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第二日『Nemo sine vitio est.』


え〜タイトルの意味は


『欠点のない人はいない』です。ん〜マンダム!

AM7:27 国道666号線 市営バス停 センターズヒル前






早朝。



【なっち】に叩き起こされて強制的に押し付けられた仕事(よく考えたらなっちって酷くないか?)を片付けにきたんスが・・・。



こんな化け物が相手なんて聞いてネェズラ。目が黄色い時点でアウトだぜ★


なんでこんな仕事をおしつけるかな〜。



でも自分でやれよとは・・・言えないんだ・・・グスン














・・・まぁでも?【恋レン】って言うスンゴイらしい人が、成り行きで味方にいるから大丈夫のはずだもんね♪















でも外見が黒髪長髪の色白で華奢の極み・・・。


かわいいの形容詞を軽くイスカンダルまで弾き飛ばすくらいのかわいさ。こいつは信じられませんな。


でも銃持って洋モク吸ってんすよねぇー。バックから普通に出してるし・・・。


しかも銃は銃でもかなり渋目のアンティークリボルバー式。


んーマンダム


結果、外見と中身が合ってない。喋り方もなんかクールだし♪関わんないほうが身のため?


「どうしたんだ?」


ああ、あなたのことを少し考えていました。帰っていいですか?・・・なんて言えないよぉ(女の人には遺伝子レベルで頭が上がんないんす・・・)


「あぁ★大丈夫デスよ?」


とりあえず、ね?


でもこの娘さん、爵位レベルの陰気を前にしてこの余裕ぶり。大物のよ・か・ん♪


《ヴヴァァヴァヴ?(なめてんのか?下等な人間が風情が?)》



あぁやっぱり怒っちゃうよね。ま〜でも何言ってるかさっぱりでんがな。でも馬鹿にされた感は感じます。


「おい、そこのおまえ。何と言ってるかわからない。だまっとけこの腐れ●○●○●が!」


だ、だめっすよ!そんな真面目な口調でスラング(俗語)なんて使っちゃ!ってそれよりその顔でそんな汚い言葉をサラリ?ヤァバス!マジで関わり合いにならないほうがいい人?


「せめて[ザケンナーもどき]ぐらいにしとかなきゃ」


「それは放送コードぎりきりだろう。」


まぁそれもそうだ。


っと!!そのとき悪魔は動いた!












《ヴァヴァ!ヴァァヴ(下等種族がぁぁぁぁぁぁこの私を愚弄する気かっ!?)》


いきなり右手を伸ばして一気に間合いをつめるザケンナーもどき。ステップでかわすボク。


と、隣を見れば・・・恋レンいないぃぃ!


「遅い!」


そのまま戦闘を開始する一人と・・・一匹?




「ハッ!なんだこいつは?力自体はバロンレベルだが・・・動きは完全に中級悪魔種だな?」


なんでわかるんすか?


ってそれより動きが早い!もう悪魔の後ろに回り込んでる!制服でその動き可能ナンスカ?



あぁぁぁ!なんかメンドクサイ!


1カメさ〜んお願いしマース!



★〜1カメ視点モード〜★


ここからは ごらんのスポンサーの 提供で 御送りしないでもない気がするような・・・。


ナレーターは〜クイックストラァァ〜〜イクでギッチョンチョ〜ン






・・・嘘です。







悪魔は油断していた。目の前にいるのは二人。それも【人間】だ。


【大罪】から力を得た今の自分なら、【バロン】クラスでも余裕なはずだ。



そう思っていた。そのはずだった。



だがなんだこの女は!そういう顔を消せなかった。



とにかく早かった。悪魔の右手(異常なほどに巨大)を、的確に、なおかつ回り込むようにしてかわす。どんどんかわす。


理解できなかった。自分の右手が女のいた場所につくころには、もう女は左、右へと動いている。


だんだんと悪魔はかわすほうに回っていた。銃を使わせないように、近距離での攻撃を続けることを余儀なくされていた。


なんとか体が付いていくのは、【大罪】から与えられた力のおかげ。動きを少しでも止められたらたぶんあの銃でやられる!!


だが、その力も徐々に減り始めてるのを感じる。体が重い。視界が狭まる。・・・・・。


「おいおい自称バロンさん「いや、ザケンナーもど・・・」うるさい!いいか?まだワタシは自分の力を一回も使っていない。まぁ、使わずとも勝てるんだがな!フッ!」


相手をおちょくる恋華。しかしザケンナーもどきに言い返せるだけの余裕はなかった。あぁ悲しいかな無力なり〜


「大方、大罪が噛ませ犬として力を与えていた人形の一つだろ?」


そうつぶやきながら、恋華はついに悪魔をとらえた。悪魔の右手を完全にかわし、なおかつ後ろに回りこみながら下に沈みこむ。


ふりかえった悪魔の右手の動きを、もう完全に読んでいた。そのまま伸びきった右手の中に入り、間合いを封じる。


左手を動かすそれより先に、体をひねって打ち抜く。悪魔の血は緑だった・・・キモッ!


