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戦輪の戦士  作者: KY
24/41

依頼を受けて頑張ります。

この度、新規部署に移りまして一週間が経ちました・・・。

仕事は大幅にはズレてはいませんが、やはり勝手が違う所もあり、上手くいかない所があります。

気持ちの切り替えがうまく出来ない筆者でございます。 

これがかなり大変でございます。

まだまだ覚える事は多くありますが、頑張りたいと思います。

作品の応援もお願いします。

天気の良い朝、俺らはなぜか・・・

古戦場にいます・・・。

なぜかというと・・・。


「やはり戦場ならそういったモノがありますよねぇ~。」


「・・・確かにそうだろうけど・・・。」


「姉さん・・・それでこの依頼を?」


「は~い、そうでぇ~す!」


「「はぁ~」」


話は数時間前に戻る。 いつものように里で得たモノをギルドで納品した後で、依頼を見ていると、アニスが依頼を受けたと、言ってきた。

彼女も元々冒険者だから再登録で済んだ。 その為にすぐに依頼を受ける事が出来た。 そうして再登録が終わった事で、俺はヤニスと依頼を見ていたが、なぜかアニスの方が依頼を持ってきた。


「主さまぁ~。 ヤニスちゃぁん。 この依頼を受けたいですぅ~。」


「えっ?どれ?」


「姉さん・・・これは・・・。」


「えっ?私の戦力を上げるんですよね?ならここしかありませんわ!」


それこそ満面の笑みで・・・。

依頼は『古戦場に悪霊やアンデッド達が現れた。 浄化してほしい。』だった。

確かにアンデッド系の使役魔法が主のアニスには、もってこいだがまさか本当に持ってくるとは思わなかったと、思ったのは俺だけではないようだった。

ひとまず受けることにして、2人を連れて現地に向かう。


「・・・。 やはりここの空気は・・・ヤバいモノが・・・ありますね。」


「ああ、そうだな。 だがここにいるわけにも行かないからな・・・。」


「はい・・・。」


「はい!」


三者三様の反応をしながら古戦場に降りていく。

近づいて行くにつれ、魔物が現れていく。 ゴースト・ゾンビ・スケルトン等の死霊系が、襲い掛かってくるが、アニスの眷属化の魔法が連発して次々と、彼女の配下に加えられていった。

その光景は、底なし沼にはまって脱出が出来なくなったように沈んでいった。 すでに中位クラスと思われる死霊騎士と思われる魔物も沈んでいった・・・。


「これって、俺らいる必要ある?」


「・・・。 護衛です・・・。 我らは。」


「そう・・だね。 分かったよ・・・。」


次々と自身の眷属・召喚兵にしていくアニスに少し引きながらも頼もしくもある。

その余裕も終わりを告げる。


「とうとう来たか・・・。」


「はい。 流石に姉さんの力では多分、無理でしょうから少しダメージを与えないと、どうにもならないでしょうから。」


「そうだな。 聖水をかけてから挑みますか。 ・・・いくぞ!」


「はい!」


バックの中から聖水の瓶を取り出し、自身の武器に振りかける。

相手は明らかにここのボスであろう『スケルトンキング』。

この戦場で散った王が、残留思念から蘇った。 しかし、かつての王は桁違いに強かった。 その為にこのスケルトンキングも強い。 

アニスの眷属する底なし沼の中にいながらも襲い掛かってきた。

彼女を倒そうと、襲い掛かるが、予期していたヤニスが攻撃を受け止め、俺の戦輪が骨の体を切り刻む様に飛び交い、俺の刃もダメージを与える。


『ガチガチガチ!!』


「倒れなさい!」


「おらぁ!」


「主様ぁ!ヤニスちゃん!その調子ィィィ!!」


「「はい(よ)!!」」


すでに様々な場所を切り刻まれて弱り始めたキング。

底なし沼に徐々に沈んでいく。 足首から膝の高さへ。 度重なる攻撃でその膝も腰へと深度を増す。

アニスも精霊魔法でさらに攻撃を加える。 聖水自体もヤニスがキングの頭上でぶちまける。 俺も聖水の瓶をキングの胸部や腰部に叩きつける。 聖水をかけたナイフや聖属性保持にした手斧やニードルを撃ち込んで、ダメージを増やす。 そうしている事、一時間。 

