入学式
入学式
桜並木の道を小学校へ向かって歩く、、、、るい小学一年生。
(やべぇ、早速やっちまった。俺にラッキースケベの才能があったなんて。まあでも6才のやったことよ。もう夏虹も忘れてるさ。)
ぶつぶつ言いながら歩く。あれから三日後の今日、そう今日は入学式。
(確かうちの小学校は3クラスしかない。しかも2年おきにしかクラス替えはなかったはず。確か俺はずっと夏虹とは同じクラスだったはずだ。これは幼馴染レベルを上げるチャンス!やっぱ幼少期の思い出があとに響くはず。これ鉄板っしょ。)
などと馬鹿なことを考えながら、両親とともに学校へ向かう。俺の町は田舎過ぎず、かといって都会でもなくとても中途半端な街だ。
しかも、しっかり少子化のあおりを受け、今では同じ同じ学年で80人ほどしかいない。
なので地元の奴らは大体顔見知りだ。
(とはいえ今の俺は小学生になるところだ。もちろんほかの奴らは俺のことをほとんど知らないだろう。ここはばれないようにうまくやらないとな。なにかあったら、あれれ~っごまかせるだろう。)
某名探偵に引っ張られすぎである。
そんなこんなで入学式も無事終わり、それぞれのクラスへと向かう。
クラスに入って席を探していると、夏虹とばっちり目が合った。
「ふんっ!」
夏虹はかわいいほっぺを膨らませてそっぽを向いてしまった。
(まだ、おこってる~、、、でも怒った顔もマジ天使、やばい顔にやけそう。今にやけたら終わりだ。耐えろ、、耐えるんだ俺!)
にやけそうになるのを必死にこらえ、黒板に張り出された席順表を確認する。
(ビンゴ!紫原夏虹と毛利るい。やっぱ前後ろの順番になるよな。これは助かる。ありがとう俺の先祖。毛利の名字に感謝します!)
席に着き、前の席の夏虹に声をかける。
「夏虹ちゃんよろしくね!」
るいはとびっきりの笑顔で答えた。
「るい君きらい。いじわるだもん」
夏虹はそう言ってそっぽを向いてしまった。
(、、、え、もう詰んだ?)
前途多難である、、、




