビリしただけだから」


 ビリビリ? あの・・・・どこに当たったんでしょうか?


 普通なら『くすぐったい』とか『痛い』とかだと思うんだけど、人体の構造的に柔らかい物が当たってビリビリする場所ってどこだ?


 そんな事が気になる俺を無視して、イブは仕返しとばかりにヒカリの尻尾をギュっと握る。


 さらにそれをヒカリ自身に当ててコチョコチョし出したではないか!


 こ、これわっ! くすぐりプレイ(自分ヴァージョン)!?


 おのれイブめ、俺がやってみたかったプレイを! クソッ、先を越された!


 もちろん敏感な尻尾を握られた事、そしてくすぐられた事によりヒカリは声を上げる。


「ふわぁぁあああぁぁ~」


「お返し」


 折角洗い流して綺麗になった身体を再び泡まみれにしつつ、キャッキャッし始める少女達。


 そしてそれは段々エスカレートしていった。


「こっちはくすぐったいだけじゃなくて、ちょっと気持ちいい」


「ここはピリピリ、ゾクゾクするね」


 自分と相手の身体を色々調べ始めた。


 なんか百合百合な展開だ。


 ってか俺を置いて2人だけでお医者さんごっこしないでくれるかな・・・・そことかお母さんから『無暗に触っちゃいけません!』って言われなかったか?


「・・・・っん・・・・・はぁはぁ」


「にゃははっ、なんか楽しいね」


 流石に止めた方が良いか。少女にはまだ早い知識や行為だし。


「お~い、そろそろ風呂に入れよ。風邪ひくぞ」


 と言う俺を無視して泡プレイに熱中する2人。


 こうなれば実力行使だ!



「ほらほら! 変な遊びをするもんじゃありませぇぇえええっ!?」


 そして2人が大量発生させた泡で滑って俺は意識を失った。




『ユウナさん編』


 やっぱり女神様とご一緒したい!


 だから俺は口実としてイブやユウナさんとの家族の親睦を深める『お風呂交流』を進言した。


 何もかもを脱ぎ捨てて、心まで真っ裸になって向き合おうと言う素敵な交流会。


 ユウナさんはそんな俺の言葉に笑いながら賛成してくれる素敵な女性だった。


「ちなみに私が一緒にお風呂に入る男性は夫を除いたら初めてよ」


 俺以外の人物では息子のレックス王子になるので、血の繋がりの無い混浴は俺が2人目だとか。


 光栄の極みでございます。


げしっ!


「ルーク君は私を見てればいい」


 裸にも関わらず俺の頭をめがけて蹴りを放つイブ。


 どうやらユキから「運動するには全身を大きく動かすことが大事ですよ~」と言われたらしく、勘違いしたイブが蹴りを大きくした事で上段蹴りになったようだ。


 取り合えず全裸の時は止めような。丸見えだから。



 王城の豪華な風呂に慣れているはずの2人はオルブライト家のお風呂に大層感動していた。


 石鹸は流通してるみたいだけど、細々した設備は王城とは比べ物にならないぐらい凄いのだ。


 もちろん俺は女神様の背中を流すことを進言する。


 イブには先に身体を洗ってもらっているから邪魔するものは居ないはずだ。


「ルーク君は、また・・・・あっ!」


 そんな俺を見て、身体を洗いつつも再び蹴ろうとしたイブが自らの泡で滑って頭から転倒しそうになる。


「危ない!」


 俺は助けようとするけど所詮は子供の身体能力。イブがコケる前に助け起こすなんて出来るわけも無く、むしろ急に足を動かしたから足が絡まって転んでしまう。


 代わりに俺より遠くに居たはずのユウナさんが一瞬で助けた。流石は運動も得意と言うだけの事はある。


「キャっ!」


 いや、助けはしたけどイブと同じく泡で滑ってしまう。



 さて、ここで冷静に状況を整理していこう。


 まず俺はその場でコケている。つまり床でうつ伏せになる恰好だ。


 イブはユウナさんに抱きかかえられてはいるけど、コケている。つまり母親の上に居る。


 ユウナさんは自らを下敷きにして全身でイブを抱きしめつつ、同じくコケている。つまりイブと一緒に仰向け状態。



 俺の目の前には絶景が広がっていた。



 大小4つの花びらが花屋ではなく俺の鼻先に並んでいる。世界に1つだけの花が、ユウナさんとイブのM字開脚によって満開だった。


 OH! ゲイシャ・フジヤマ・ハナビラダイカイテン!


