2-42 魔族が攻めて来た 2
中の運営委員の会議室に俺たちは案内された。
そのこには、ロックジャガー他数名の実力者しかいなかった。
俺達は、吹雪裕也の付き人扱いで入っていた。
そして、戦況は悪い状況だった。
中央国家自慢の対魔族兵器”聖なる鉄槌ロドリゲベルク砲Ⅰ”がある。
その”聖なる鉄槌ロドリゲベルク砲Ⅰ”は魔導士30人近くが魔力を注入して発射する武器だ。当たれば中級魔族も1撃。
しかし、その専属魔導士30人が、秘密裏に潜入してきた下級魔族に皆殺しにされた。もう撃つことが出来ない。
それで、今は城の上級騎士LV1000前後が数十人と騎士団長LV1300が戦っている最中だ。
遠見のアイテムで確認した魔族の詳細は以下の通りだ。
魔族ガベガラナル LV不明
女魔族マハイナ LV1392 女魔族ハムラーカ LV1381
女魔族ナナイ LV583 女魔族アキナ LV602 女魔族リサイラ LV599 女魔族マヤ LV621
そして、ドアが勢い良く開けられ、国家の役人が入ってきた。
「大変です。上級騎士達と騎士団長が敗れました。それで・・・・・・」
と国家の役人の話が始まった。内容はまとめると次の通りだった。
①騎士たちで女魔族マヤLV621と女魔族ナナイLV583は倒した。
②魔族カベガラナルLV不明は防御魔法のみで戦闘に参加しなかった。
③初めは優勢だったが、騎士たちは男だったので、女魔族の特殊な誘惑魔法にかかり次々と倒されていった。
④勝利した魔族は、国を植民地化し、生贄を毎月要求している。
⑤残る国の戦力はこの大会に参加している実力者のみになった。
という事だ。
ここにいるののは、
ロックジャガー LV1241
タイガーロンツ LV1128
アイナローザン LV833
ほか数名の付き人 LV600前後
がこの国のお抱え実力者。
そして、吹雪裕也LV718と俺と真美子。
魔族ガベガラナルLV不明が気になる。これは俺が後で何とかすることになるかな?
女魔族は誘惑対策さえ取れれば勝てる相手だ。
ロックジャガーをリーダーにして作戦会議が行われた。
全員、女魔族の特殊な誘惑魔法を防ぐアイテムを着用。
魔族カベガラナルは防御魔法のみなので、戦力とみなさない。放置。
女魔族マハイナにはロックジャガーが戦う。
女魔族ハムラーカにはタイガーロンツとアイナローザンで戦う。
女魔族アキナと女魔族リサイラは残り全員で戦い、勝った後はその他の戦闘のサポートをする。
俺と真美子は、危なくなったら逃げること。
となった。
それから、愛美さん達は、転移で小国に帰った。思った通り、自国で対策会議だ。自国の戦力を削りたくないそうだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして、戦いが始まってしばらくたった、中央国家の南門の荒原では。
「ぐっ、放せ!」
「ふっ、いいじゃないか。俺と行こうぜあの世って処に。」
ドカアアアアアンンンンン!
と、大きな花火が空に鳴り響いた。
今、目の前で、女魔族マハイナとロックジャガーが弾け飛んだ。
ロックジャガーが満身創痍でもう助からないので、自爆攻撃を仕掛けた。立派な最後だ。尊敬するよ。
俺と真美子は他人の目があるので、見ているだけにしていた。
しかし、俺は魔族ガベガラナルを警戒していて、本当に動けない状態だった。
少なくとも魔族ガベガラナルは、魔将軍よりレベルは下だが、真美子の妖精合体より強いと俺が戦わなくちゃならない。
それに、まだ周りに国のお抱え実力者がいる。俺の戦闘は見せたくない。
戦況はきびしい状況に向かった。魔族ガベガラナルが時々魔法障壁で女魔族を助けるので、タイガーロンツとアイナローザンは女魔族ハムラーカにはに敗れて殺されてしまった。
女魔族アキナと女魔族リサイラは、何かのアイテムを多様していたので中々強く、裕也を除く全員が殺されてしまった。
だが、裕也がその魔族2体を殺してくれた。
残るは、魔族ガベガラナル、女魔族ハムラーカ。
こちらは、裕也と俺達になった。
「テツさんと真美子さん、オレが囮になりますので逃げてください。」
何と立派な若者だ!だが、真美子に戦わせよう。真美子のいい実戦特訓になる。
今ならこの3人だけだしな。俺が参戦しても問題はないだろう。
「いや、裕也、真美子も戦う。一緒に生き残ろう。」
「え、でもあの2体は強いですよ。女魔族ハムラーカは何とかなりそうですけど。」
「ほう、裕也は、女魔族ハムラーカに勝てるのか?」
「ええ、たぶん。奥の手を使います。」
もしかすると、裕也だけで勝てるか?
「それじゃ、俺と真美子で魔族ガベガラナルを牽制しておくから、倒してくれ。」
「え、わかりました。行ってきます。」
と裕也は行ってしまった。
そして、魔族の前に立った裕也が言った。
「女魔族ハムラーカ、オレと一騎打ちしないか?」




