story.05 天后
story.04の続きです!!
お待たせいたしました!
姫咲
「…害があるなら少し、面倒なことになりそうですわね。」
零蘭
「…」(怯えたような顔をしていた。)
姫咲
「そんなに怯えなくても大丈夫ですわ。ゼロちゃんのことは責任を持って私たちで守りますわ。これでも、十二天将ですもの。ふふ」
天后が槍を取り出し、突きつけた。
天后
「…誰だ?」
透明だったものが姿をなしていった。姿を現したのは…
亞夏羽
「僕です。」
姫咲
「あら、騰蛇だったのね。天后様。」
天后
「あぁ。」(槍を納めた)
亞夏羽
「次は、僕ですから来ました。先ほど、早乙女さんから連絡が来ています。なるべく、移動時間に当てた時間を短縮するようにと。」
姫咲
「あら、見てなかったわ。ごめんなさいねぇ。ゼロちゃん、この子すごく性格悪いから気をつけるのよ。ふふ。私、とても大嫌いなの。ふふ。」(すごくいい笑顔のまま話していた。)
亞夏羽
「姫咲さん、それは、昔のことです。謝罪しましたよね?」
姫咲
「私、根に持つタイプなのよ。ふふ。だから、あなたは一生許さないわ。若作りしてますねとあなた言ったのよ?許せるはずないでしょう?ガキの分際で。」
亞夏羽
「!…はぁ。」
零蘭
【あぁ、無理だ。姫咲さん、本格的に怒ってる。本当に、嫌いなんだなぁ。あの人、運悪いな。】
亞夏羽
「まぁ、いいです。行きますよ?」
零蘭
「どうやって?」
亞夏羽
「転移の術を使います。僕に掴まってください。」
零蘭が躊躇しながらも亞夏羽の袖を掴んだ。
亞夏羽
「はぁ、もっとしっかり掴まってください。」
亞夏羽が零蘭を抱き寄せた。零蘭が亞夏羽に抱きついているような感じになった。
零蘭
「うわ!!」
亞夏羽
「しっかりしてくださいね。人によっては、体調を崩しますから。」
零蘭
【この人、本当に性格悪い!!!!やだ!!!!!!!!】
姫咲
「騰蛇。ゼロちゃんが怖がっているわ。子供なのよ?大人なのですからしっかり気を配った方がよろしいと思うのだけれど…嫌われても知らないわよ?」(笑ってはいたが、目が笑っていなかった。)
亞夏羽
「…はい。アドバイスありがとう存じます。では、姫咲さん失礼します。」
姫咲
「少し待って頂戴。ゼロちゃん、これをあげるわ。」
篆王路姫咲天后は零蘭に自身が使っている夜空のように綺麗なネックレスを零蘭に着けた。
零蘭
「いいの?すっごく、綺麗!!」
姫咲
「えぇ、いいのですわ。その首飾りは天后様の加護があるのよ。天后様がゼロちゃんに渡すように言伝なさったのですわ。ですから、あなたに差し上げますわ。」(すごく優しく微笑んでいた)
零蘭
「本当にありがとう!!!!!!!」(姫咲に抱きついた)
姫咲
「いいのですわ。」
亞夏羽
「では、失礼します。」
『転移術・大鳳邸』
転移術・〇〇:転移術は目的の場所に転移する術。術者の力量により移動できる距離は限られてくる。〇〇の部分には目的地。
目を開けるとそこは、亞夏羽の家だった。
亞夏羽
「大丈夫ですか?」
零蘭
「…きもち、悪い。」
零蘭は倒れてしまった。亞夏羽は零蘭を受け止め、部屋に寝かせていた。
亞夏羽
「悪いことをしてしまいましたかね?転移は使えないようですから、連絡を入れなくてはなりませんね。」
零蘭は、すやすやと寝ていたが、顔色はあまり良くなかった。
亞夏羽
『通信術・早乙女深雪貴人』
通信術・〇〇:スマホの通話機能と同じ役割。連絡手段である。声に出さずに会話できる。秘密事項などはこの会話方法が多く用いられる。〇〇には話したい人物の名前が入る。名前と言っても頭の中でその人物が想像できていればフルネームでなくてもいい。
『通信術:早乙女深雪貴人』
亞夏羽:ご報告があります。
深雪:どうした?
