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冒険者ギルド

お城を出発した僕達は真っ先にとある問題にぶち当たった。


そう、ギルドの場所を知らないのだ。

「確認しておけばよかったね…」

「今更戻るのもかっこ悪いだろ」

「そうだね。とりあえず誰かに聞いた方が早そうだね」

「そうだな。よし、その辺の奴らに聞くか」

貴族達の住宅街を抜け少し進むと色々な露店が並んでいる。見たことない食品や、雑多なものを売っており、結構繁盛しているように見える。

色々な店の前を通っていると鎧を着たおっちゃんが何やらお店の人と話していた。なんかいかにも冒険者って感じのおっちゃんだった。

「ねえ、あの人なら場所知ってるんじゃない?」

「お、そうだな。じゃあ聞いてみるか」

そう言いながら近づくとだんだん話し声が聞こえてきた。

「なぁ、おばちゃん。あと100円でいいからまけてくれないか?頼むよ。後日金は払うから、な?」

「なぁに言ってんだい。お前さん、いつもそう言って最終的に払ってくれたことが何回あった?もうわたしゃ騙されないからね。こんなことやってるならさっさと自分の仕事に戻りな」

「ち、わかったよ。あー面倒くせーな。最近問題が多くて書類が片付かないんだよ。城から有能な奴らを送るって言われてるけど城とこっちでは勝手が違うからな。はぁ問題を解決してくれる人材が欲しいぜ」

「はいはい。あんたの愚痴は聞き飽きたんでね。さぁさっさとこれ買って仕事に戻りな。2000円だよ」

「はぁ仕方ねえか。ほい2000円。んじゃこいつは貰ってくぜ」

「早くいい奥さん見つけるんだね」

「余計なお世話だよ」


なんかすごい人だな…とりあえず聞くか。

「すみません。ちょっと時間いいですか?」

「ん?なんだ坊主達、迷子か?」

「あ、いえ僕達は冒険者ギルドに行こうとしてたんですけど場所がわからなくて、どうしようかと思ってたところに鎧を着た貴方が目に止まったので聞いてみました」

「坊主よ、人はそれを迷子と呼ぶんだぞ?面白い坊主達だな。よし、ここは俺が案内してやろう。俺も今戻ろうと思ってたところだしな」

おっちゃんが気前よく案内してくれるらしい。助かったよ。それから徒歩3分ほどで結構大きな建物に着いた。

「ここが冒険者ギルドだ。とりあえず依頼の申し込みなら向こうの受付に行きな。じゃあな」

「え、あ、ありがとうございます。」

「ああ、感謝するぞ」

依頼の受付ではないのだが案内してもらえたし、まあ良いだろう。

「そんじゃ、行くか」

「そうだね」

さて冒険者ギルドに入ると、何人かが一瞬こちらを向いたが子どもだと確認するとまた酒らしきものを飲みだした。中は入り口付近にいくつかテーブルがあり、奥に受付カウンターがある、受付カウンターはいくつか分かれており、一番右側が依頼申し込みのカウンター、真ん中が依頼受注、登録などの受付のカウンター、左側が依頼達成報告カウンターになっているようだ。

僕達が真ん中のカウンターに並ぶと近くから声がかかった。

「おい、お前ら。依頼の申し込みなら右側のカウンターだぞ」

「えーと、ありがとうございます。でも僕達は冒険者登録をしに来たのでここで大丈夫です」

そう言うとギルド内がざわざわしだした。

「おい、そこの坊主ども、冗談はよくないな。ここはお前らみたいな餓鬼が来る場所じゃねぇんだ。さっさと帰ってママのおっぱいでもしゃぶってな。ガハハハハ」

ブチっと何かが切れる音が聞こえた。隣のトモキ君がずっと静かにしてたけどかなりお怒りモードである。僕も今のには大分イライラしている。

「喧嘩なら買うぞ?」

「お、やるか?」

「僕もさっきのにはちょっと怒っちゃった。やるなら僕も参加させてもらうよ」

「よし隣の訓練所に来い。ここはお前らのような餓鬼が来る場所じゃねぇんだよ」

「分かった。ところでお前のテーブルのお仲間さん達は参加しなくて良いのか?俺ら二人ならお前くらい30秒も持たないがどうする?」

「この野郎、馬鹿にしやがって。言ったな?後悔することになっても知らないからな。俺らDランクパーティ【火炎の獅子】の実力見せてやんよ。まあ実力を見たら2度と目が覚めなくなるかもしれないがな。おい、お前ら行くぞ」

「よっしゃやるぜ。」

「あんな餓鬼ども俺らにかかりゃ一瞬だぜ」

「ヒャッハー」

なんか一人世紀末な奴がいたな。とりあえず訓練所向かうか。

「お、おい、あの子ども達大丈夫か?」

「あいつら新人潰しで有名なパーティだろ?」

「ギルド職員に報告だけしとくか」

「だな、殺されることだけは無くなるかもしれないしな」




ーーーーーーside ×××ーーーーーー


「遅い」

そう言いながら足を組み部屋の中に一人この男はいた。

「そろそろ城から斡旋された新人冒険者がつくはずなんだがまだ着かないのか」

その時ドアがノックされる。

「失礼します。たった今、火炎の獅子がまた問題を起こしたと報告がありました。今は訓練所にいるそうです」

またか…あいつら良い加減別の街に行ってくれないかな?その後の処理はこっちがするんだぞ?

問題ばかり起こすからCランクの昇格試験の許可が出せないんだよ。実力だけならCランク上位にはあるはずなんだけどなー。

「分かった。とりあえず今日はとある2人組が冒険者登録にそろそろ来るはずだからそちらが片付いたら向かおう」

「2人?わかりました。お願いいたします」


こちらのギルドの受付嬢は多少疑問に思ったことがあったがとりあえず流すことにした。

問題を報告した人がもう少し詳しく説明をしていたらこの男、ギルドマスターことモビルスはすぐに動いてたはずなのだが、中途半端な報告をされたせいで動き出すのが大きく遅れることになる。


ーーーーーー side out ーーーーーー

やっと冒険者ギルドです。

なぜか到着だけしかできませんでした。


登録…ェ


特に隠す必要もないですけど店で値切りをしていたおっちゃんはギルマスです。こんなの書く予定に無かったのにその場のノリで値切りするおっちゃんが…

そもそも書く内容の8割型がその場で考えてるのが問題な気がしてきます。

なので矛盾とか普通に出てきます。気付いてないことも多いです。


もしあったら指摘とかしてもらえると嬉しいけど直せるかな?


さて次回は魔法込みの戦闘というか無双?

4対2の戦いだけど全く苦労させる予定はないという感じな予定。タカシも戦えるんだよアピール

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