 ありがたやぁ~、ありがたやぁ~。


 たぶん、と言うか絶対この光景を見たのは人類初めてだろう。そして今後も俺だけだと断言出来る。何故なら俺以外がイブのこんな姿を見たりしたら例え息子と言えど・・・・。


 床に当たって変形した柔らかそうなお尻が黄金比率でへしゃげていて、まぁアレが見える。美人はそんな部分まで美しいんですね。


 いやぁ、しかし俺がコケた拍子に手を前に出さなくて良かった。


 こんな光景を目にしただけでも極刑モノなのに、漫画みたいに両手で2人のあそこを『くぱぁ』とかしてたら死刑確定だ。


 でも大丈夫、俺の両手は床についてる。


 『YES傍観、NOタッチ』つまり俺は傍観者。


 倒れてしまって中々起き上がれない子供。お花が好きな無邪気な幼子。


 ただ、しばらく視線は動かすことが出来そうにない。



 ・・・・・・・・・・いや無理だって。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だから無理。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さてっと、流石にそろそろ2人を助け起こさないとな。



 という考察と観察を1秒で行った俺は、当然脳内に焼き付けてからユウナさん達を助け起こした。


「・・・・ご、ごめんなさいね、変なもの見せてしまって。はしたないわぁ~」


「いえいえ、気にしないでください。子供に見られただけですから」


 この場には子供しか居ないんだから問題ないよな。ボクは子供。


 ポタ・・・・ポタ・・・・。


「ルーク君、鼻血が」


 あ、あれ? 無修正なアレコレは思った以上に刺激が強かったか?


 この鼻血は風呂でのぼせたって事にして・・・・・・俺は気絶した。




『ジャン編』


 何故か俺とマリクとジャンさんの男3人で風呂に入っている。


 イブとの交流はどうなった? 護衛と仲良くなっても仕方ないだろ・・・・。


「お、俺はもう出るわ。お先」


 マリクは身体を洗っただけで風呂から上がると言い出した。


 どうした? アンタ結構風呂好きだからいつも長風呂だろ?


「まぁまぁマリクも、久しぶりに付き合え」


 ジャンさんは護衛の任務から解放されて普段の話し方でフレンドリーに接してくれる。


 まぁこの場から立ち去りたい気持ちはわからなくもない。


 さっきからジャンさんはやけにマリクの身体をベタベタ触るんだよな。フレンドリーってそう言う事じゃないと思うんだ。


 久しぶりの再会ってのもあるんだろうけど、それにしても触れ合いが多くないか?


「フフフ・・・・強くなったものだな。昔よりたくましい筋肉だ・・・・・」


ナデリ、ナデリ。

「うわっ!」


 な、なんか撫で方がエロいんだけど・・・・。ってか男のケツをそんな風に触るんじゃない! マリクもビックリしてるじゃないか。


「俺の事はどうでも良いんだよ! それよりお前から見てルークはどうだ? 将来有望そうか?」


 するとマリクの誘導通りにジャンさんが俺へと興味を移した。


「そうだな・・・・ちょっと失礼」


 と、俺の身体を触り始めるジャンさん。


 それ必要ですか? き、筋肉の付き方とかを見てるのかな?


「ほぉ・・・・これは・・・・・・なるほど・・・・」


 何やら感心しながら俺の全身を隈なく撫でるジャンさん。


 その割合は半分以上お尻だった。


 え? この人大丈夫? ホモォ~な人じゃないよな?


「素晴らしいな・・・・騎士候補生たちには無い非力で自然な筋肉、そして少年にしかないスベスベな肌と、柔らかな肉付き・・・・最高だ」


 男の身体を触って肉付きとか言うな!


 あと少年にしかないって俺以外の子供にも同じような事してんのか!?


「いやいや、将来騎士団に入りたいと言う少年達に指導をしているだけの事。しかし・・・・ここまでの逸材は中々お目に掛かれない・・・・・・本当に素晴らしい・・・・っ!」


 エスカレートしていくジャンさんは完全に俺の尻を撫でている。


「お、俺も出る!」


 話題を振って早々に居なくなったマリクの後を追い、俺は浴室から出ようとする。


 が、ジャンさんに回り込まれてしまった。


 伊達に騎士団団長を務めていない。動きが全く見えなかった!


「まぁまぁ・・・・フフフ、そんな足で私から逃げられるとでも?

 まだまだこれからじゃないか・・・・フフフフ・・・・・」


 そして抱き上げられて浴槽の中へと連れ込まれる。


 そんな俺の背中やお尻にはジャンさんの硬いアレが・・・・・。



「イ、イ、イヤァァアァアアアァアぁあああぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」


 この後も続く地獄に耐え切れず俺は意識を手放した。




「・・・・うぅ・・・・・・ハッ!? ゆ、夢?」


 目が覚めると俺はリビングのソファーの上で横になっていた。


 どうやら風呂で倒れてしまったらしい。


 両隣でイブとフィーネが心配そうに俺の顔を覗き込んでいる。


 起き上がって周りを見渡すと全員が風呂上りの格好でホカホカしていたり、微妙に湿っている髪を乾かしていた。


 ど、どこまでが現実だったんだ?



 もちろん俺に確認する勇気はなかった。



 ユキ、フィーネ、ニーナ編も考えたのですが、こんな話を二部構成と言うのはどうかと思い、文章量的にも泣く泣くカットしました。


 一応考えたエリーナ編はユウナ編とほぼ同じ内容でしたが、流石に親子は倫理的にダメだろう、と言う事で考えただけです。


 『なら、そもそも書くなよ』と言うツッコミは皆様の心の中に止めておいてください。


 書きたかったんです! 仕方ないじゃないですか!


 もちろん今後も隙があれば下ネタ回をガンガン挿入していきます。

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