エピソード 4ー2 ヤンデレによる予定調和
それから一ヶ月ほどが経過。
ブラッド家のお屋敷でおこなわれる社交界。ブラッド家と付き合いのある貴族が集まるパーティー会場に、なぜか俺も参加させられていた。
「……むう、なぜこうなった」
ローズのドレスが好評だった後を考えて、俺はタキシードや燕尾服。それにいくつかのドレスのデザインを書いておいた。
それを見たローズが、俺をパーティーに参加させようと企み、ウェルズ洋服店に製作を依頼していたそうなのだ。
もちろん、出席しないという選択肢もあったのだけど……実際に完成した服を見せた方が宣伝になるでしょ? とローズに言われてしまっては断ることも出来ない。
という訳で――
「うぅ……ご主人様ぁ。こんなエッチなドレスを着て、貴族の集まる社交界に出席しろなんて、ご主人様は鬼畜ですぅ」
パーティー会場の片隅、俺の横でクラウディアが恨めしそうな顔で俺を見てる。俺がローズに言われたのと同じセリフを使って、クラウディアを巻き込んだからだ。
ちなみに、クラウディアが身に付けているのは、胸の谷間が上も下も開いている、肩出しのイブニングドレスで、スカート部分はアシンメトリー。
肩に手を回せば胸元に手を差し入れられるし、横に並べばスカートの短い部分からフトモモを撫で回せる仕様である。
……いや、ほら、個人的に楽しむために製作してたドレスだからさ。
とは言え、この世界の感覚では娼婦とか言われてしまいそうだったので、メッシュのボレロを羽織らせている。
大きな編み目の下に大胆なドレスが見えているので、逆にエロいという噂もあるけど……まあ、クラウディアは恥ずかしいのも好きだから問題ない。
「ご主人様、なんだか失礼なことを考えていませんか? 私がこの服を着ているのは、ご主人様が喜んでくれるから、ですからね?」
「む、俺の心の中を読むとはやるな」
「……そんなエッチな顔で、あたしの身体をじろじろ見ていたら分かりますよぅ」
俺は無言で明後日の方を見て、両手で頬の筋肉をもみほぐした。
そうしてしばらく二人で世間話をしていると、会場がざわめいた。なにごとかと見れば、会場にある階段の上に一組のカップルが姿を現していた。
男の方はアレス。そしてアレスにエスコートされている女性には見覚えがないけど、その女性が身に纏うドレスには見覚えがある。
「……どうやら、俺のデザインをアレンジしたみたいだな」
俺のデザインは、小悪魔可愛いローズのためにデザインした衣装だが、それはどこか妖艶な女性に似合うようにアレンジされていた。
しかも、この世界の他のドレスと比べると、ずいぶんと精錬されたデザインだ。
クラウディアを偏愛しているがゆえに、敵側に寝返ったサーシャさん。どうやら俺が思っていた以上に、パタンナーとしての才能があったようだ。
その証拠に、あちこちからドレスを評価する声が上がっている。
「――どうですか、私が仕上げたドレスは」
不意に背後から声が掛かる。振り返ると、使用人の格好をした女性が立っていた。くだんの相手、ウェルズ洋服店にいたサーシャさんだ。
「……サーシャ、どうしてここに」
「お嬢様、お久しぶりで……な、なんですか、そのエッチなドレスは」
「~~~っ、はっきり言わないで」
クラウディアが恥ずかしそうに身をよじる。その姿が可愛かったので、眼福だ~とか思っていると、サーシャさんに睨まれた。
どうやら、俺が作ったドレスだとバレたみたいだ。
「……最低ですね」
「まあ……そのそしりは甘んじて受けよう」
「なにが、甘んじて受けよう、ですか。嫌がるお嬢様に、無理矢理そんなエッチな服を……」
「――サ、サーシャ! それより、どうして貴方がここにいるの?」
慌てたクラウディアが割って入ってきた。そんなに慌てなくても、クラウディアがまんざらじゃない――なんて、言ったりしないぞ?
