読まれない小説の共通点
なろう内の小説をいくつも巡回して、読まれない小説にはある共通点があった。
第一に『タイトルがダメ』
センスのない人間が精いっぱいオシャレなタイトルを考えたのだろうが、意味不明だったり、ちーっとも面白くなさそうだったりする。
特に、テンプレファンタジーを仕方なく書いている作者に多かったタイトルが。
「○○な俺が○○しちゃいました」
「○○っぽい異世界で○○する」
「○○の○○――○○は○○」
みたいなタイトルである。
どれもこれもつまらなそうだ。
読んでみたが、このタイトルに当てはまる作品の九割はつまらなかった。
特に感じのは、作者の「なろうで人気なんだからテンプレ書いてるんだしー、本来の作品はもっと面白いから」と言うくっせぇ言い訳である。
言い訳してまで書く位なら、好きな作品書けばいいんじゃないかな……
どうせ読まれないのは変わらないし。
第二に『あらすじもダメ』
どれもこれもワックワクが足りないのである。
あらすじには簡素な世界観と主人公が放り込まれた状況を描くべきであって、作者の近況報告とか、主人公設定とか長々かかんでよろしい。
一番ダメなのはこう言ったあらすじである
「○○話位までわかりにくいかも、◆話まで読んで下さい」
技量のある作者なら、序盤を分かりにくく書くことはありえないので、この時点で読者は読むのをやめる。
自分からつまらないアピールはやめませう。
第三に『プロローグが糞』
プロローグはよく、クライマックスの気持ちで書けと言われるが、誰がガチでクライマックスを書けと言った。
プロローグに必要なのは、私のエッセイで書いてあるから、そこを確認してほしい。ダメなパターンだけ書いておこう。
一番ダメなプロローグは読者を置き去りにする事だ。
プロローグで読者を引き込まなくてはいけないのに、置き去りにしてどうするんだ。
第四に『主人公の動機が悪い方向で滅茶苦茶』
例えばだ。
最強主人公が旅立つ動機として、こんなのはいけない。
「○○に協力しろと言われて断ったら、家族人質に捕らわれちった。助けにいかなきゃ」
お前強いんじゃないんかーい!!
しょっぱなから最強設定に矛盾が出てしまい、しかも何故かすっげぇ遠くまで旅立つと言う糞展開も待っているのが、目に見えてわかってしまう。
もう少し頭をひねりなさい。
頭が足りないなら、どこからか持って来なさい。
持ってきた物は分解して混ぜなさい。
最後に『読みにくい』
なろうはウェブ小説であり、それには読みやすい書き方と言う物がある。
それは、ここで小説作法と呼ばれている物であり、よっぽど地の文に自身がある以外は守った方がよろしい。
よく勘違いした作者が。
「小説作法は正しい文法じゃないからー」
とか言うが、そうじゃない。
読者は貴方の小説は読みづらいと言っているのだ。
それを得意げになって上記みたいな事を返すアホからは、読者も離れると言う物だ。
以上である。
全部読み、顔真っ赤で感想欄に書き込もうとしている貴方、私の粗を探すより、自分の作品の粗を探した方が建設的だ。
ここに書いたのは事実であり、変えられない現実だと認識した方が、手っ取り早い。
あくまで、ブックマーク100件以下の底辺小説に絞った主観であるが、おおむね正解に近いのではないだろうか。
このエッセイを読んで、顔真っ赤になって醜態を晒すか、作品を読み返し、スキルアップを図るかは貴方次第である。