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この物語はある男の子、彼の名前は山川心、彼は学校が嫌いそして友達がいない。そしてある日変の事があります、そのことは彼の人生の変わるんだ。

『くだらないの子だ、ササッとこの家から出ていけ!!』


それは最後のお父様の言葉、その日から俺はその家から出ろ。今は俺このアパート一人で住んでいます。


そして今は俺はお金がない、たとえおお祖父ちゃんからお金があるんですけどそれはまだ足りない。


『 多分一つのバイトはまだ足りないな』


しかたないか..これからはバイトがんばろ、今日は休むだ。


『 えっと、どれどれ..おお白カフェ』


そのスマホン見たとき、あのカフェはみんなからおすすめ、食べ物、飲み物、処して場所は斬れ。


『面白い、行くか!』


俺はそのカフェに行くんだ、そして俺は入った、そのカフェの中にはある男の子、多分彼と俺は同じ年頃だった。


『 いらしゃいませ、お一人ですか?』


彼のえがおとっても眩しかった、彼はきっとこの仕事は好きだ。


『 ああはい! 一人です』


『 それなら座ってください』


『 はい』


俺はそのカフェの中そして自分の椅子選んだ。


『 こちらはメニュです』


『 はい、じゃコノパンケーキ、あとみかんジュスおねがいします』


『 はい、それだけですか?』


『 はい、今はそれだけです』


『 分かりました、しばらく待ちください』


『 はい、おねがいします』


そして俺は待っています、15分後やっと食べ物が切ったんだ。


『 パンケーキそしてみかんジュスどうぞ』


『 ありがとございます、あのところで 君はこの店はアルバイトですか?』


『 はい、でも元々この店は俺の家族のものです』


『 そですか』


『ちなみに、俺は 聡太、白銀聡太です』


『 俺は..心』


あのカフェを訪れた後、俺は満ち足りた気持ちで帰路についた。


「明日は……学校か……」


学校へ行くこと――それは俺が最も避けたいことだった。人と関わらなければならないからだ。それが原因で、俺は友達ひとり作れずにいた。


いつものように不安と無気力に苛まれながら、俺は学校へと足を踏み入れた。


自分の席に座り、グループで談笑するクラスメイトたちを眺める。一方の俺は、ただひとりで座っている。孤高の存在――そう自嘲しながら。


すると突然、一人の女子が俺を見つめ、こちらの方へ歩いてきた。


「山川くん……私たちと一緒に来ないの?」


彼女の後ろには、明らかに不快そうな表情を浮かべた友人たちの姿があった。


「結構だ……一人がいい」


「あっ……そう。邪魔しちゃったね、ごめん」


「いや……別に」


彼女はグループへと戻っていった。別に彼女のことが嫌いなわけじゃない。ただ、誰にでも優しすぎる性格は、いずれ彼女を人々の闇へと導くだろう。


せめて彼女が正しい環境にいられますように。彼女のような子が、世間の毒に蝕まれるなんて、あまりにも惜しい。


下校途中、背後から慌ただしい足音が近づいてくる。


「山川くん……!!」


振り向くと、彼女が走ってくるのが見えた。


「何だ?」


「一緒に帰ろうよ」


「え……ああ……いいよ」


なぜこの子は俺に付きまとうんだ?八方美人でもしたいのか?……そう思いながら質問してみた。


「あの……なぜ俺についてくる?」


突然、彼女は不機嫌そうな表情で俺を見つめた。


「『お前』じゃないよ。夢って言うの、星野夢。覚えてよね」


「ああ……そうだな。で、星野さんはなぜ?」


「別に……ただ一緒にいたいだけ。そのうち仲良くなれるかもって」


「ああ……」


この子の頭の中は、美しい花畑でいっぱいなんだろう。そんな純粋さが汚されるのは……本当に忍びない。


「ありがとう……星野さん」


彼女は笑顔で俺の横に並び歩き出した。


「これからもよろしくね、山川くん」


それ以来、星野さんは常に俺の周りにいるようになった。避けようとしたが、思ったより難しい。


学校ではどこへ行っても彼女が見つけ出し、変なことや馬鹿げたことをしてくる。いつしか俺はそのことに慣れていった。


「山川くん……」


「何だ?」


「最近……私から逃げてるでしょ?」


「ああ……いや……」


「ダメだよ? 女の子が頑張って友達になろうとしてるんだから」


俺はイラつきを押し殺し、気まずそうに笑った。


できれば誰も近寄らないでほしい……正直、こんなの苦痛で仕方ない。


「あっ、そうだ! 山川くん、数学の課題もう終わった?」


「ああ……どうした?」


「すごい! やっぱり山川くんは頭いいね。図書室に来て!」


突然手を引かれ、走らされる。


「いきなりどうした?」


「もちろん答え写させてもらうの」


この子は……なぜそんなことを嬉しそうに言えるんだ?


