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スコップ番外・想像力欠如で起こるアレコレ

え、まず、わたしの小説を例に出すと、ゴブ小説のゴブリンは低能で人間との会話が成り立ちません。

が、別の、金融王のほうでは、金融を牛耳り、人間社会にも大きな影響力を持つ一種族です。


一見、違う世界観のように見えますが、基盤は同じ世界です。パラレルに、ちょっとズレてるだけ。

ゴブ小説の世界の何千年分かズレてるのが金融王です。ゴブリンという種族の進化がね。

ズレた世界なんで地図が違ったり法則が違ったりはするけどね。作品ごとにまったく別の世界観なんて用意してたら、頭がパンクする。全ての作品の世界観は同じ、基盤はリアル現実世界。それをちょこっとズラしているだけだよ。(笑


だから、設定を考えるのなんかとても簡単だ、基本はリアル社会だからね。物差しであるリアルの情報は大量に必要にはなるけども。本棚にずらりと並ぶ同じ表紙のファイル、位置が違えば内容も少し変わる、そういう感じに、リアルの現実世界をベースにいじってるだけ。


でだ、この「法則」という設定なんだけども。

結果と原因の関係ってものを、どう考えるか、というのが今回のテーマ。


名著ドラえもんの中にあった一説に影響されて、それを延長したようなものだけどね。(笑

『同じ東京~大阪の移動なら、途中経過が新幹線でも飛行機でも構わない』

これこそが、リミッター解除なんだよ。


火が燃えている。その理屈は、炭素のC2がどーのこーの、という話なわけだが、それは目に見えるわけじゃない。同様に、パラレルの世界の存在は、「無い」と証明されたわけじゃない。

だったら、どこかの世界では、火が燃えるのは「火」という精霊が涌きだしたからだ、という理屈でもまったく不都合はない。

可能性という考え方は、どこかで自分の知る常識の枠に捕らわれがちだ。常識が枠になってしまうのは、可能性を見落としているからで、よくよく考えを巡らせれば、「無い」という決断が早急だったと気付いたりする。

可能性とはすなわち、疑いだ。新幹線、飛行機、他の方法はないのか?と見る疑惑の目だ。


それが、想像力のリミッター解除。

火が燃えるのは、炭素と酸素が化学反応で・・・というのに頭を支配されていたら、自由な想像力は阻害されてしまうよ、というお話しです。



さてさて、脳内補完という言葉がありますが。

例えば、ゴブ小説の中で、洞窟内が騒がしいということを理屈付けて書きました。以前、主人公が潜ることになったダンジョンも洞窟と似ているけど、決定的な違いがあってだね。動く者はない、ということがはっきりしてたわけよ。魔物に追われることになるけど、その魔物は最初、石だったと描写がある。

けど、次に出てきた洞窟はゴブリンの繁殖地。生きた魔物がたくさん、生きたままで入ってるんだから、煩いに決まってるわな。(笑


そんでだ。ここで早トチリな読者は、鬼の首を取ったかのよーに、そういう描写を怠った作者の作品をあげつらったりするんだな、これが。(笑


例えば、有名どころで支援BIS氏の「迷宮の王」という作品を例にすると、描写がちゃんと出てるんだ。主人公のミノタウロスの描写関連で、前任が斃されても次が自然に湧き出てくる、というような描写がある。で、ゲームをやった人間は一度は経験するわけだが、エネミーはプレイヤーが侵入してから涌くもんだから、タイムラグが発生した時など、「はよ涌け~!」てなこともあるわけよ。もちろん、涌いたモンスは斃されるまで、その部屋でうろうろしとるわ。スルーされた後でもな。

BIS氏が実際どこまで設定をされているかは不明だが、それらを踏まえて、読者はダンジョン内が騒がしいという描写で書かれていなくても、違和感を感じないはずだ。

舞台はゲームに似たダンジョン、涌き出てきたという描写、あとは脳内補完しとけというところ。


実際はね、作者がこれみよがしにね、地の文とかで「アテクシ、リアリティに拘ってますよー」みたいな空気を醸し出してでもいない限りは、読者としては「そういうもんか、」で脳内補完すりゃ済む話だわな。

他の、どーでも良さげな設定を細かくやってるような作者が、読者にツッコミ受けるのは、これは自業自得というものだけども。


でだ、指摘を受けたら素直に受け取っておけ、と。自分で細かいところに拘ると喧伝しておいて、指摘された時だけ都合良く、細かいことをぐだぐだ言うな、とか、馬鹿だろうお前。(笑

作者はバカです、とまで喧伝する必要はないよ。(笑


シレン氏「ネット小説の読者として」には賛同する点が多々あるものの、批評や批判、苦情を感想欄に書き込むことを否定しないのが私のスタンス。メンタル弱いと自覚のある作者は、感想欄閉じとけよ。メッセとかで、耳を塞いでる人にまで、無理やり苦情を聞かせようとするのはルール違反だろうよ。