あぁでも、ばらした方が、クラウディアは喜んだりするのだろうか……いたたっ。
サーシャさんから見えない角度で脇腹を抓られたので、大人しくしておく。
「私がここにいるのは、レニス洋服店の代表として、ドレスの説明を求められたときに答える役として、アレス様に連れてこられたからです」
「そう……本当に寝返ったのね」
「申し開きはいたしません。でも、その男から、お嬢様をお救いするためです」
「……だから、あたしは別に、無理に従わされているとか……いえ、えっと」
「嘘はつかなくて良いです。お嬢様が、作業部屋で無理矢理に抱かれていたのを見ました」
うぐっ。まさか作業部屋でのえっちを目撃していた人がいたとは。と言うか、もしかしてサーシャさんが寝返ったのって、それを見たのが切っ掛け?
「あ、あれは違うのよ?」
「なにが違うんですか。お嬢様は嫌がっていたではありませんか」
「え、いや、その、だからね?」
クラウディアは思いっきり口ごもっている。
それはまぁ……そうだろう。嫌がっているのはフリで、本当は誰かに見られるかもしれないような状況での行為に目覚めちゃった――とか、言えるはずないもんなぁ。
クラウディアが『助けてくださいご主人様』みたいな視線を向けてくるけど……さすがに、クラウディアの性癖を隠したままではなんとか出来る気がしない。
はてさてどうしたものか――と思っていると、会場がさっきの何倍もざわめいた。
「え、なに、このざわめきは……嘘っ」
サーシャさんが周囲を見回し、階上に現れたローズを見て息を呑む。そして、試着でなんども見ているはずの俺も息を呑んだ。
金と碧のオッドアイ。金髪ツインテールの美しい少女が身に纏うのは、黒と白を基調とした、レースをふんだんに使ったゴシックドレス。
そして裾の部分には、ローズが自ら刺繍した紋様魔術が刻まれている。
そんなゴシックドレスを身に纏うローズは、誰が見てもこの会場の主役と言うにふさわしい可憐な姿をしていた。
「……嘘、あのドレスは……なんなの?」
サーシャさんは驚きの声をこぼし――次の瞬間、俺の腕をむんずと掴む。
「お、おい?」
「ちょっと、こっちに来てください」
俺を引っ張って歩き出す。それに驚くが、フェミニストの効果で振り払えない俺は、クラウディアに視線で助けを求めて同行してもらう。
結局、俺は会場の外へと連れ出されてしまい、廊下の壁際に追い詰められる。
「……こんなところに連れてきて、どういうつもりだ?」
「会場で騒ぐと目立つと思ったので。……で、あのドレスはどういうことなんですか?」
「どういうこと……って?」
質問の意図が分からなくて、俺は首を傾げる。
「貴方の描いたデザインは素晴らしかったですけど、とても再現できるような代物じゃなかったはずです」
「でも、再現されてるだろ?」
「だから、どういうことだって聞いているんです。あんな立体的なラインのドレス、私は見たことも聞いたこともありません!」
詰め寄るサーシャさんに対して、どう答えるものかと考える。立体裁断云々は、敵対しているサーシャさんに教えることはできないからだ。
「驚いた? あれは、ご主人様が型紙にしたドレスよ」
「それは……本当なんですか?」
「そうよ。あんな風に素敵なドレスになったのは、ご主人様のおかげよ。もちろん、方法は秘密だけど……サーシャなら、どれだけご主人様が素晴らしいか分かるでしょ?」
「……たしかに、デザインを見事に再現していますね」
「ええ。だから、あたしは嫌々、ご主人様に従ってるわけじゃないの。たしかにご主人様はエッチで、あたしはそれにいつも困らせられているけど、服飾の腕に惚れ込んでいるのよ」
……この子、さらっと作業部屋でのあれこれを俺のせいにしたぞ。二回に一回くらいは、クラウディアの誘い受けから始まっているというのに、酷い話である。
