またまた番外
なんだかもー、グダグダエッセイが主成分っつっても差し支えない感じの体たらく。orz
「作品には、その人の内面が表れる」
マークしてる作者さんトコで紹介されてた言葉だけども、その通りだよなと思う。
ただし、ちょっとフクザツな部分もあるんで一概に、表面だけで分類すんのは危険だ。
わたしは以前、『SM小説』にド嵌りしていた。
今でもソレ系は得意だよ。いかにいたぶり尽くすか。非常に残虐な面があるんでね。報復というのは、わたしのもっとも好物とするテーマだからさ。
まぁ、その流れでSM物を読み始めたら、これが実に奥が深い、面白い。
片っ端から読みまくった。主にネットのオリジナル系SMとか、ね。
そしたら、2種類がある事に気づいたんだ。
愛のあるSMと、ただの残虐SM。
本来のSMってのは、お互いの信頼関係で成り立つものなわけだよ、だから、S様ってのは非常に気配りが出来て相手に対する奉仕の精神を持ち合わせてないと務まらない。頭が相当に良くないと良いご主人様とは認めてもらえないんだよ。
逆に思いがちだけどもね。(笑
だけど、もう一つの残虐SMってのは、これはSMと分類するのもおこがましい作品だ。
一方的に相手をいたぶるだけ。中には、被害者が狂っていく様を懇切丁寧に描写した作品まであった。
で、それの根底に流れている作者の意図に、怒りとか憤りとかは「無い」んだ。そういう残虐な仕打ちをされる事への憤りとかがテーマなわけではないんだね。
ただ、ただ、酔いしれ、不幸になってゆく過程を楽しんでいた。
吐き気がするほど読後感の悪い作品の一つだったよ。眠ろうとしても、怒りで眠れないんだ。
そのうちに、どうしてああいう作品を書いたのか?という方向へ興味が移った。
精神病系のウンチクをふと思い出したんだけど。
過去に、イジメや虐待などのトラウマを抱えてしまった人の中には、繰り返し衝動というか、同じ状況を何度も繰り返すことによって、そのトラウマを解決しようとする心の働きがあるらしい、という話。
もしかして、それなのかも知れない、そう思った。
サイコパス系統に行ってしまうと、途端に始末に負えないくらいに複雑怪奇で、専門家ですら慎重になる分野なもんだから、それ以上追及するのは止めたんだけど。
自身の抱えているトラウマに対するリハビリとして書いている、という場合があるから一概に、そういう作品が全て下種とは言い切れないな、という結論に達した。
まぁ、冷静に分析すりゃ、当たり前の話なワケだが。(苦笑
前のページで、「居場所を作れ」と言ったよね?
馴れ合いでグダグダ出来る場所を一つ、確保しておいた方がいいよ、という意味だ。
孤独に創作活動した方が効率はいいよ、確かに。
けど、なろうでは精神をヤラレる。
ランキングとかポイントとかが原因で、だんだんと追いつめられていってしまうから、孤独になるな、と言ってる。これが個人のサイトで周囲の見えない状況で、訪問者カウンターの数くらいの話なら問題ないだろうけど、なろうみたいなトコでポイントポイントって思ってたら、頭がおかしくなるよ。
だから、異常なほどに盗作率が高いんだ。
書いてる側に、道徳心が薄い小中学生が多いのか?とか思ったりもしたが、そうじゃない。
麻痺してるんだろうよ、「赤信号みんなで渡れば」の精神だ。
人間なんて弱いもんだ、愚かなもんだ、見たいものだけを見ようとする生き物だ。
「みんなやってる、大したことじゃない、」そう思い始めてしまうんだ。
でも、盗作で恐ろしいのは、「やればやるほど、個性が無くなる」ということなんだ。
わたしは、二次創作を推奨してる。
けど、それは主人公を挿げ替えて、ストーリーの上書きをする事じゃない、そんな無駄を勧めたつもりはない。舞台を借りて、登場人物を借りて、違うストーリーを書いてみれば、深い設定を使う難しさや人物を動かす難しさが学べる、という意味で勧めたんだ。
メアリー・スーなど出して、何が上達するというんだ。
その作者の、盗作へのハードルが下がっていくだけのことだろうが。
しまいに、自分では世界観も人物も作れない、借り物でしか作品が作れない作家になるだけだ。
盗作というのはそういう事だ、ストーリーが作れない、人物が作れない、世界観が作れない、どんどん、思考が硬化していって、創作の仕方を忘れていく事だ。
上手くなるのは文章だけだよ。それでプロになれるなら、誰も苦労はしないだろうさ。
なろうでは類似作品が雨後の筍のようにポコポコと湧き出てくる。
それらの作家のうち何人かは盗作に走って、自ら才能を潰すだろう。
他人のアイデアをパクることは、違法にはならない。
だけど、それをすれば、自分でアイデアを生み出す方法を忘れてしまうようになるぞ。
他人のパクリでしか創作が出来ない。
その惨めさは、後々取り返しがつかなくなってから感じるだろう。
そのくらいの事は、誰でも解る理屈だ。だから、盗作者というのは「阿呆」なんだ。
なろうで人気を取りたい、ポイントを取りたい、そんな事にかまけているうちに、そういう阿呆な思考にいつのまにかなってしまうから、気をつけろ、と言ってる。
その作者の内面がどうこうという事もあるが、なろうにはそういう魔物が棲んでいるよ。
あ、最後に。
わたしは、エッセイとか感想返しとかの文章ではその人を判断しませ~ん。(笑
あれは幾らでも誤魔化しが効くからな。騙されるもんか。
追記:
忘れていた。
今の世の中、アイデアなんて枯渇していて新しいものを出すなんて無理だ。
だから、他者のアイデアに捻りを加えて、新しいものに見せかけて出すんだ、その技術が、出版業界で求められる「斬新さ」だ。
流行りだからって、二番煎じ三番煎じ、あげくはパクリしか出来ないような奴、ビジネス的に見て美味しいわけがないだろうが。
作家が多くの作品を読めってのは、化学反応を起こさせるための素材を多くストックしとけ、って意味だ。他者のアイデアをパクッて、そのまんま使うなんて、無能の証だ。