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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
87/123

2-34 聖獣召還魔導書

次の日は愛美さん達のレベル上げに行った。


愛美さん達は俺が指導しない日でも”勇者試練のダンジョン”に入ってレベル上げをしているそうだ。

何でも、中央国家の武闘大会に小国の代表で出場するとの事だ。


俺と真美子は、明日、シンシーアの領地へ行く。


真美子レベル上げの日が潰れてしまうので、夜、俺は”勇者試練のダンジョン”に2時間くらい真美子を連れて行った。

魔王を倒す女勇者が怠けてちゃ駄目だからな。




次の日待ち合わせていた公園に来た。


シンシーアとシンテガが待ってた。


2人とも昨日と違って、俺達が来たら眼鏡をはずして挨拶をしてくれた。

2人とも凄い美形だった。


シンテガはかわいい系のイケメンだ。


シンシーアも可愛い系の美少女で、年齢は真美子と同じくらいだな。胸の大きさもいい感じである。


真美子はシンテガに話しかけている。


俺は真美子が気になったが、シンシーアに話しかけられたので魔導書について少し話した。


「お待たせいたしました。転移ゲート魔法陣のご用意ができました。」


とシンシーアとシンテガの従者が言ってきた。


俺達は、シンシーアさんの領地の屋敷へ転移した。




そこは中央国家の北に位置する。伯爵家であった。


豪邸というよりお城に近い。

執事やメイドが沢山出て来て挨拶をされた。


「それでは、こちらですの。」


とシンシーアさんに連れられて、書庫に俺達は向かった。

その書庫は、召還の魔導書のほかに禁呪の魔術本など、興味深い本がたくさん置いてあった。


真美子とシンシーアさんが話し終わったみたいなので、俺は”聖獣召還の魔導書”がどれなのか聞いた。


「シンシーアさん、聖獣召還の魔導書ってどれですか?」

「あ、はいこれなの。」


と1冊の古びた本を、シンシーアさんは俺に差し出した。


持ってみると結構分厚い。


「少し時間をくれないか?」

「はいなの。」


俺は近くの椅子に座り、読み始めた。

ちょと文字化けが残ってる。


”侵食”をすれば早いのだが、それを使うと魔導書が消えてしまう。


俺は”解析と情報収集”をフルに活用した。しかし古い文字が混じっていて文字化けが厳しい。

内容は”解析と情報収集”で大体分かるのだが、この文字化けを何とかしないと改良が出来ない。


何故改良したいかというと、この魔法陣の発動方法は”処女”とか”童貞”の条件付きだからだ。

俺や真美子でも使えるようにしたい。


参考に他の魔導書を借りようと周りを見たら、3人は暇そうにしていた。


俺は時間が結構かかると3人に言いい、数冊の魔道本や語学辞典などを借り、用意してくれた部屋に籠って”解析と情報収集”の続きした。




魔導書の解析が終わり、俺は少し部屋で休んでいた。


しばらくすると、真美子とシンシーア達が様子を見に来た。


俺は、本の解読できたので使い方を教えると言った。


3人は真剣に聞いてくれた。


以下が使い方だ。


①聖獣召還は処女の血か童貞の血が必要。

②召喚した聖獣は戦って主従関係を構築しなければならない。勝たなくても認めてもらえばいい。

③召喚時の魔力によって召還できる聖獣の格が変わる。


とりあえず、召喚するシンシーアは処女だということを祈る。

でなければ、口止めしてから改良魔法陣を使うか、もしくは俺と真美子が魔族の討伐だな。


「それならわたしは処女だから召還できるの。」


シンシーアさん処女だったか、良かった。


「シンシーアさんそれでは、いつ召還の儀式を行いますか?」

「早い方が良いの。明日召喚するの。」

「わかりました。」


シンシーアはLV513だから②と③も大丈夫だろう。



次の日、お屋敷の東に開けた岩場があるので、そこで聖獣を召還することになった。

愛美さん達のレベルアップは日にちをずらしてもらった。


俺と真美子とシンテガ、騎士団長が付き添って召還をする。


シンシーアはLV513、魔法は水系統と光系統が得意だ。剣技はあまり得意じゃないみたいだな。

まあ、シンシーアはそのレベルにしては魔法の威力が高いから大丈夫だ。


俺がサポートをして、シンシーアが魔法陣を描き、一滴血をたらした。


魔法陣が光り、ゆっくりと光の獣が出てきた。


大きなシーサーみたいな聖獣が現れた。光雷獅子LV806だ。


「我を召還したものは、誰だ。」

「わたしなの。」

「力を見せよ。我に攻撃をして、傷づ付けることが出来たら使い魔となろう。」


そして、シンシーアが光の上級魔法放った。光雷獅子はケガを負い。シンシーアを主と認めた。



ビックリしたことに、シンテガも召喚儀式を行うと言いはじめた。


シンテガほどのイケメンなら、いくらでも機会があったんじゃないか?