その間零司は眺めるだけ(いや、手を出すべきではねぇズラ?)。


銃を悪魔の顔?に突きつける引き金に力を込める。


「Iurare in verba magistri」




≪ヴァヴァヴァヴァァヴァヴヴヴァァァァ!(くそ!【傲慢】さまは俺を噛ませ犬として使ったのか?この私が死ぬのか?こんな下等種族なんぞに?)≫


「なんと言ってるかは分からんが・・・死ね」


≪ヴァァァァァァァァァァァァァァァァァ(死んで・・・たまるかぁぁぁぁッ!)≫



悪魔は叫びながら恋華を陰気で吹っ飛ばす。


「最後の力をこんな風に使っていいのか?」


しかし恋華は気づけなかった。悪魔の変化を。


「恋レン!危険だ!なんかその悪魔様子がおかしいよ!」


零司は叫ぶが・・・


「なにが恋レンだ!変な呼び方をするな!」


恋華はもう完全に勝ったと思っていた。その慢心が小さな、ほんの少しのスキを生んでしまった。


「危ない!恋レン後ろ!」


「ん?なにが・・・」


≪ヴァヴァヴァッヴァヴァヴァァァァァァァァ(コロス×たっぷり)≫


悪魔は今までとは次元の違う動きで恋華に一気に接近する。


「くっな、なんだこの陰気は!さ、避けられな・・・アァァァァァァァァッ!」


その巨大な右手ではなく、尖った左手で恋華のスキをピンポイントで貫く。


恋華はコンマギリギリでそれをかわすが、その陰圧で弾き飛ばされる。


≪ヴァ・・・ヴォロォ・・・ヴォロス・・・≫


もう一度恋華に接近を仕掛けるザケンナーもどき。姿も少しずつ人型に近づいていく。


恋華は【リリーズ】を握ろうかするが、傷ついた右手は動いてくれない。


悪魔は大罪からの力を全て使っていなかったのだ。というより使う方法が分からなかったのだ。


だが死(消滅)の瀬戸際に立たされたことで、本能的に力を使い出した。しかしそのせいで理性まで力に支配され始めているのだが・・・。


≪ヴァ・・・ヴォ・・・ヴォロス・・・≫


その左手(完全にスピアの形)の切っ先を恋華にむけ、間合いを取る。


気を抜けば一気にいかれる距離だ。お互い。


「・・・こんなと・・・ころで?ワタシが?追い込まれてる?」


恋華はスッと目を細め、悪魔を睨みつける。敵の気配を間近に感じる。だが体が動かない。銃を使えない。濃密な殺気感じる・・・。


「調子にのるなよ・・・おまえごときが勝てるとでも?」


恋華は胸のペンダントに手を伸ばす。


【ペンダント】を使えば・・・この状況を一気に消し去れるだろう。


だがもし、発動に失敗したら?今の自分の体力・装備・環境を総合した結果、おそらく50パーセントを切るだろう。


どうする?


あの攻撃をくらっても死にはしないだろうが、確実に致命傷を負ってしまう。


このとき、恋華の頭の中には、自分と悪魔しかいなかった。


・・・零司、残念戦力外通告!!



どうする?



恋華の頭はひとつに決断できなかった。


その・・・一瞬の恋華らしからぬ迷いは、もう一度敵に隙をみせてしまった。


「恋レン!迷っちゃだめだ!敵がきてる!」


≪ヴォロスヴォロスヴォロスヴォロス!≫


戦場では、少しの躊躇が命取りになる・・・。


迫り来るスピアをスローに感じながら、恋華はいつも自分に言い聞かせてきた言葉をまた改めて実感させられた。







これは・・・結構本気でやばいんじゃないのか?ワタシ。






































が、恋レンは忘れていたのダ★


モーニング娘。の存在を!って違う違う!このボク、零司の存在を!



















キィィィィィィィィィィィン









目を開いた恋華が見たのは・・・風にはためく黒のロングコートと、銀の髪。


鞘から日本刀を抜き、左手一本で悪魔を弾き返す零司の姿だった。


「忘れてもらっちゃ困るんス!後は任せとけってね♪」


にっこり爽やか笑顔。クール眼鏡がキラリ。


「今まで、何していた・・・のだ・・・。」


まぁごもっともなお話ですけど・・・


「まぁいいじゃん!主人公はヒロインのピンチに都合良くタイミングバッチリで現れるもんなんす!」


「だれが・・・ヒロイン・・・」


あぁ・・・つっこめないんすか・・・


「後から治癒呪文で一揆・・・じゃなかった一気に治しますからね★!一分・・・いや三十秒だけ待っててくださいな?」




さぁ、今から劇【絶体絶命の姫を助ける王子様★】がはじまるよぉ〜ん!!


三十秒で終わるけどね・・・ペロリ。唇を湿らせる。


敵に向ける瞳は、30歳のニートも泣いて逃げるような威圧感を秘めていた。








SEQUELつづく





や〜暴れるの、次回になっちゃいましたね。


恋「ワタシは次回までヒマだ」

作「んじゃ、料理の鉄人の調理場レポーターのものまねしようか?」

恋「いや、いい」

作「空気読もうよ!ここで読者をひきつけないと・・・」

零「え〜フクイさん!鉄人がぁ、ツバメの巣を取り出しまし・・・」

作「おれのネタじゃぁぁぁ!」

恋「うるさいな。だれがしようと勝手だろ」

作「やいやいやいやいや!今読者さんを全部零司にもってかれた・・・「また次回あいましょう(ね〜)」っておい!聞けYoなんつって!」

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