表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対法則幼女-ノアちゃんは気に食わない連中を全員〝分からせます〟!!-  作者: 東山スバル
シーズン2 ノア・コーバは、MIH学園の門を叩いた

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/19

16

「楽しいから、暴力に溺れていく。自分が負ける可能性だって完全には否定できないのに、それでも暴れることでしか自分を発散できない。そんなところじゃない?」


 それが暴力主義者である、ノアという少女の前世だったのだろう。


 *


 一行はクール・レイノルズの用意した隠れ家へ着き、マンションへ入っていく。


「すげえ! お金持ちしか住んでなさそう!!」


 パーラの感想通り、金持ちの住処としか思えない場所だった。部屋は無駄に5部屋あり、マンションなのに二階建てで、リビングには100インチのテレビと鷲の銅像が置かれている始末。

 転生して2日目で手にして良い家なのかは疑問だが、ひとまずノアはメントを本革ソファーに寝かせる。


「さて、やることがなくなってしまった」


 ノアは手を広げ、すこしばかり反省する。余計な喧嘩は買うものでないと。


「ゲームでもしようよ! ほら、ゲーム機ついてるよ?」

「ソフトはあるのか?」

「FPSがたくさんある! 協力型と対戦型、どっちが良い?」

「あまりゲームしたことないからな。協力型で行こうか」


 ノアとパーラはソファーに座り、コントローラーを手に持つ。パラドックスというバトルロワイヤル型FPSをやるつもりらしい。


「あ、これ3人でできるよ! メリットちゃんもどう?」

「アンタらに足引っ張られそうで、嫌なんだけど」

「なんだ? やったことあるみたいな口振りだな」

「ランク1800になるくらいまではやった」

「えーっ! 総プレイ時間どれくらい?」

「さあ」

「無愛想なヤツだなぁ……。まあ良いや。なら、私たちを勝たせてくれよ」

「他にやることないし、キャリーするよ」


 *


「飽きた」

「それな! 2時間もやっていれば飽きるよね!」

「アンタら、飽き性過ぎ……」


 メリットは呆れ気味に言い放つ。ノアに関しては元々ゲームが好きではないから、という理由で納得できるが、オタサーの姫ことパーラが2時間で飽きてどうする。


「……、ん? 彼くんは?」


 そして、寝ぼけたメントが目を覚ます。よほど甘美な夢を見ていたのか、顔が放蕩(ほうとう)としている。ずいぶん間抜け面だ。


「おお、目覚めたか」

「だから、あたしにも優しくしてくれる彼くんは?」

「こちらの話を聞けよ。多分それは夢だ」

「嘘だ! ついにあたしにも彼氏ができた! それ以外認めねぇ!」

「なあ、パーラ。コイツの脳内はピンク色なのか?」

「んー、まあ……彼くんがほしいとは良く言ってるね」

「しゃーない」


 昔の家電を直すかのように、ノアはチョップをメントの頭にくらわせる。ピヨピヨしていたメントも、ようやくこれが現実だと気がついたらしい。


「なんだよ、パーラ。ヒトを憐れむような目で見やがって……」

「いや、メントちゃん。男の子の前だといつもチキるじゃん。それなのに彼氏作ろうなんて……無理だよ」

「ち、チキってなんかないぞ! ただ、どういう会話をすれば良いのか分かんないだけで──」

「メント、彼氏がほしいのか?」


 寝惚けから目覚めたメントは、ノアの顔を見た途端猫みたいに跳ねた。それは猫の獣娘であるパーラの専売特許では? と思いつつ、その幼女は半笑いを浮かべる。


「だったら、簡単に口説ける方法を教えてやるよ」

「な、なんだ?」

「まずは相手の目を見ること。次に猫をかぶる。最後にヒップサイズが強調されるパンツしか履かない。まあ、これでひとりかふたりくらいは好みの男子がヒットするさ」

「それができたら苦労しないぞ!?」

「最後のはできるだろ? スタイル良いんだから、それを活かさない手はないよ」


 それを訊いていたメリットは、鼻でフッと笑い、


「絶壁だけどね」


 と煽るような言葉を口走る。


「それはオマエもいっしょだろ、根暗!」

「アンタは気にしてる。私は気にしてない。それだけで勝ってると思うけど?」

「ンだと!?」

「落ち着けよ。先ほどのリプレイになるぞ? 今度はメリットも」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