第十九回スコップ
そろそろこのスコップ作業も苦痛が増してきてツライです。
楽しみに出来る連載物もかなり増えたことだし、しばらく休業したいと思います。
……なーんちゃってー。
スコップ持つ余裕がなくなってきてんのは確かなんだけども、まだまだ掘りますぜー。
セカンドランキングとかも増えたものの、ぜんぜん自分の求めるランキングじゃないってのが解かったからねー。なんとゆーか、類は友を呼ぶというか、自分と同類の人の作品が読みたいんだ。
マイナーだよね、完全に。(笑
だいたい、序盤が問題ありで途中から面白くなるとか、読みにくい文体の作品とか。ストーリー自体が凝ってるとか壮大なものを探すと、どうしてもそうなるのか。そういうのばっかり掘り起こしてるから、なろうで人気の一人称とか、一行開けとか、ハイテンションは避けて通ってる気すらするねー。
(一人称では二転三転するストーリーは難しく、ハイテンションでは深刻描写が難しい、で初心者の多いなろうではそれらから凝ってる作品や壮大なストーリーは見つけにくい)
逆に言うと、一人称やハイテンションは最初は書きやすいんだけど、中盤くらいから色々と制約が効いてきて身動きが辛くなる小説形態なんだよね。それ解かって書いてる作者は少ないが。エタるのも当然、というか。
もうランキングとかポイントとか気にしなくなったんでどーでもいいんだが、いや、減ったら気にするか。ゴブリン更新後に一人減って、慌てて続き書いて呼び戻して、てのやったりしたが。(笑
なんつーか、あの作品の読者さんは安易なストーリー展開やると気に食わんらしいのだね。ちょっと都合良すぎたかな~とか思ってたら案の定、一人減るし。
いやいや、これも前振りだから! ぜんぜん核心じゃないから! て、必死に続き書いてUPして。
だいたいが、わたしくらいのヒネクレ者がそんな通り一辺倒なストーリー組むわけないでしょー、て冷や汗掻きながら焦って連続更新したもんだよ。
あの作品は自分が楽しむために書いてるから、かなり大風呂敷だし、ご都合だし、水戸黄門なのだけど。
主要人物は一人も殺さないつもりだけど、本人が死に場所決めたらどうにもならんが、作者としては誰も殺さず終わらせるつもりさー。て、言ってるしりから一人勝手に死にに行こうとするヤツが出てるが。
あー、早く進展させたくてうずうずしてて、文章がすっ飛んでってるような気がしてならない。
だいたい、ジェットコースター・ファンタジーとか言われて、あらすじか脚本みたいなそっけない書き方に陥りやすいのが、わたしの作品の欠点なんだ。頭の中のストーリー、早く書き留めたくて仕方ない。
自分では初心者を抜けて中級くらいの作者だと思ってんだが、この、中級から上級へのステップアップの方法ってのが、小説の場合には見えにくいんだよね。
漫画とか絵なら、たとえば初心者には「模倣しろ」とアドバイスが出来るし(模倣品をネットに上げちゃイカンよ、問題大きすぎるから)、そこから中級に入った人にも、さらに上達するためのアドバイスとして「男女のセクースかプロレス描け」と言えるんだけども。ほら、裸のくんずほぐれつを描くのが、一番デッサン力つく方法なんだよねー、て。
けど、小説となるとその方法が解からなくなる。
「とにかく読め、書け。」てのは、初心者に言うべき言葉だと思うんだ。そんな段階はとうに終わってる者としては、次にどうすればいいのかがよく解からない。きっと、プロの意見を貰うのが一番いいんだろうとは思う。けど、賞なんかに投稿するにしても、一次二次を通り抜けてまっとうに評価を貰えるようになるまでが大変なわけでしょう?
中級といっても、書き慣れれば誰でも初心者は卒業するわけだよ、自動的に中級に上がって、そっからさらに一皮剥けて上達出来る作者ってのは、少ないと思うんだ。
中級なんて、長いこと書いてりゃ誰にだって来れる場所だからさ。わたしの作品程度は誰にでも書けるレベルなんだよ、技術的にはね。プロから見りゃ、色々鞭入れする箇所があると思うよ、うん。自分じゃもう、見つけるのが難しくなってきてるけどねー。
というわけで、頭打ちでこの先どうしようかと悩んでいたりする今日この頃だよー。(苦笑
では、本日の紹介作品。
いや、またまたサイトの紹介ねー。(笑
昔から好きなんだ、ここの作品。てわけで。
へいじつ屋
http://kott.moo.jp/index.html
まずは『大王と言葉あそびシリーズ』から読むことをお勧め。
「真夜中、お前の額に『こんさば』と書いてやる……」
書籍化もしてるプロの作品なんで、品質は語る必要もなし、だ。