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終わるまであと何分?

「世界が終わるまであと8分だね」


放課後、校門前で背後から突然言われた。

振り返るとこの学校の制服を着た女子が真っ直ぐこちらを見つめている。


「君は…」


ぼくは彼女が誰なのかを思い出せずにいると


「石田、石田さゆり!私の名前!そんなことより世界が終わるまで残りわずかなのに、こんなところでウカウカしてていいの?一つでも多くの善行を積んだほうがいいんじゃない?」


彼女はそう言うと、道端に財布を落とし小銭をばら撒いてしまった少年の方を指差した。


周りを見ると他の生徒はいつも通りの様子で学校から出て行く、ゲーセンに行く人、バイトに行く人、夏休みの計画について話している人たち。


「ほら、早く善行積んだ方がいいんじゃない?」


さゆりの方を見ると少し悲しそうな顔をしていた…いや、文字通り顔が"崩れていた"

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