とうとうキングが、アニスの底なし沼に沈んでいった。

それと同時にキングの眷属化が出来た。   


「主様ぁ~!キングの眷属化が出来ましたぁ~!!」


「そう・・・だねぇ・・・。」


「ええ、姉さん・・・。」


彼女が眷属化の術で頑張っていたが、地味にダメージを与え、やりやすくするために頑張った事は、綺麗にスルーされていた・・・。

結果オーライな事に良いかと思っている自分がいる。 こちらの苦労と努力を綺麗にスルーする天然お姉さんは、一人で飛び跳ねながら喜んでいる。 同じような気持ちを持っている彼女の妹であるヤニスと目が合い、ため息をつき合う。


「これでも良いか・・・。」


「御意・・・。」


「帰って報告しましょう!依頼達成ですよぉ~!主様、ヤニスちゃん!」


「ええ、そうですね。」


「ああ、行こうか。」


「あれ?なんか疲れてます?頑張りましょう!」


「「そうだね・・・。」」


古戦場を後にした俺ら。

しかし、その足取りは対照的だった。

眷属の大量獲得の出来たアニスは、空をも飛べるような足取りでいる。 一方、そのために苦労をした二人は・・・疲れていた・・・。

そのままでギルドに向かうと、担当のようになっているアンナが声を掛けて来た。


「どっ、どうしたんですか?対照的な状態ですが・・・。」


「気にしないで・・・。」


「うふふ、達成しましたよぉ~。 確認をして下さい~。」


「頼む。 一応は確認のために辺りは見てきたが、ただの荒野になったはずだ・・・。」


「・・・かなりお疲れの様で・・・。 大変な依頼をして頂き、ありがとうございます。 直ちに確認に冒険者を派遣し、安全かどうかを調べますのでお待ちください。」


「ああ、頼むよ・・・。 俺らは・・・帰るから・・・。」


「はい!お待ちしてます。」


アンナが勘違いしている所をあえて訂正せずに疲れた体を引きずって、街に出て行く。

街に出て、市場を歩いていると懐かしい顔に会う。


「あれ?シンさん?お久しぶりです!お元気ですか?」


「ん?ティティ?おお!久しいな!」


「はい!でも、依頼ですか?」


「ああ、だが今日の依頼がハードでね・・・。 流石に疲れたよ・・・。」


「そうですか・・・。 うちに来ます?これから夕食の仕込みなので、食事はまだですが・・・。」


今回の事で疲れてしまった俺は、彼女の申し出に受けて久しぶりに彼女の家である宿屋に向かう事になった。 当然、荷物持ちもして。


「泊ってくれるのにすいません・・・。」


「良いよ。 気にしないで。」


「これからお世話になるんです。 それくらいは。」


「そうですよぉ~。 頑張りますぅ~。」


「お仲間も増えたようで良かったです。 あっ、着きました!すいません。 お母さんに話してきますので、先にスイマセン。 お母さん!シンさんが今日泊ってくれるってぇ!」


