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under 500 Ⅱ

酢5、6

今日は私の家、【鈴木家】で餃子パーティーだ。


包むのは楽しかったし、美味しそうに出来た。


みんなで会うなんて、久しぶりだから興奮している。


10人全員が集まれるなんて、もう無いかもしれない。


奇跡に近いから。


食べようとしたとき、酢が無いことに気が付いた。


私の家の酢が、切れてしまっていたのだ。


「ごめんね。酢がないみたい」


「そっか」


昔、この中の三人は、酢が不得意だと言っていた。


だから、無くてもいいやと思っていた。


でも、今は全員が酢を求めていた。


酢好き集団に変わっていた。


私は、酢が好きな方ではないから。


9人の酢好きと、1人の鈴木、ということになる。


「私は、マイビネガー持ってるけど」


「じゃあ、貸してもらえる?」


佐藤さんは、鞄から小さいビンを5、6本一気に出した。


まだ鞄には、無数のビンが見えた。


たぶん、全部が酢だろう。


恐ろしい。


甘いもの好きで、砂糖菓子が大好きだった、名字が佐藤の佐藤さんが、まさか酢好きになっているとは。

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