姫将、里での生活、始まる。
短い更新ですがさせて頂きます。
俺の妻となった姫将。
聞けば、歳は18歳だった。 思いのほか、近い年の女性であることが驚いた。
彼女にも部下が出来た事で、精神的な支柱となる騎士団が手に入った事で、彼女も落ち着入れいる。 自身の部下になった少女たちを鍛えている。
「お前たち、その程度か!気合を入れよ!」
「「「「「はい!」」」」」
「返事ばかりではどうにもならん!体を動かせ!」
「「「「「はい!」」」」」
彼女の元気な声と訓練に耐えながら鍛えられていく少女の声が里に響いている。
最近の里は専従の者が増え、自警団にも専従者が増えた事でその訓練も密度の濃いモノになった。
その為か、自警団内でも自身の武器を新調する物や防具を作り替える者もいた。
「しかし、やる気が出て来ている事は良い事ですなぁ!」
「貴方は少し自重して欲しいですね・・・。」
「がっはっはっは!これは1本取られましたな!」
「まったく・・・。」
主人が主人なら守役も守役だと、感じた会話だった。
だが、中途半端の立場である捕虜から正式に戦時特例な物で、俺の正妻に収まった事で確定した立場が出来た事で、彼女も安心を得た。 しかも部下が出来た事で彼らを統率するという役目と俺に妻として奉仕するという仕事もある。 不安定で立場も弱い母国での立場からしたら確定している事に彼女は喜んだ。 自信も取り戻したことで精力的に活動し始め、自身の鍛えた部下達を率いて討伐に向かう事も増えた。
「今日もきっとうまく行く!頑張るぞぉ!」
「今日も頑張りましょう!姫様!」
「姫様!」「姫様!」
彼女の号令に姫様コールが響く。
彼女は部下達に姫様呼びをされていた。 実際に姫将という事も在るが、彼女もそれを受け入れて豚たちと共に里の外や里内の見回りに向かう。
そう言った日が数日続いたある日の夜。
里の屋敷の自室で寝る前のわずかな時間を待ったり過ごしていると、ふと気配を感じる。 身構えて得物を構えると、小さなノック音を後から姫将殿が入ってきた。
「ん?どうした?」
「その・・・今日の添い寝の当番に我を入れて貰った・・・。 ダメか・・・?」
「いや、そうではないが・・・。 無理はしなくても良いぞ?」
「無理は・・・していない・・・。 ただ、緊張しているだけだ・・・。」
「そうか・・・。 どうする?来るか?」
「・・・。 勿論だ・・・。 行かねば、入れて貰った意味がない・・・。」
「では・・・おいで。」
「う、うむ。」
静々と、彼女が近づいてくる。
覚悟を決めて来たらしく、本当に薄着で来た。
彼女を抱きしめると、やはり少し震えていた。 落ち着くまで側にいると、震えが落ち着いた。
「すまない・・・。 落ち着いたから・・・。 それに少し寒い。 良いか?」
「ああ、良いよ。」
2人で1つのベッドに入る。
彼女は今まで武門一辺倒で進んできたので、色恋沙汰には疎かった。
その為、今回の事はかなりの覚悟で来たらしく、よく見れば、彼女が着るような服ではなかった。
2人のどちらかから借りたようだ。 しかし、彼女も魅力的な女性ではあるから当然だが、興奮はするのは変わりない。
「主殿・・・。 興奮してるのか?」
「当たり前だろう?」
「良かった・・・。」
「?・・・どうしてだ?」
「剣一筋に生きた我が、諦めていた女であることを今、実感をしているが、それでも今は拒否られたらと思うと、怖いのだ・・・。 だが、主は拒否をせずに我を女として見てくれた・・・。」
「・・・。」
「だから頼む・・・。 今のうちに我を貰って欲しい・・・。 決意が鈍る前に・・・。」
「分かった。 出来るだけのことはする。」
「頼む・・・。」
2人でとても有意義な夜時間を過ごせた。
外が白み始める頃にその時間が終わり、2人で産まれたままの姿で眠りについた・・・。
目が覚めるのは昼前近くではあったが。
「・・・。 おはようございます・・・。」
「ああ、おはよう。 体は平気?」
「!!・・・そのう・・・少しだるい・・・。 だが、心地の良いだるさだ・・・。」
「そうか・・・。 これからは妻の1人として、よろしく頼む。」
「ああ、こちらこそ。」
それからは彼女も少し暗い部分も綺麗に消え、里の住人として頑張っている。
こうして2人の新たな住人が増えた。




