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第1話

   

 友人の中野が「今日はすき焼きパーティーだ。俺の奢りだ」と言って私たちを招いたのは、冬の初めの出来事だった。

 ろくにボーナスも出ないような小さな会社で働いており、六畳一間の安アパートで貧乏暮らし。そんな中野が、私たちにすき焼きを振る舞うというのは、一体どういう風の吹き回しなのか。

 すき焼きを食べたいとか、久しぶりに中野たちと遊びたいとかよりも、むしろ「どうして?」という好奇心から、私は参加を決めたのだった。

 曰く付きの特売品なのか、あるいは、隣近所からの貰い物なのか。どちらにせよ、どうせ大した肉ではないのだろう。

 私は、そう思っていたのだが……。

   

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