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2/7までの夢

毎日のようにフルカラーの夢を見るので、夢日記を付ける事にしました。

ただ、それだけ……のはず。

## 2/1の夢

「どうして黙っているの?」

 目の前を黒髪の長い女性が行ったり来たりしている。かれこれ1時間だ。

「あなたが見ているから、あなたの愛に応えてあげたのに…」

 艶かしく身体を弄る仕草。

「だから、あなたの声も聴こえるように改造してあげたのに」

 この人は、オレよりも怖い人だった。

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## 2/2の夢

「夢みたいだ」

 教室ではあまり話さない美人同級生と、電車に乗っていた。

 しかも二人きりで他に誰もいない。地下鉄はいつの間にかローカル線に変わっていた。相手は窓の外をみてばかりでこちらを気にしない。降りても良いか?

「ダメ、立つとスカートの中が見えて世界が滅ぶ」

 夢だな。

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## 2/3の夢

 今日の私は拭えない罪悪感が口いっぱいに広がっている。出るタイミングとか、もっと入念に調べておけばよかったのだ。初歩的な事を怠ったから、こんな事に。

 ふと、眼下の部屋の扉が空き、アイツが私を見つけて駆け寄った。

「ちょっと、何でもう無いのよ!?」

「麺が伸びるから無理」

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## 2/4の夢

 綺麗な投球フォームで見える太ももと揺れるスカートが悩ましい。

「先生!」

急いでミットを上げると、心地よい痛さが手に伝わった。

「後ろ向いてて」

 返球して後ろを向くと、振りかぶる音が聴こえた。とっさにボールを取ると、何故かピンクの布地が見える。

「先生の意気地なし!」

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## 2/5の夢

「死神は本当に怖い存在かな?」

すっかり臥せっている彼女が言い出した。元々夢見がちでもある。

「人の寿命が尽きるとき、家族ではなく最後に看取る神様なんだ。怖く見えても仕方ないんじゃないのか?」

「なら、あなたは神様ね」

ミニおぼんに載せた雪ウサギを額に乗せた。

「冷たっ」

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## 2/6の夢

 その人は確かにいたはず。OFF会で意気投合し、連絡先も交換し、お互いの部屋へも行った。

 温もりも忘れ、連絡先が通じず、部屋も別人がいる。探し当てたら司書をしていたが別人だ。

 夜、酔い潰れていたはずが図書館にいた。彼女の首が裏返り、恋しい人に。

 おかしくなりそうだ。

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## 2/7の夢

「もしかして、妬いてる?」

彼女はスマホだけを見て笑いながら言った。

彼女の眼鏡はVR対応。お互いゲーム好きだが、自分より二次元に金を掛けるのはどうなの?と聞いたら

「こっちは期間限定。流行は廃れるのよ。理解してよ」

現実の課金は?

「20年後」

オレの賞味期限は大丈夫か?

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