亞夏羽:ゼロのことですが、転移術には体が持ちませんでした。倒れてしまいましたので、これから後のお方には転移術の使用は控えるように連絡をお願いします。
深雪:そうか。転移は無理か…わかった。全員に通達しておこう。ゼロの様子はどうだ?
亞夏羽:顔色があまり良くありませんね。いつ起きるか…今は、寝かせています。
深雪:わかった。転移術を使用したことは私の命令とゼロには伝えてくれ。頼むぞ。
亞夏羽:わかりました。ですが、僕は嫌われているようですから…深めることは難しいかと。
深雪:騰蛇。お前は、捻くれているだけだ。打ち解けられるよう願っている。では、失礼するぞ。
亞夏羽:はい。
亞夏羽
『通信術・解』(・解:←で術を解除したこととなる。)
「(小声で)捻くれている、か。どうすればいいんでしょうね。」
20分後…
零蘭
「ん……」(おきた。)
亞夏羽
「大丈夫ですか。水です。飲んでくださいね。転移術は早乙女さんの命令です。僕以降は転移術を使用しませんから安心してください。」
零蘭
「うん…」(水を飲んだ)
【心配してくれてる?…案外優しいのかも…】
亞夏羽
「なんですか、ジロジロ人のこと見て楽しいですか?」
零蘭
「いや…優しいんだなって。」(花が咲くように微笑んだ。)
不意打ちで零蘭が笑ったため、亞夏羽は照れているように顔を赤くしていた。
亞夏羽
「優しくはありません。すみません、気分を害すようなことをしてしまい。」
零蘭
「別にいいよ。未熟ってだけだもん。」
亞夏羽
「そうですか。」
沈黙が続いていた。
その後、時間となった。
亞夏羽
「そろそろ、時間です。次の人が来ますよ。」
家のチャイムがなり、訪問者が来たことを知らせていた。
部屋に来たのは…
楪
「お、お迎えに、き、きました。」
亞夏羽
「あぁ、楪さんですか。」
零蘭
「よろしく、根暗の人。」
亞夏羽
「ゼロ、根暗の人は失礼です。」
零蘭
「だって、名前知らないし。」
楪
「そうですよね…私なんて…いなくてもいいような…」
零蘭
「ほら!すっごい、根暗!こんな人見たことない。」
楪
「ご、ご、ご、ごめんなさい!!!!!!!」
零蘭
「あははははは。」(すごい爆笑していた。)
亞夏羽
「失礼ですから。」
楪
「移動…」
零蘭
「移動?どこいくの?」
楪
「私のお家か、近くにある公園はいかがでしょうか?次は、早乙女様ですから、早乙女様の近くもあります。」
零蘭
「じゃぁ、公園!」
楪
「えぇ、ではいきましょうか。」
大鳳邸を出て、公園についていた。そこで…運が悪いことに事件が起きていた。
零蘭
「妖だ…」
楪
「えぇ、ここは危ないので待っていてください。」
華瑙楪天空が退治しに行こうとしたと同時に
妖1
「食ってやる!!!!!!!!!」
妖が近くにいた子供に飛びつこうとしていた。
子供
「きゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!」(泣き叫んでいた。)
子供と少し離れたところにいた母親が
母親
「早く逃げて!!!!!!!!いやぁぁぁぁぁぁぁああ!」(子供に向かって走っていた。)
妖1
「ギャハハハハハ!!!!!!!」
零蘭
「あぶなーーーーーーーい!!!!」
story.06に続く。
今回は新登場人物はおりませんので、紹介はありません!
お読みいただき本当にありがとうございました。
次のお話も、がんまります。
よろしければ、お読みください。