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想像力
きっとこの集団は家族だ!
テントを張りながら、川の近くなんかの獲物を求めて移動している民族に違いない。
川で魚を釣るのは、お父さんとお兄ちゃんだろう。
その側で様子を見ているのは、風貌からして、集団の長、きっとおじいちゃんだ。
駕籠か何かを作っているのは女の子で、一緒に作業をしているのはお母さんに違いない。
火の番をしている二人は、男性と女性。お父さんやお母さん程歳はいってそうになく、かといって、小さな子どもでもない。きっと成長した子どもたち兄妹なのだろう。
そんなことを想像していると、なんだか楽しくなった。
まるで、何かを見守る母親のような気持ちになったり、
あるいは、想像力を働かせてまるで一つの物語ができてしまうような、作家の気持ちになったり、
はたまた、大自然に囲まれて、自分がとてもちっぽけな小さな蟻のような気分にもなる。
ただ座っているだけで、
いろいろな気持ちを感じとれた。




