第八回スコップ
2chのある発言について。
触れるな、とスレでは言われる人なんだけどもね。
競作スレが馴れ合いで、評価点を入れるな、という主張も解らなくはないんだ。
誰ともツルんでない作家さんとスタートラインが違ってしまうのが不公平だ、という主張は確かに間違いじゃないね。けども、スタートラインが公平であるべきとか思ってるのは間違いだよ。
いや、理想論で実現は不可能だ。遂行した人が馬鹿を見るだけのことだ。悲しいけどね。
例えば、アルカディアとか自サイトとか紹介サイトでの宣伝とか、CM効果というのはネットじゃ馬鹿にならないからさ。それ以上に強力なある種の効果は確かにある。
アルカディアとか自サイトとかは、立派に自助努力って奴だろう。それと同じで責められる謂れはないね。
(追加情報:お題スレではなく、企画競作スレでした。訂正。)
2chに晒すことが宣伝になるってのは、解ってることだし、スレにも効果的方法の一つとして、「余所で宣伝する」と書かれているじゃないか。
ただ、2ch晒しは、批評がセットで付いてきますよ、という事で、改訂する意志があることが前提条件だから、晒しておきながら何一つ変えないというヤロウはその後にボロクソに叩かれても文句言うな。
同様に、競作スレは評価厳しいし、ptだって付かない事の方が多いくらいだよ。
あくまで、「読んでもらえる機会が増える」というだけだからな。
お題に沿って作品が書けるなら、書いて持ってくればいいのに、と思うよ。
読んでもらいたいと思うなら、どんな機会も進んで掴みに行くべきだよ。アルカディアにも晒して、自サイトやMixiも利用して、あらゆる手を尽くせばいい。
Mixiにもかなり大きなコミュニティがあるから、利用しない手はないよ。
宣伝しないと、「なろう」だけで勝負したって、まず読んでなど貰えない。
不公平なのは、人の目に止まる機会の不均衡ってヤツだ。
文句言ったって直りゃしないんだから、それより本気で読んでほしいと思ってんなら、せっせと宣伝した方がなんぼか前向きだ。
読んでほしい、仲間がほしい、と思うのなら。その上にお題で作品作れるなら、うってつけの場所があるから、競作スレにおいで、と言ってる。
あ、ランキングに乗るほどのブースト効果はないからな、先に言っておく。(笑
中には、そういう不正ルールがある真の馴れ合いグループもあるようだが、競作スレは違うから。
等しく批評はする、ptは良作なら付く、書きなれた作者が多いから、ハズレ作品は少ない。
まぁ、弊害があるとするなら、ハズレが少ないって点か。
スレに晒された作品読むだけで満足しちゃえるんだよね、最近。掘り出すのも大変だし、ランキング作ははなからストライクゾーンを大きく外したボークばっかだし。
競作スレは自分好みの作者が集まって、いわば、似た者同士の集団になってるから、仕方ないね。
自分の居やすい棲家をまず探せ。(笑
ランキング作品に合わないんなら、仕方ないことだ。馴れ合いは。
大企業の中でも、部門部門で全部違うもんだろう、それと同じ。なろうというサイトに集まる中でもいろんな派閥があっていい。むしろ、派閥が明確に表れないと困る。
200文字の集団とか、他のお題集団とか、2chお題スレ集団、今のところ明確に表れてるのはこの3つくらいだが、もっと細分化した方が利用者には便利になるんだよ。
「なろう」の解体だ。
それぞれが自分の好みの集団をチェックするだけで良くなる、余計なモンを読まされる無駄は省かれるべきだろう? 図書館だって傾向別にジャンル分けってのはなされてるんだ、本来、ジャンル別ランキングがその役割を果たすはずだったけど、それをぶち壊されてんだから、代わるシステムが必然で表れただけなんだ。
いや、ジャンルの違いでもなくって、作風の違いってヤツか。
ライトノベルと、文学系、200文字は超ショートになるのか? 軽く読みたい人にはいいだろうね。
厳選集とか出してくれんかな、とかは常々思うが。(そのうちお勧め200とかでやろうかな)
設定の矛盾やら地の文が疎かだともう読めない、という人向きの作品と、すっきり爽快感があるなら、細かいとこは別に気にしない、という人向きの作品は違うし、そういう人等が集団化してくのも仕方ないということだ。ランキングが片方に寄ってしまってるんだから。
主流派の、すっきり爽快感で細かいことは無視派には、今のなろうは便利だろう。それ以外の派閥が自分らに便利なように分離し始めただけのことだよ。
本スレの晒しまとめWikiだとか、ね。別に問題はないさ、なろうのランキングはこれまで以上にすっきり爽快派ばかりになるだろうが、正しく棲み分けが成されるだろうよ。
んでは、今週見つけた0pt作品。
『ユグドラシステム』(Nコード:N1765X)夏槿蝉/猫舌菜雲 両氏
ほとんど空行がない、ということでずいぶん損をしているなぁという作品。
能力による戦闘シーンが、なんちゃって戦闘と違って、かなり迫力あるよ、うん。
ストーリーも気を引くものだし、引きが上手いなー、と感心しながら一気に読了。
完結済みなんで、読んでみてほしい。
(追加情報:これ、ジャンルはファンタジーなんだが、SFっぽい雰囲気が心地良いです。敷居の高いSFサイエンス・ファンタジーの定義、こういうモンだというお手本。)
今回から題名変えましたー。なかなか発掘作業に掛かれなくなったんで。