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煙
ひたすら野原を歩いていると、
煙が立ち上っているのが見えた。
なんだろうと考えていると、
おじさんはその煙の下が見えるところまで、
近くに、けど遠くから見えるところへ行き、
身をかがめて座り込んだ。
もちろん私も付いていき、
隣に座り込んだ。
低い木々の陰に隠れて遠巻きに煙を見ている状態だ。
煙は黙々と立ち上っており、
その下には、
人影が見える。
何人いるだろう、両手で数えられるぐらいの人数だろうか、
1、2・・・
恐らく7人。
小さい子どもから、背のある大人もいる。
おじさんは黙ってその集団を見ている。
私は、何も話さないおじさんに話しかけようとも思わず、
ただ同じようにその集団を見ていた。
その内興味がわいてきた。
一体何の集団なのだろうか。
近くには三角の形をしたテントの様なものが2つ。
2つのテントの間で火が起こされ、人々はそれぞれが何かをしている。




