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その男の名は…

「環境保全ってことは、この世界での環境省みたいなものかな」


ぼくがそう言うと、男はちょっと意外そうな表情になって、「きみは見かけによらず、一般的な常識はあるようだな」と言った。


「どういう意味だよ ぼくだって大学生なんだ それぐらいは知ってるさ えーと、環境省の今のトップは確か… あれ? 誰だったっけ?」


男は小さなため息をついた後、あきれたように言った。


「前言撤回だ 忘れてくれたまえ」

結局、適当な名前は思い浮かばず、ぼくは考えるのをやめた。


だけど、呼ぶ名前がないのはやっぱり不便だ。

行動を共にすることになるならなおさらだ。

だからといって、まさか「おっさん」ってわけにもいかない。


「無理矢理でもいいから、発音してみてくれよ」


男は不本意そうだったが、自分の名前を言った



つづく

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