煩い読者が来たら、しばらく感想欄閉じます、でいいんだよ。自分に後ろめたい事でもなけりゃ、読者の方で勝手に理解してくれるよ。盗作疑惑とかは逆に認めることになるけどなー。(笑

ネットは疑似空間でも、書きこんでる人間はリアルに存在するんだから、ここはリアルの延長だ。人間関係の煩わしさなんてのは、ネットもリアルも同じものだよ。夢の世界じゃないんだから。(笑

ネットだから、と、そこに「特別」があるなんて期待すんな、幻想だ。


自分が不愉快な目に遭わされないようにする、それは権利だ。相手にも同じ権利がある。そこに想像が及ばないから、度を超した行動で誰かを不愉快にして引っ叩かれるんだよ。

いくら権利があると言っても、それを振りかざしたら、やっぱり誰かの不愉快に繋がる。想像しろ。



二次作品でアンチ・ヘイトを書くのも、感想欄に暴言・暴論書きたてるのも、行動自体は同じだよ。

作品として表現するのはアリとか、寝ぼけるな、ての。二次の場合はオブラートもなんも名指しじゃねーか。作者が読まなくても、公に公表するって、学校裏サイトみたいに陰険だぞ。

批評、批判、非難はオケでも、暴言、暴論はノーと思ってるよ。だから、アンチ・ヘイトもノーなんだ。

とあるキャラが嫌いだからと、酷い目に逢せるための作品を作る。そういう作品はノーだ、存在させておくべきじゃないと思ってる。作者の内面が露呈されて醜悪だ。なんでわざわざ自身の心の醜さを発表するかね? 読む以前、有ると言うだけで不愉快だが。

そのキャラに対する批判として、欠点をテーマに掘り下げたアンチ作品とかを言ってんじゃなく、設定を改悪したり、酷い目に遭わせて溜飲を下げるために書いた作品のことだ。両者はベツモノ。


アンチ・ヘイトで嫌な気分を味わった経験があれば、感想欄に書かれている暴言・暴論もひどく嫌悪感を煽るものだと感じるはずだ。両者は同じだからな。

感想欄の暴言・暴論に嫌悪を感じたことがあるなら、アンチ・ヘイトに存在するなという意見も理解出来るはずだ。両者は、そこに書かれて存在するだけで、不愉快になる書き込みってやつだからさ。

両者とも、「気に入らなきゃ読まなきゃいい」というレベルじゃない。存在を抹消しなけりゃ気が済まない、有るだけで人を不愉快にする存在だ。

作者に届かないぶん、陰でこそこそやるのと同じで、陰険だ。だから、多くの人は嫌悪するんだよ。その作品やキャラクターを知らなくても、眉を潜めるんだよ。作者の陰険さに反吐が出るんだ。匿名でない場所で、わざわざ匿名にして暴言を書く陰険さ、とかな。

そんな害悪を公表しておいて、批判するな、は通らないくらいは解かるだろう?

人を不快にするものを延々垂れ流しておいて、傷付いた、なんておこがましいのも理解出来るだろう?


問題は、不快感は感情のもので、個人差があるってことなんだよ。

だから、全ての発表物は等しく誰かの感情を逆なでる可能性があるし、自身の発表した文章も例外なく、そこに当てはまる。

ようは、お互い様なんだ、てことだ。

許容量ってのは、これは平均値で決めるしかない。常識的に考えて、という決まり文句だ。多くの人が不快に感じるだろうことは、これはアウトなもんなんだ。平均値すら無視したら、無法地帯だ。

逆に、「何を書いてもいい」ということを正当化する。



これらもみんな、想像力だ。

木が生えているのを見て、その高さを想像し、根の張り具合を想像する、ってことだ。

感想欄で、みっともない、とか陰険だなと感じるのは、大勢がよってたかって批判を書きこんでいる場面か。なにを尻馬に乗って調子こいてんだよ、と気分が悪くなるね。

想像力があるなら、尻馬に乗るようでみっともない、と自戒するだろう。あるいは、言わねば気が済まないという場合でも、言葉を選ぶなりの配慮をするだろう。集団リンチを想像し、言われる作者に同情するだろう。そして、庇うのならちゃんと理屈の通る擁護をしろ、と。


なぜ不愉快なのかが分析できてないから、ちんぷんかんぷんな擁護しか出来ないんだ。

だから、想像力なんだって。(分析力ともいう)

ついでに言うと。

理想論でモノを語るのは失敗の元だね。理想論は、結局、きちんと物事を見ていないし、分析も出来ていないから。

夢見がちな子供の理屈だよ、理想論。(笑



支援BIS様、名前間違い失礼しました。m(_ _)m

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