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プロローグ



2005年 7月4日 





『・・・お前、此処で何してる』

 





ふと、そんな声が耳に入った。

時間はもう夜、夏に入った季節の夜は冷え込む。

よく開けたこの町外れの公園でずっと地面を見つめていた。声は私の正面から。

けど私はその言葉に顔を上げない、きっと私の事では無い。

そのままじっと階段の上でうずくまる。



『だからお前だよ、そこのワンピースを着た少女』



なんと服装は一緒だったらしい、こんな所に私以外の女性が居たのか。

そんな事を考えながらぼーっと石段を見つめる

すると足音が近づいてきた。



『何度も呼んでいるだろう、聞こえないのか?』



足音が止まった、声は真上。そこでやっと感づいた。

私? もしかして私を呼んでいるのだろうか?

少しだけ目線を上げる。

見えたのは真っ黒な脚だった。


少しずつ顔を上げていく。


黒い脚、腰、胸、そして顔。


まるで全身に漆黒を纏ったような容姿、引き締まった体がそのまま映し出され顔には紅く光る双眼

暗闇に紅いルビーを2つ置いたように暗く深い。


 極めつけは頭部に付いた”一本角”


「亜人・・・・」



私は呟く様に口にした。










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