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目が覚めるとそこは

(あれ、俺いつのまに寝たっけ?)

ぼんやりとした記憶の中から意識がはっきりとしてきた。

見慣れたいつもの天井…ではなく、

「ここどこだ?なんか見覚えあるけど、あれ?なんか体が軽いぞ?」

いつもと違う目線にいつもと違う違和感

「え?手ちっさ!え?え?誰これ?なに?夢?」

るいは自分の手足が小さくなっている。

部屋には学習机に本棚におもちゃ、明らかに子供部屋だ。しかもどこか既視感を覚える。

「ここって昔の俺の部屋だよな?夢か?てかなんで体ちっさくなってんの?どこの名探偵だよ!」

一人混乱していると

「にぃにー」

「げふっ」

鳩尾に幼女がダイブしてきた。

「にぃにーもうあさだよ?」

(え?何この天使?もしかして胡桃か?こんな可愛かったっけ?)

ふわふわの癖っ毛にくりくりしたぱっちりお目々の天使がいた。

毛利胡桃、俺の妹だ。

(あの、クソビッチがこんなに可愛かったなんて、あ、てかもう5年は口きいてないな)

「ほらほら二人ともはやく来なさい、朝ご飯よー」

「はぁい」

リビングから聞こえる母親の声にいよいよ状況が飲み込めてきた。

(鳩尾は今も痛いし、これは間違いなく現実だよなぁ、これってタイムリープってやつだよな?)

ふと部屋の端を見るとカレンダーがあった。

「20年前の3月か、てことは小学校に入学する前だよな?俺今からまた小学生やんの?」

中身おっさんの小学生なんて…

「…小学に入学する前かぁ、てことは」

外を見るとお隣には引っ越しのトラックが、

「ビンゴ!やっぱそうか!あのばあさん本当に魔女だったみてーだな、そういう事ならやる事はひとつだ」

るいは決心した。

「今度こそ完璧な幼馴染になってやるよ!」

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