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番外【盗んだバイクがエンストする理由】

感想戴いた中で、とても気に入ってしまったフレーズがあったので、ちょっくら拝借。(笑


『盗んだバイクで走りだしても、ガス欠になって止まるだけ』


うまい! 座布団10枚!

まぁ、それは置いておいて。

テンプレだとか、他人の作品に影響されて書き出したはいいけども、完結させるアテもなく、惰性で続けて最後はエタってしまう作品がとても多いことを評しての一言ですよね。

ありがとう、飲んでた紅茶を危うくキーボードに噴射するところでしただよ。


あ、なんか普段の口調に戻ってしまった。いかん、いかん。

不思議だよね、単に語尾を「です、ます」にするだけで、内容は同じなのに受ける印象は変わる。

騙されてんだよ、あんたらはよー。(笑


印象で騙されてるうちはまだまだだ。一流の人々は、ビジネスでも何でも、言葉尻など問題にせず、内容だけを問う。いっそ、「要点だけを話してくれないか?」なんて辛辣な言葉が返ってくるわけだ。

わたしなんぞは捻くれているので、いっそ、丁寧な言葉遣いを心掛ける者ほど信用しない。根底には、心証を良くしようという小賢しさが隠れてるじゃないか。

対大勢の場合、礼儀は二の次でいいんじゃね?

礼儀は、一対一の場でやるべきだ。プレゼンは、インパクト勝負だろ?

自分の主張に自信のない者ほど、丁寧な言葉を使うもんなんだよ。

毒舌で有名なタレントに有吉が居るが、彼はあんだけ憎まれ口を叩いていても、芸能界で干されたりしない。ちゃんと、裏に回ればフォローしているんであって、表に見えてる部分だけを評して「嫌い」なんていうのは、お子様の思考だと思うぞ。

相手の、何を知っているというんだ?

知らない部分ばかりだ。今見ている面など、人間という多面体のたった一面でしかない。それだけを材料に断じるのは愚かしいことだ。

飾り立てたものを有難がるのは、二流の証拠だよ?


・・・脱線した。すまん、すまんですな。

えー、わたしが大嫌いな考え方に、「努力する以上の才能はない」というのがある。

無駄な努力という言葉を知らんのか、と。下手の横好きという言葉もあるだろうが、と。

夢や希望は持つべきだ。宝くじと同じ程度に考えておくなら、害はない。だが、才能もないのに人生賭けて家族に大迷惑及ぼすヤロウの片棒を担ぐのはどうなんだ?

こないだ賞を取った作家さんの例もある。才能が有るか無いかは人生終わってみなきゃ解からんから、厄介なわけで、だけども、家族の心配をよそに有るか無いかも解からん絵空事にうつつをぬかすのは良くないことだ。

書くことが好きなのはそれは才能があるからだとか、どこの胡散臭い占い師だ。

才能の有る無しは、誰にも解からないし、目安もないんだ。面白い作品を書くなら、才能があるだ?

寝言は寝てほざけ。

面白いと評価したその評価が正しいかどうかも解からん。ブームというものは、そういうもんだ。

だが、漫画が描けるヤツと、逆立ちしても描けないヤツは真っ二つに分かれて存在する。小説は、文字を書くだけだから、漫画のようにはっきりと見えてないだけなんだ。

描ける描けないの差は、センスだ。だから、教室なり講座なりで勉強すれば描けるようになる。

だが、そのセンスはエセのものだ。借り物だ。

本物には遠く及ばない。その差しかないんだ、才能ってのは。なろうはシロウト集団が評価を付ける。エセか本物かの区別が付かん奴らが、右に倣えで点数を付けてる。その判断がアテになるわけないだろ。(笑


また脱線したけども。

まず、なろう受けする『俺TUEEE』ね、これ自体がものすごく難しい手法なんだよ。

いきなりクライマックスから始まって、主人公は『強い』という縛りを付けられた状態だ。カタルシスを呼び起こすのには、簡単な方法として『徐々に強くなる』という手法があるが、これが出来ない。

『さらに強い敵が出る』も使えない。

つまり、なろう受けするテンプレは、作品として完結させることがとても難しいものなんだ。わたしだってそれに気付いたから早々に路線変更で通常の物語に変えちまったしな。(笑

中盤から終盤にかけて、面白くするラインが限られている・・てか、無い、んだもん、書く気にもならんよ。

一気に収束して、すべての糸が一本に撚り合わさっていく・・・それがカタルシスなのに、色んな制約があって不可能になる。


『チート』は、つまり『強敵』『ライバル』『強くなる醍醐味』を奪われた状態。

『ハーレム』は、『純愛』『誠実』『運命の糸』などなど、恋愛物の醍醐味を奪われる。あ、なろう受けの場合は、だけどね。通常は、ヒロイン殺すなり別れるなりで次々と変えていくもんだけど。それは嫌われるからね。寅さんでも外国モノでもよぉく考えてみなー? みんなヒロインは使い捨てだぜー?(笑

その『使い捨て』が透けて見えるから、なろうじゃ嫌われるんだと思うけども。

『噛ませ犬』みたいな手法も嫌われるから一人に絞るのもタブーだ。女は全員、主人公が好きで・・・そこで時間が凍結する。にっちもさっちも行かないから。(笑

唯一成功したのは、うる星やつらくらいじゃね? 主人公のあたるは人気なかっただろうし、あれに自己投影する読者はまー、居ないだろうけどね。

妄想しているうちは、そういう不都合だとか矛盾ってのは気付かないもんなんだ。夢が荒唐無稽でも、見ている間は荒唐無稽とは思わないのと同じで。

だから、文字で形にしてみた時に、文字になったものを読んだ時に、「これとは違う」なんて違和感だとか、ご都合主義な幼稚さが見えて、満足出来ないんだよ。

困難に立ち向かう主人公のが、順風満帆な主人公より魅力的なのは、価値観がそうだからだ。刷り込まれたもので、幼少時からアニメだの漫画だのの主人公はみんなそうだから。

だけど、困難に打ちのめされてる状態ってのは、読んでてストレスだから避けたいんだ。そしたら、お気軽に「元から強い」主人公を選んでしまう。で、内心は満足出来ないから次から次へと同じようにお気楽作品を渡り歩くんだよ。

苦痛を我慢して、順序立てて強くなる主人公を読めば済む話なのに。(笑


俺TUEEEやハーレムが満喫したきゃ、大人しくゲームに戻ればいいんだよ。

ゲームというフィールドなら、ストーリーモードは最強主人公で、戦闘はギリギリのスリル、を両立できるんだ。で、ハーレムも、周回してリセットする度に新しい自分で別のヒロインを攻略出来る。ぜんぶのヒロインをコンプ出来るってわけだ。

つまり、チートやハーレムを好むのは、ゲーム脳だから、なんだよ。

ただし、作り手に回って、「ぼくのかんがえたすとーりー」を実現させるには、ゲームというフィールドは少々、敷居が高いもんだからさ。

だからお手軽で簡単に書けそうな「小説」というフィールドに来ただけなんだよ。


けど、元々ゲーム向きの話を畑違いの場所でするんだから、難易度MAXなのは知れたことだろ、て。

そんだから、収拾つかなくてエタるんだよ。

ま、そういう事。


吉里吉里でも使って、ノベルゲーム作ってりゃいいのにねー。(笑

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