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大自然
そのページには、
神秘的な、大自然が描かれていた。
木々が繁る森の中に、きれいな緑の野原が広がっていた。
おじさんと私、二人でページをじっと見ていると、
突然、なんだかぼーっと眠気が襲ってきた。
・・・目が覚めた。
隣にはおじさんがいる。
場所は図書館。
のはずが、なぜか森の中、少し開けた野原に倒れていた。
本で見たあの大自然と同じ景色だった。
私はまだぼんやりしていて、
座りこんでいると、
おじさんはゆっくり歩きだした。
私はなんだか不安になって、ゆっくり歩いていくおじさんを追いかけた。
どこに向かうのだろう、おじさんは一言も喋らず歩いていく。
私は一人だと困ってしまいそうで、
話はしないが一人より二人の方が心強い。
そう考えて、ひたすらおじさんの後ろを付いていった。




