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日曜じゃないから番外2「TUEEEとSUGEEの狭間に」

DEMI‐HUMANは、実は俺TUEEE作品ですだよ。(笑

主人公デイビスは、ロボットなので感情移入は弱いかも知れんけども。


普通の高校生とかを主人公に据えての俺TUEEEは、色々と制限がかかる。チートでも付けてやらんことには普通の奴が最強とか、ありえねーから。だから、主人公が強いんじゃなくて、チートで貰った能力が強いだけだろ、みたいな見え方が出来てしまうからあんまりTUEEEも感じないし魅力的にも見えない、なんて場合も出てくる。


感情移入を犠牲にして、普通の高校生という肩書を捨ててしまえば、その辺りの制約が外れる。どーも、2ch関連スレではミスリードしようという誰かが暗躍しているようで、鵜呑みにしたらえらい目に遭うと、最近はうすうす気が付いてみたりして。(てへ☆


チート主人公が、本来は借り物の力で、仮に強さを手にしてるだけと理解出来ている作者さんの書くストーリーは、だから嫌味がない。借り物のくせに「俺に触ると怪我するぜ、」なんてやらかすから、ミサワになっちまうんだよ。普通の高校生の内面が普通の高校生でないからミサワになる。

「こんな状況でも落ち着いてる俺、すげー。」とか、むしろはっきり俺すげーって天狗になってる描写がそのままギャグになってる方がまだ好感が持てる。


日間とか上がって、下がってく作品の多くは、最初は普通の高校生が調子こいてますよ、て描写を作者がしてると思っていた読者が、回を追うにつれ、いやこれマジか?て、興ざめしてるような感じだ。

ハイテンション主人公と俺TUEEEのセットって、実はそういう意味だろ?

ハイテンションで能天気な普通の高校生男子らしく、お茶目な面を強調して書けばいいのに。

俺TUEEEと相性がよくて、さらにカッコよく見える「クール型」とか「ヒール型」とかを普通の高校生にやらせる時は、最初から「普通」の肩書は外さないとだよ。そういう奴は普通じゃない。


普通の高校生男子は、身に余る力を手にしたら調子に乗ってワフワフしちまう、てことだ。


ところで、TUEEEとSUGEEを両方取っちゃおうっていう欲張りな主人公が居るね。あれはダメだ、作者としてヘタクソだ。あるいはチャレンジャーだ。

主人公をTUEEEにしたけりゃ、周囲にSUGEEを分散して配置すればバランスが取れるんだよ。居るだろ、小賢しいってタイプの敵役とか。

主人公は脳筋でむしろ頭からっぽくらいの方が、SUGEEの敵のSUGEEを表現するのが楽になる。SUGEEってのは、読者が制限されてくるから、より広い読者層を望むだの子供向けにだのを考えるなら、やっぱ主人公はなんも考えてないタイプの方がいいんだよ。


逆も言えるわけで、俺SUGEEな主人公を作ろうと思うだろ、そしたら、あんまり強くしない方がいい。周囲とか敵の魅力としてTUEEEを付加するという手が使えるからだ。

両方を主人公が欲張って取ってしまうと、周囲がバカばっかりになって、サル山の大将としか映らなくなる。

SUGEEの魅力ってのは、敵がTUEEEを発揮しても、それを違うベクトルのSUGEEの要素で破り、敵のTUEEE自体はひっくり返さないって点にあるんだから。


とにかく主人公だけを目立たせよう、目立たせよう、というのは悪手だ。

スレでは時折、そういう意見が聞かれるけどね。あれはフェイクだなぁ、と最近は思うよ。

あと、1ページの文字数もな。

びっしり詰まった文字、なろうのレイアウトだとスクロールが多すぎて目が滑るもとだ。スクロールバーが二倍くらいでいい。つまり、文字数ではなく、スクロールバーで判断だ。

アルカディアの場合は、びっしり詰めること自体がタブーだと思った。スレッド方式だから、非常に読み辛い。あそここそ、行間空け必須の場所だ。フォント自体が読みにくいんだよ。

実際に投稿してみて、目で確かめて、気付いたことだけどもね。


スクロールバーが2倍ってのは、文字数で2000~3000だ。

書籍に慣れてる人も、本ってのは見開きで一呼吸ってことだ。その場合はもっと文字数は少ないだろ?

こういうエッセイは、その限りじゃなくて、週刊誌の見開きはびっしり詰まってる。読むものの種類で違って来るのかも知れないけど、そのあたりはよく解からんね。


商業誌、某跳ねる週刊誌の漂白剤なタイトルの漫画の場合だけども。

あれ、最初は主人公のTUEEEだったけど、脳筋主人公ってことで、タイプとしては「道場破り型」って感じなわけだ。同じ雑誌の超有名漫画の頭からっぽの方が夢詰め込める主人公もそうだけど。基本1対1の勝負。その基本は破らない。

けど、漂白剤のは、味方周囲のTUEEEが極まってきちゃったんで、SUGEEを途中から混ぜちゃった。山南モドキさんから辺りかな。(わたしは山南さんのファンだからアイツ大嫌いなんだちなみに)

SUGEEの落とし穴ってか、TUEEEに対抗させるSUGEEってのは、TUEEEが強くて派手なほど、SUGEEもよほど凄い迫力を持たせないと釣り合わないんだよね。

結果、陰謀とか壮大なストーリー展開にならざるを得ない、と。


だけど、TUEEEの方は資料はあまり要らんのに対して、陰謀やら複雑ストーリーってのは、作者の知識量ってのが・・・。

そんで、読者に理解しやすいように文字数を割いて描写することになるから、読者に忍耐力が。

それでなくとも忍耐力なさそーなラノベ読者にゃ、無理じゃないすか?(苦笑

「他の連中の動向なんぞどーでもいいから、主人公の活躍書け、オラ!」とかゆー読者は戦記なんぞ読めたモンじゃないだろう、て。(戦記に限らず、込み入ったストーリーは周辺描写必須なんで、そーゆー読者に合わせると・・後は言わなくても解かるな?)


元々、そういう、「X-ファイル」だの「社会派推理」だのが好きで、大量に読み込んで空気の解かってる作者じゃなきゃ、陰謀とかは手出ししちゃイカンのよ。(涙

軍記もそうでな。もともと好きな作者でなきゃ、書けない。わたしも、近代あたりの軍記だの戦記だのはとうてい書く気しないよ。手持ちの資料で足りるわけねーもん。幕末なら本棚丸々一個埋まってるけど、それで書けるというほど甘い世界じゃないんだよ、軍記。

だから、まだ誤魔化しようのあるファンタジーで「なんちゃって軍記」やってんじゃん。(涙

(だからと言ってゴブにツッコミはノーサンキューだ。魔法世界と史実は違う。)


また、カチーンと来る奴が居るか知らんから言っとくが、本棚一本歴史書なんてのは、ぜんぜん少ないんだからなっ! 歴史ファン、ナメんなっ! 資料に当たるためだけに北海道から沖縄まで縦断するのが本物の歴史ファンなんだよっ! ・・・甘いよ、おまえら、甘すぎんだよ・・・。orz

(幕末やってた頃に資料どんだけ当たったかみたいな話で少ないと鼻も引っかけてもらえんから集めただけだ)


んで、某作品はちょっと方向転換で失敗しちゃったな、という感じに思いましたっ。まる。

(あいかわらず上手に落とすということは考えにない)

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