「あら?久しぶりですね。 宿泊は前回と同じで良いかしら?ただ、3人だとうちの一番高い部屋になるけど、良いかしら?」


「ええ、構いません・・・。 お世話になります。」


「はぁ~い。」


俺は早く休みたい一心で女将さんに代金を支払い、いつものようにティティに案内されて部屋につく。

案内された部屋は3つのベッドが並んでいて、タンスも3つと椅子も3つ、テーブルも大き目のモノが置かれていた。 


「やはりここは凄いね・・・。」


「そうですね。 なんでこんな裏通りにあるんでしょうか・・・?」


「まあ、お陰で俺らは条件が良い宿を使えるんだけどね・・・。」


「まずどうされますか?」


「疲れてはいるが、お前たちも疲れただろう?2人で風呂に入って来なよ。 俺はその後で入るから。 姉妹で水入らずで入って来な。」


「よろしいんですか?」


「そこは良いよ。 ひとまずは互いに落ち着こう・・・。」


俺らは宿の風呂に入り、落ち着いた。

宿の好意でゆったりとお湯を楽しんだ。 お風呂に入った事で落ち着いた上に気持ちの切り替えも出来たのだが、そうしているうちに夕食の時間となり、ティティが呼びに来てくれる。

宿の主人の腕を振るった料理は、いつ食べてもおいしかった。 当然、宿の目玉ともいうべき風呂は特筆していた。 実は里に移った後も出てきた後も街に来た際は、食事や風呂、休憩にはこの宿を使用していた。 


「今日はゆっくり休もう・・・。 明日はギルドに行って査定の方を聞きに行こう。」


「それと、明日はギルドに行った後はそのままお休みにしよう。 少しではあるが、お金を渡すので買い物をしてきなよ。」


「良いのですか?」


「良いのですか~?」 


俺らはそのまま宿で出された食事と風呂、ベッドで疲れ切った体を休ませる。

全ては明日に備えて。

そのまま爆睡したうちら・・・。

翌朝、スッキリした顔でギルドに向かう。


「アンナ、査定は終わりそう?出直そうか?」


「ああ、シン様。 申し訳ございません。 範囲が思っていたより広範囲なので、まだなんです。 確定している報酬だけでも受け取られますか?」


「そうだなぁ。 ひとまずそうさせて貰おうかな・・・。」


「畏まりました。 少々お待ちください。」


「ありがとう。」


アンナは受付嬢らしく、俺らに一礼してから奥に下がっていく。

少しして報酬の入った少し大きめの袋を持って、戻ってきた。 思っていたより貰えるようだ。


「お待たせしました。 報酬の内訳ですが、魔物の討伐報酬と魔物の換金部位の買取、提供して頂いた回復薬や状態改善薬の代金、そして功労金です。 ひとまず金貨200枚と算定しましたが、これでよろしいですか?」


「いやいや、十分すぎる位だ。 ありがとう。」


「いえいえ、シン様の活躍にこれだけしか払えず申し訳ありません・・・。」


「いや、十分に評価してもらっているよ。 ありがとう。」


アンナから報酬の入った袋を受け取ると、鞄に仕舞うふりをしてアイテムボックスに収納した。

その中で20枚程度の金貨を出した。


「? どうされました?」


「いやな、これだけ大きな津波が発生したのに何もないのも冒険者諸君には、可愛そうだ・・・。 そこでだ!今回、俺が払おうじゃないか!皆!飲めぇ!食えェ!町中の酒や食料を食い尽くしちまえぇ!!!!」


「「「「「「「「キャッホゥゥゥゥーーーーー!!!!!」」」」」」」」


「よしゃあ!!!流石、話分かるぜぇ!!」


「好きなモノを頼んで良いの?!どれにしよう?!」


「そんな事を考えるなよ!全部頼もうぜ!」


あっという間にギルド酒場はカオスに変貌した。

チビチビ飲んでいた連中が、温くなった酒を飲み干してそのままキンキンに冷えたエールを貰いに行く姿や軽食を少しずつ食べていた獣人冒険者が、作り置きの料理を大量にテーブルに運び込んでいた。

その光景にアンナは俺を見たが、さらに油を注ぎ込んだ。

伝令役の子供を大量に呼び出して、外の露天商たちにも供出を頼んだからだ。


「「「「「分かりました!行ってきます!」」」」」」


「頼んだぞ。」


一斉にギルドを飛び出していく子供達。

その後、子供達の呼びかけに食べ物を扱う露天商や商店主たちは、冒険者だけではなく、まわりの住人にも供出しだした。 その取り纏めに両ギルドが乗り出し、職員たちもその恩恵をもらうことに。