仕方なく、俺は図書室の隅の席で彼女に教えることにした。隣の席では、別の女子が本を読んでいる。


「じゃあ……山川くん、見せて」


「はあ……もっといい提案がある」


「提案?」


「教えてやる。ただ写すより理解できるだろ? 意味も分からず写すなんて無意味だ」


「ありがとう、山川くん! じゃあお願いね」


頷き、問題集を開く。すると彼女はぐっと距離を詰めてきた。甘いシャンプーの香りが鼻をくすぐる。


「うーん……難しい……もっと教えて」


「わ、わかった……だから……少し離れてくれないか?」


「嫌だ。また逃げられちゃうもん」


この子の思考回路は理解できない……本当に変な子だ。


「しょうがないな……もう一度説明する」


教え終えると、彼女はさっさと課題を終わらせた。


「あっ……今日は一緒に帰りたかったけど、友達と約束があるんだ」


「行けよ……もう十分一緒に帰っただろ?」


「うん! また明日ね、山川くん」


「ああ……またな」


彼女の姿が見えなくなるまで見送る。立ち上がろうとした時、隣の席の女子が突然話しかけてきた。


「星野……夢……そして山川か」


不意打ちに声をかけられ、背筋が凍る。


「え……何だ?」


「別に……ただ状況を観察していただけだ。気にしないで」


「ああ……そうか」


図書室を出ようとした瞬間、再び声がかかる。


「君は……星野さんのことをどう思う? 彼女はただの社会的規範に従う愚か者だ。いずれああいう子は堕落する」


この女子の考え方は確かに深い。純粋な星野さんを「愚か」と断じるのも無理はない。しかし、一緒に過ごした俺にはわかる――星野さんの純粋さは本物だ。


「確かに……子供っぽいところはある。性格もそうだ。だが、愚かではない」


そう……彼女は愚か者じゃない。ただ……周りの期待に応えようとするあまり、自分を見失っているだけなのだ。だから――


「本当の自分を出す場所がないだけだ」


星野夢――彼女は俺を心の支えに選んだ。他人の前ではカリスマ的で魅力的な彼女も、俺の前では子供のように無邪気になれる。分厚い仮面を、ほんの少しだけ脱ぐことができる。


「ふむ……面白い考えだ。山川くん……君に興味が湧いた」


「ああ……どうも」


「あっ、そうだ。私は小鳥遊美久、1年A組」


「……山川心、1年B組だ」


「そう……『心』って名前なのね。また会いましょう、心くん」


彼女は立ち去り、図書室に私ひとりが残された。


「はあ……俺も帰るとするか」


廊下を歩いていると、窓の外から慌ただしい足音が聞こえ、誰かがぶつかってきた。


倒れた衝撃で目を開けると、本を抱えた女子生徒がいた。


「いてっ……うう……」


「あの……大丈夫か?」


彼女は俺を見るなり、慌てて後ずさった。


「ご、ごめんなさい……!」


「いや……怪我は?」


「ない……そっちは?」


「俺は……大丈夫だ。ありがとう」


「そう……よかった」


手を差し伸べる。


「立てるか?」


彼女は俺の手を取り、立ち上がった。顔を赤らめながら俺を見つめてくる。


「あ、ありがとうございます……」


「構わないよ。もう帰った方がいい。みんなもういないぞ」


「は、はい……あの……東雲めぐりです。あなたは?」


「ああ……山川心だ。じゃあな」


「はい、本当にありがとうございました」


振り返らずに校舎を出る。普段より遅い時間で、校内は静まり返っていた。


校庭では一人の女子が熱心に走り回っている。誰もいないのに、一人で練習を続けている。


努力家タイプか……限界まで追い込まなきゃいいが。


歩き出すと、転倒する音が聞こえた。


あの子だ……仕方ない、最後まで面倒見るか。


「痛っ……」


近づくと、足から血が出ていた。明らかにオーバーワークだ。


「あの……大丈夫か?」


「これが大丈夫に見える?」


「うん……見えないな」


「早く助けてよ」


彼女を抱きかかえ、肩を貸す。


「ちょ、何するの!?」


「保健室まで連れてく。大人しくしてろ」


「……わかった」


歩きながら、彼女の悔しそうな表情を盗み見る。頑固者タイプらしい。


はあ……なんで俺がこんなことしなきゃいけないんだ……普段は他人に無関心なのに……星野さんの影響か。


「ねえ……なんで助けてくれたの? 放っておけばよかったのに。自分で行けるし」


「理由はわからない……無意識に動いた。それに、立ち上がるのも怪しいくせに一人で行けるわけないだろ」


「う、うるさい……!」


俺を強く押しのけようとする。


「おい……危ない!」


「うるさい! あんたが余計なこと言うから」


「文句言ってたのはお前だろ?」


「たとえそうでも、言い返すなんてひどい!」


「はいはい……」


「もう……!」


本当に忙しんだ俺……早く終わらないかな。


保健室で傷の手当てをする。


「いてっ……ちょっと優しくしてよ」


「できる限りやってる……」


ゆっくりと消毒液を塗る。


「あっ、待って……」


「放っておくと菌が入って悪化する。じっとしてろ」


「そう言われても……痛いわよ、あっ……」


包帯を巻き終え、一言。


「転び方がひどかったな。足も捻挫してる。今後は気をつけろ」


「は、はい……ありがとう」


「どういたしまして……無理は禁物だ。じゃあな」


「待って……名前は?」


「人に名前を聞く前に、まず自分から名乗れ」


「う、うるさい! もう……!」


思わず笑ってしまう。なんて頑固なんだ。


「青山葵。で、あなたは!?」


「山川心だ」


「山川……ふん」


「何だ? 変か?」


「別に……」


「そうか……じゃあ帰るぞ。またな、青山さん」


「うん……また明日……山川くん」


保健室を出て扉を閉める。青山を一人残して。


今……『明日』って言ったか? 聞き間違いだろう。


家に着くと、すぐにベッドに鞄を放り投げ、大きくため息をつきながら倒れ込む。


疲れた……今日は本当にいろいろあった……バイトがなくてよかった。


「これで……ゆっくり……休める……」


目を閉じると、すぐに眠りに落ちた。今日は普段より会話が多かったせいか、格段に疲れていた。


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