気持ちは分からないでもないから、今は突っ込まないでおくけど、後で突っ込んでお仕置きだな。(意味深)
なんて思っていたら、廊下の向こうから見覚えのある男、アレスが鬼の形相でやって来た。
「サーシャ、あれはどういうことだ!」
「あれとは、なんのことでしょうか?」
「とぼけるな! お前の作ったドレスの話だ! 明らかに、ローズが着ているドレスの方が優れているではないか!」
「申し訳ありません、どうやら、私の力不足だったようです」
「嘘をつけ! 最初から、こうなるように仕組んだのだろう!」
「いいえ、私は全力であのドレスを作りました」
「このっ、良くもヌケヌケと! この俺をこけにして、許されると思っているのか!」
激昂したアレスが、サーシャさんに詰め寄る。このまま成り行きに任せるのはまずい。そう思った俺は、二人のあいだに割って入った。
「なんだ……っ、お前はあのときの! そうかっ、やはりグルだったのだな!」
「いや、ここに居合わせたのはただの偶然ですが」
「そんな戯言を誰が信じる!」
戯言もなにも、サーシャさんが俺の計画を漏らさなければ、俺はなんの苦労もなく今と同じ結果を得ていた。わざわざ、サーシャさんを送り込む必要なんてどこにもないのだけど……
人の話を聞かないのは、ヤンデレだからなのかどうか。
「……信じる信じないは勝手ですが、騒ぎを起こして困るのは、そちらではないですか?」
ここは貴族が集まる社交界の場で、主催者はブラッド家。いくら人気のない廊下だからと言って、あまり騒いでいたら誰かが来るとも限らない。
それでも良いんですか? と、言外に問いかける。
「くっ、この……っ。もういい、サーシャ、貴様に後で必ず責任を取ってもらうからな」
「責任であれば、今すぐ取ります」
アレスの怒声に対し、サーシャさんはどこからともなくナイフを取り出した。
……って、ナイフ?
ナイフでなにをするつもりだ……って、なんかこの感覚、前にもどこかで――って、かっ切った!? 自分の喉をナイフでずばっと、いったあああああっ!?
真っ赤な鮮血を撒き散らしながら、サーシャさんは絨毯の上に倒れ伏した。
あまりの出来事に、皆は言葉を失った。
ブラッド家でおこなわれた社交パーティーを血で穢してしまった。周囲に目撃者はおらず、まだ騒ぎにはなっていない。けれど誰かが気づけば、間違いなく騒ぎになってしまうだろう。
その状況で、真っ先に行動を起こしたのはアレスだった。
「お、俺は関係ないぞ。そいつが勝手に自害しただけだからな! と言うか、そいつなんぞ知らん! 俺はもう行くから、後はお前達がなんとかしろ!」
早口にまくし立て、足早に去って行く。
……と言うか、逃げた。
そんなアレスの背中を見送り……俺はクラウディアに視線を向けた。
「……サーシャさんは、あれのことを知ってたのか?」
「一応話しましたけど……やっぱり、そうなんでしょうか?」
「……分からないけど、まずはこの状況をなんとかしよう」
俺は駆けつけてきたリリアさん――どうやら、アレスが走り去っていくのを見て、気になって見に来てくれたらしい――に事情を説明して、近くの部屋にサーシャさんを運び込んだ。
そして――
「……リザレクション」
俺は魔法を行使して、サーシャさんを生き返らせた。
眠るように死んでいたサーシャさんが、ゆっくりと目を開く。
「ここは……そう、ですか。貴方は、本当に復活の魔法が使えたんですね」
「……いや、本当に……って、根拠もないのに死んだのかよ」
クールタイム等の確認をされなかった時点でもしやとは思っていたけど、本当に行き当たりばったりで死んだのだと知って戦慄する。
「お嬢様にご迷惑をかけないのが一番。自分の安全は二の次ですから」
「な、なるほど……」
さすがヤンデレ。行動に思いっきりがありすぎる。
