ナナシとの出会い
ディアと住むことになった僕は、このあともっと大変になるとは思ってもいなかった
「ディアー、ご飯作ってー」
D「住み始めて1週間。いい感じになってきたなー。」
~♢♤♣︎♡ナナシとの出会い♡♣︎♤♢~
独り言を呟きながら、ディアは朝ごはんを作り始める。その時…
『ピンポーン』
チャイムがなった。宅配便だろうかと思ったが、ドアを開けてみると…
N「こんにちはーナナシでーす。ディアくん居ませんかー?」
「えっ…耳生えてる。」
N「ヘぇー、君が妖力?霊力?がある人間様々なのねー」
「へぇー…今ディアはね、朝ごはん作ってるよ。まぁ、上がれば?」
N「おじゃましまーす!」
ナナシは上がると、すごいスピードでキッチンの方へ走っていった。
N「ディーーア!」
キッチンでディアを見つけたと思うと、見えない速さで抱きついてきた
D「はいはい、何?」
N「僕のご飯も作って!兎はね、寂しいと死んじゃうんだよ?」
D「気味悪い人形持ってたら死なねーだろ。それとお前兎じゃなくて、うさぎに近い闇兎だろーが」
「…えっと」
D「こいつは、俺の…ストーカー?的なやつ。俺の行く所に絶対来る。呪いの能力を持った闇兎の元犯罪者。ナナシ.ノア」
「犯罪歴は?」
N「2064年!」
「長いな!?」
D「普通だったら2年とかなんだけどな」
N「時々家に来るかもー、よろしくねー」
「うん。よろしく!」
こうしてナナシと出会ったのだ