story.17
大変、遅くなり申し訳ありません。
これからも、更新速度は遅くなります。
ご了承ください。
青竜
「部屋から一向に出てこない。」
東
「心配ですわ。どうしていらっしゃるのかしら。」
月華
「ほんに、心配やわ。」
零蘭はというと。
零蘭
【呪いについて調べたけど…おじいちゃんの力でも死んじゃう呪いは自然発生だったらありえないってことがわかった。後、禁術も見つけた。これなら、大丈夫。これで、早めに任務に着けるかもしれない。】
するとそこに白帝が現れた。
白帝
「できたから持ってきたぞ。頭の骨と逆鱗のピアス15セットな。確認し…お前、何があった?」
【なんでこんな顔なんだ。ちびっこに何があったんだ?】
零蘭の覚悟を決めたような顔に白帝は畏怖の念を抱いていた。
畏怖の念:物事に恐れ、たじろぐことなどを意味する言葉
零蘭
「何が?」
【まさか、気づかれた?】
少し、時間を遡ってみましょう。
零蘭が覚悟を決める前、白帝が帰宅してすぐ。
零蘭
「壁にかかってる絵、とっても綺麗。」
零蘭は壁にかかっている青竜の肖像画の絵を触った。
すると、肖像画の下にあった本棚が動き、通路が現れた。
零蘭
「隠し通路?とにかく、行ってみよう。」
隠し通路を進むと、地下に入った。
その地下は書庫だった。
零蘭
「難しそうな本…」
【歴史書…戦術…十二天将について…禁術?】
零蘭は禁術と書かれた書物を手に取り中を見た。
零蘭
【何これ…人間はみちゃいけないやつだ。何このページ…一気に大人まで成長させる術に対象人物の時を止める時間…魔力と霊力の量を大幅に増幅させる術…呪いを増幅させる術…すごいのばっかりだ。この、呪いを増幅させる術ちゃんと読もう。】
その本には…
呪いは人によってかけることも自然発生することもあり呪いの99%は自然発生で放っておけばどんどん呪いが強くなってしまう。最終形態の中にもランクが存在する。ランクは上から特・上・中・下となっている。自然発生の呪いは中〜下、上は人間の死体や動物の死体が集まると変化してしまう。ここで問題となるのは特ランクの呪いだ。この呪いは解呪する際相当な実力者、もしくはかの有名な陰陽師に匹敵する力が必要となってくる為、単体での討伐は極めて困難である。しかし、十二天将などの実力者であれば2、3人で討伐は可能ではあるが死者が出る可能性が高い。その、増幅術は禁術とされている。術は本の読者が望めばその者の頭に流れ込むであろう。
…と書かれていた。
零蘭
「これ、みちゃいけないやつ。」
【この術はおじいちゃんの死の原因!水龍を苦しめた原因だ。それに、この一気に大人まで成長させる術と時を止める術のリスクは霊力もしくは魔力の量が少ないと死ぬって書いてあるだけ。量の目安として大妖怪や大精霊・大悪魔・大精霊に匹敵してれば大丈夫って書いてある。それなら、私はクリアしてる。大丈夫!もっと、知識をつけないと!!!】
ということがあったのだ。
零蘭
「白帝には関係ない。」
白帝
「関係あるんだよ。1週間部屋から出てないって親父と青竜が話してたからな。お前、何を見つけた?」
零蘭
「書庫。」
白帝
「書庫!?隠された書庫か!?お前、それ禁術とかの書庫だろ!?そこで、お前は何を見つけて何をしようとしてるんだ!」
零蘭
「歴史書、戦術、十二天将について、禁術。あそこにあるやつ読めるやつは全部読んだ。」
零蘭の目からは涙がこぼれ落ちていた。
零蘭
「おじいちゃんと白虎のおじちゃんを傷つけたのは許せない!!!人が関係してないとあそこまで強い呪いにはならないてわかった。おじいちゃんたちの分も復讐する!そのために、禁術の勉強を1週間してきた!!この力で復讐するの。」
白帝
「それは、だめだ。ちびっこ…零蘭、禁術を使用した命の危険があるんだ!!命の危険があって成功率も10%と低いんだ!だから禁術指定されて術の存在を知るのはごく一部なんだ!それを見過ごすことはできない!!」
零蘭
「それなら大丈夫。霊力は660万あるから。」
白帝
「660万!?さすがだな。それなら、大丈夫かもしれないがこの術は禁じられているものだ破ったものは陰陽局で捕まる可能性がある。それでもやるのか?」
零蘭
「やる。復讐のためならなんでもやる覚悟はできてる。」
白帝
「それでも、罰は下されるだろ!?それに、俺は知ってしまった!見過ごすことはできない!!」
零蘭
「そうだけど…」
白帝
「親父と話せ。親父とお前の母ちゃんの元眷属たちにその話をしろ。」
零蘭
「わかった。なら、すぐにここに呼んで。」
白帝
「わかった。」
『通信術・親父・僧正坊・巫女・水龍』
白虎:なんだ。
巫女:なんや。
僧正坊:どうした。
水龍:なんだ。
白帝:ちびっこ…零蘭が禁術の存在を見つけたようです。
お読みいただき、誠にありがとうございます。
これからも、応援してくださると嬉しく思います。




