私の転生
死表現一応あるので一応R15です。
ある日、私は死んだ。事故死だ。
遠藤はるか。〇月△日、飲酒運転中のトラックに撥ねられ死亡。
そんな一言で終わる人生だ。
しかしそんな私にも転機がきたのだ!
憧れの魔法学園漫画の世界に転生することになった!
きっとかわいそうに思った神様がくれたプレゼントなんだよ!
高らかな産声とともに生まれた私のテンションはMAXだ。
モブでもいい。この世界、楽しんでやる!
そう意気込んでいたときが今は懐かしい。
(自称)ハルカ。7歳。過酷労働にて死亡寸前。
転生勝組だと喜んだ私は馬鹿だ。第二の人生ついてない。
生まれた私を待ち受けていたのはただの生き地獄だったのだ。
まず第一に、言葉がわからない。前世より外国語は壊滅的だったため余計に、言葉が発達しない。
英語ですら日本語を元にした教材で何とか中学1年生レベルだったのだ。
この国の言葉なんて未だに殆どわかっていない。
それに、魔力が無い。この世界に生きる人なら多かれ少なかれ誰でも魔力を持っている。
それがないってどういうことだ。
ことの発端は7歳のとき。この国では同じ歳の子供を集めて魔力測定を行うみたいだ。
7歳までが子供がもっとも死にやすい時期とされているためだろう。
ある程度大人になれる数に目安をつけて回数を減らそうとしていると見た。
丸い水晶に手を当てて水晶を光らせるだけなのに、私の時には光らなかったのだ。
その後の対応は酷いものだった。
腕を掴まれて引きずられ、そのまま荷馬車にゆられて採掘場まで連れて行かれた。
それからは食事も睡眠もましにとれずに採掘作業。
狭い穴に入ってはいつ崩れるかもわからない息苦しい暗闇の中で岩を切り崩す毎日。発狂しそうだ。
それでも自制して、持ちこたえてきた。
このままでは死ぬ。死んでしまう。
私は脱走を謀った。同じ鉱山で働く者に声をかけた。
言葉が伝わらないため図案を地面に書いてみせ、協力を仰いだ。
みんな協力してくれるという。
心強く思いながら次の日を待ち、計画実行。
合図のために動いたとき
私は潰された。
何かにぶつかったと思ったときには、私は大きな岩に押しつぶされたのだ。
薄まる意識の中少しだけ見えたのは、仲間が鉱山の監督者に拍手をしているところだった。
なぁんだ・・・
悲しみか悔しさかもわからない涙が頬を伝った。
(自称)はるか。日時不詳。仲間の裏切りにより死亡。
そんな一言で終わる人生だった。
サブタイトルは「夢をください。」




