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クルス  作者: 奇空の朱
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プロローグ

 俺の名は十文字 隼施、探偵だ。

十文字探偵事務所を開業してから一年、仕事は順調で助手の佐伯 愛理と依頼される事件以外は申し分ない。

最初のある事件がきっかけで変な仕事ばかり依頼されるのだ。

おかげで、不本意だが人は俺の事をこう呼ぶ、怪奇探偵クルスと。

なんともセンスのない二つ名だ。




初めまして。奇空の朱です。いたらない文章ですが、よろしくお願いします。

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