「まあ、事情は分かったけど……これからどうするつもりなんだ?」
「……どういう意味ですか? こんなことになった以上、レニス洋服店には戻れませんし、許されるのなら、村に戻ってのんびり暮らそうかと思っていますけど」
「許すから、ウェルズ洋服店に戻らないか?」
俺がそんなことを言うのは意外だったのだろう。サーシャさんは驚きに目を丸くした。
「本気で言っているんですか? 私はウェルズ洋服店を裏切ったんですよ?」
「でもそれは、クラウディアのため、なんだろ?」
「そうですけど……貴方と敵対しました」
「そんなことはどうでも良いんだ。俺はサーシャさんの作ったドレス、凄いと思ったよ」
SPを使ってスキルランクを上げたクラウディアや、異世界の知識がある俺の作ったドレスの完成度が高いのは当たり前。
だけどサーシャさんは、俺のデザインを見ただけで、あそこまでのドレスを作った。パタンナーとしての才能は、間違いなく俺達より上だろう。
そしてなにより、サーシャさんはクラウディアに対してヤンデレ化している。つまり、俺に対してヤンデレ化する可能性は非常に低いと言うこと。
こんな俺にとって安全な――じゃなかった、優秀な人材は他にいない。
もちろん、クラウディアが嫌ならダメだけど……と視線を向ける。
「……ご主人様、また浮気するつもりですか?」
「いやいや、違うから」
「ホントですか? 嘘をついたら切り落としますよ?」
「嘘じゃないので、物騒なことを言うのは止めてください」
わりと本気そうで恐い。あと、そのうちホントに切り落とされそうな気がする。いちいち死ななくても再生できるように、リジェネーションを習得するべきかもしれない。
「クラウディアだって分かるだろ? サーシャさんの腕はたしかだぞ?」
「そうですけど……ご主人様の針子はあたしなのに」
少し拗ねたような口調。どうやら、そっちの方でも嫉妬していたらしい。俺は仕方ないなぁと、クラウディアの頭を撫でつけた。
「ウェルズ洋服店が認められたら、これからどんどん仕事が増えるだろ? 色んな人の服を作るのに、クラウディアだけじゃ手が回らないだろ?」
「それじゃ、ご主人様の服を製作するときは、あたしに縫わせてくれますか?」
「もちろん」
「……分かりました。なら、サーシャを雇っても良いです」
少し不満そうだったけど、最終的には頷いてくれた。そんなクラウディアはちょっと嫉妬深いけど、根は素直で可愛い女の子だと思う。
「そういうことだから、どうかな?」
俺はサーシャさんに向かって問いかけた。
「……ありがとうございます。恥を忍んで、もう一度ウェルズ洋服店で働かせて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします」
そう言って頭を下げる。そんなサーシャさんを、俺とクラウディアは迎え入れた。
その後、サーシャさんはリリアさんに保護してもらった。うっかりとかで、アレスの関係者に見られたら困るからな。
そうして、俺とクラウディアが会場に戻ると、きょろきょろしているローズと出くわした。
「ユズキお兄さん、こんなところにいたんだね」
「よお、ローズ。どうかしたのか?」
「どうかしたのか、じゃないよぉ」
ローズは微笑んで、さり気なく可愛らしいポーズを取る、
「……どう、かな?」
「もちろん、良く似合ってるよ。……うん、凄く可愛い」
「えへへ、ありがとぅ、ユズキお兄さん!」
ローズが俺の腕に抱きついてくる。
――そして、クラウディアが俺の反対の脇腹を抓ってくる。
「……痛いんだけど」
「むうぅ。あたし、似合ってるとか、可愛いとか言われてないんですけど?」
「クラウディアも、そのエッチなドレスがよく似合ってるよ。凄くエッチだ」
「むううううううっ」
「いたたたっ」
