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おじさん  作者: 奥野 心
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解放とは

風、匂い、ところどころの白い光、

宙を歩く不思議な感覚、

音のない世界。


そんな中を歩いていると、

不思議と、五感が研ぎ澄まされていくのを感じる。


風に敏感になり、

それに載った甘い香りに包まれ、


ふわふわと、なぜか、心地よく、幸せな気持ちになる。


それまでの、様々な悩みや苦しみから、

解放されるかのように、

心地よくなる。


一体何に悩んでいたのだろうか、

一体何に苦しんでいたのだろうか、

一体、何に不安をかられ、

一体、何に追われて、何から逃げようとしていたのか、


何に、とらわれていたのか、


この不思議な空間にいると、

現実世界での全ての"何か"から解放され、

まるで、重たい荷物が、すっと消えたか、下ろされたのか、

肩が楽になり、体が軽くなるのを感じる。


私は一体、

何に悩んでいたのだろう・・・


そして、今、一体何があるのだろう。


苦しみ、哀しみ、辛さ、悩み、


それらから解放された今、残るものは、

ただ黒と白の、

時々どこからか流れてくる、風とそれに載った甘い匂い。


ただそれだけだった。



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