~魔王の城~
「オラァーーーーー!!!!」
俺達は、奇声にも近いような雄叫びをあげながら全員が渾身の一撃を魔王に与える。
戦士は酷く傷つき、魔法使い、僧侶は魔力が尽き、俺も既にボロボロで、正直これで仕留められなければ俺達は全滅は不可避な状況だった。
「ウォーーーーーーーーーーー!!!!」
魔王はかなり大きな叫び声をあげ、光となって消えていく。
良かった、魔王を仕留める事が出来たようだ。
「くそ!こんなはずでは、、、だが、お前達は私を倒した事により、私よりも強大な力を持った魔王を目覚めさせるきっかけを作ってしまったのだ!新たなる魔王が目覚めるまでの間せいぜい借り物の平和を味わうが良い。。。」
「うるさい!新たなる魔王が現れても、俺達は決してお前達のような奴らには負けない!何度だってこの平和を救ってみせる、例えこの身が滅びたとしても!!」
俺は、消えいく魔王にそう言い放つと魔王は意味深な微笑みのような表情を浮かべ完全に消え去っていった。
その後、長い戦いの末、心身共に疲れきっていた俺達は、あろうことかまだ敵の潜んでいるかもしれない敵の城で深い眠りについてしまった……
ーーこれは、俺が魔王から世界を救った後のエピローグーー
ーーそして……ーー