思いっきり抓られてしまった。
事実を言っただけなのに、どうしろというのか。
「まあ冗談はともかく、ローズはこんなところにいて良いのか?」
「うぅん、全然良くないよ。だから、ユズキお兄さん達を呼びに来たんだよ」
「……どういうことだ?」
「もぅ、分かってるでしょ? このドレスをどこで作ったのか教えて欲しいって、問い合わせがたくさんで大変なんだから。説明、して上げてよね」
思わずクラウディアと顔を見合わせる。
「……良かったな、クラウディア」
「ご主人様のおかげです」
「そんなことはないよ」
俺の技術は、地球基準で言えば素人に毛が生えた程度だ。クラウディアが丹精込めて縫い上げてくれなければ、今ほどの完成度には至らなかった。
「ありがとう、クラウディア。俺が夢の一歩を踏み出せたのはクラウディアのおかげだよ」
「……ご主人様。あたしこそ、ありがとうございます。実家のために尽力してくださって、本当に感謝しています」
「――ユズキお兄さん? みんなが説明を待ってるんだってば」
「おっと、そうだった」
俺とクラウディアは、ローズに案内されてみんなが待っている場所へと移動する。
色々とあったけど、貴族の娘達がウェルズ洋服店で様々なドレスを注文してくれれば、借金なんてすぐに返すことが出来るはずだ。
それどころか、ブラッド伯爵家の支援を受けて、ウェルズ洋服店は大きく飛躍する。俺の、服飾の仕事につくという夢が叶う。
そんな幸せな気分で、貴族の娘達が待つ席に移動し――
「決めました。うちの領地にお店を作らせますから、あたくしのもとに来なさい!」
「いいえ、わたくしのお屋敷で働くと良いですわ!」
「ふざけないでください。この服飾職人はわたくしが監禁――もとい、囲いますわ!」
――ヤンデレ化したお嬢様方に取り合いをされていた。
……どうしてこうなった。どうしてこうなった。
いや、ヤンデレに死ぬほど愛される:SSSを持っている時点で、冷静に考えればこうなることは分かりきっていた気もするけど。
「ちょっと、ユズキお兄さんは私のご主人様だって言ってますでしょ? 勝手に持って帰ろうしないでください!」
そしてローズよ。護ろうとしてくれるのは嬉しいけど、それだと結婚相手的な意味に誤解されそうだけど、大丈夫なのか?
いや、ご主人様の本当の意味がバレる方が断然ヤバイのだけど。なんて思っているあいだにも、お嬢様方の争いは激化していっている。
「ちょっと、ちょっとで良いですから、わたくしにも監禁させてください!」
「それなら、あたくしに! ちゃんとドレスも作らせますから!」
「もうっ、ダメだって言ってますでしょ! いいかげんにしてください!」
ローズがお嬢様方から俺を引き剥がし、クラウディアに視線を向ける。
「クラウディアさん。みなさんにドレスの説明を。そして必要であればオーダーを取っておいてください」
「えっと……それはかまいませんけど、ローズ様は?」
「私はユズキお兄さんを避難させます」
「わ、分かりました」
――という訳で、俺はローズに連れられて、パーティー会場の外まで避難させられた。
……はあ。これじゃ、服飾の仕事をしても、表舞台に立てそうもないなぁ。
もちろん、ずっと裏方で貫くことも出来るけど……出来れば、デザイナー兼パタンナーとして、自分の名を後世に残したい。
まずはヤンデレに死ぬほど愛される:SSSをなんとかしなきゃダメかなぁ。なんて思いながら、俺は深々とため息をついた。
次回エピローグで、その次はキャラ紹介と続きます。
三章はほぼ間違いなく書きますが、期間は結構開いてしまいます。
その間は、ノクターンで十八禁版の二章を連載したり、新作を投稿したりする予定です。
その辺りについてはエピローグかキャラ紹介の時に詳細を書くので、よろしくお願いいたします。