その方向へ進んでいく街の光景にアンナはジト目で俺を見た。


「シン様・・・。 これは町中から食料と酒が無くなりますよ?」


「そこは商人の方々に頑張って貰おうかな?俺らは帰るよ。 明日も来るから足りなかったら言ってくれよ。 支払うからさ。」


「全部取り纏めても金貨20枚はいかないとは思いますか・・・分かりました。 明日、お待ちしております。」


「ああ、よろしく。 じゃ。」


俺は手を上げてギルドを出て行く。

宿に帰る道は、多くの人が商人たちから飲み物や食料を受け取り、そのまま食べたり、持ち帰る人もいたが、中々の盛り上がりだった。

その中を歩く俺ら。


「派手な事になりましたね・・・。」


「良いんじゃないの?時にはさ。 少し気が抜ける事は良い事だよ。」


「そうですねぇ~。 楽しい光景は大歓迎ですぅ~。」


「姉さん・・・。 まあ、そうですね・・・。」


あっけらかんとしている2人をため息交じりではあるが、笑顔で返すヤニス。

通りの露天商で、小樽ワインを貰ってから宿に戻る。 そこでも多くの人が主人の料理に舌鼓を打っていた。 女将さんが俺らに気が付いて、声を掛けて来た。


「シンさん。 派手にやったわね?町中の食堂は、どこもこんな感じよ?」


「はははっ、いやぁ、まさかここまでとか思わなくて・・・。」


「塞ぎ込んだ感じだったから有難いわ。 貴方達の食事はティティに運ばせるから待っていてね。」


「お世話になります。」


部屋に戻った俺らは少しくつろいでいると、ティティが食事を持って来てくれた。

その食事を食べた後、アニスから提案をされた。


「主様ぁ~。 今回は~私が~ご奉仕させて頂けますかぁ~?」


「無理はしなくていいんだぞ?」


「いいえ~。 私もぉ~主様の従者になったのでぇ~役に立ちたいんですぅ~。」


「あの・・・私も宜しいでしょうか・・・。」


「分かった。 今日は頼もうかな・・・。」


「「はい。 畏まりました。」」


食事や入浴の後に2人からの奉仕を受けて、夜が更けていった・・・。 とても情熱的な夜だ。

様々な事が落ち着いたその日が更けていった。


「ん。 朝か・・・。」


「んあ、主様・・・。」


「最高ですぅ・・・くぅ・・・。」


日が昇り始めた頃に目を覚ました俺は、窓際に座って外を見る。

昨日のお祭り騒ぎの余韻が、今も残る街は後片付けをしている人とまだ飲んでいる人とが、往来しているのだが、とても楽しい光景に見えた。


「主様・・・おはようございます。」


「主様ぁ~おはようですぅ~。」


「おう、おはよう。」


互いに薄い寝着しか身に着けていない2人は、俺に挨拶をしてくれた。

俺も返事を返すと、外からは見えない位置で2人は近づいてきた。 自分の体の一部に感じる2人のぬくもりに安堵を覚えながら・・・。


「さて、今日もギルドへ行こうか・・・。 不足分があれば、支払わないといけないからな。」


「はい。 そうですね。」


「分かりましたぁ~。」 


宿の1階に降りると、昨日の残り香は綺麗に取り払われていて、朝の光景に戻っていた。

いつものように女将さんとティティが給仕をして、主が腕を振るっていた。


「おはようございます。」


「「おはようございます。」」


「おはよう。 昨日はご馳走様でした。 あたしたちも貰えたわ。 それで今日は一品、サービスするからね。 席について頂戴。」


「「「ありがとうございます。」」」


俺らの朝が始まった。

宿の少し豪華になった食事を食べて、ギルドへ。

出来るだけ多くの評価も欲しいですが、酷評だと豆腐メンタルなので、辛いです・・・。

評価せずでもブックマーク登録という応援もお待ちしております。

頑張ります。

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