すごい奥手なんだな。


という感想は置いておいて、シンテガは女性型の精霊聖獣LV902を呼び出した。

何故かその女性型の精霊聖獣、花女蜥蜴は、シンテガを一目で気に入って戦わずに主と認めた。

イケメン力恐るべし。



俺も召還聖獣が欲しくなったので、「俺も呼び出すかなって」と呟き、みんなから少し離れた。

真美子が俺に付いて来て、魔法陣を作ろうとした俺に小声で言った。


「テツさん何やってるの、テツさんじゃ条件①がクリアしてないじゃない。」


それを言うなら、真美子も①ダメじゃん。


「大丈夫だ書き換えたから。」

「え?何言ってるのよ。」


俺は、召還魔法陣改良版を描き発動させた。


その魔法陣からは、光り輝く20センチくらいの女性の人型が現れた。

その女性の人型は羽が生えていた。あのおとぎ話の妖精だった。


ステータスを見たら、妖精女王シルダファンLV2403


「あれ、ちょっとレベルが低いな、書き換え方がまずかったかな?」


書物には、召還者と同等のレベルかそれ以上のレベルの聖獣等を、召還できると書いてあった。

これじゃ、俺よりレベルが低い。明らかに魔法陣の書き換えの失敗だな。


「人間よ。妖精の光の女王たる私を召還して何をいたす。」


お、喋った。


「あ、わりい、キャンセルしてもいいか?」

「無礼な、人間、これでも食らうがよいわ。」


シルダファンは光の収束砲を放ってきた。


「危ないテツさん。」


と真美子が叫ぶ。


俺は瞬時に戦闘モードに移り、魔力を収束して手に纏わせ、その光の収束砲を上空に逸らした。


ちょっと痛かった。こっそり自分の手に回復魔法をかけた。


「なんと、おぬし本当に人間なのか?」


とシルダファンは驚いていた。


ちょっとこのまま女性の妖精と戦うなんて、ファンタジーじゃ禁止だろう。俺が悪役に見える。


「ああ、でも、シルダファンさん俺はあなたと戦いたくない。」


と言いながら、俺とシルダファン、真美子を外部に認識阻害するだけの特殊結界で囲み、俺は認識阻害の指輪を外した。

これで俺の強さをシルダファンは認識して、戦わないでくれたらいいんだが。

ちなみに俺のレベルはLV3001。


シルダファンの顔が一瞬引きつった。納得してくれたんだろう。


「わ、わかった、お主とは戦わない。わらわはお主を主と認めよう。いつでも呼ぶがよいぞ。」


そしてはシルダファンは魔法陣で帰って行った。


俺は認識阻害の指輪をはめなおし、特殊結界を解いた。


真美子は口を開けっぱなしだった。


俺はその口に指でも入れてあげようかと思っていたら、シンシーアとシンテガが駆け寄ってきた。


「大丈夫なの?さっき妖精女王LV2403があらわれなかったの?」

「え、ああ俺のこと気にいったって言ってくれて、主になったよ。モテる男はつらいな。なあシンテガ。」

「え?あそうなんだ。」

「でも、テツさんは、①の条件クリアしてるんだ。僕と同じだったんだ。感激だよ。」


お、そう言う事にしておこう。


「おお、同士よ。よろしく頼む。」

「そうだ、真美子も、何か召還するか?」

「私はいいわ。」


え、要らないのか勿体ない。あとで妖精女王シルダファンを真美子に付けるか。


「真美子さんも召還できるなの?」

「ええ、出来ますけどやりません。」


いや、召喚出来るのは、俺が書き換えた魔法陣だけだろう、真美子。


「え、真美子さんて召喚出来るんだ。僕にも希望が。」


む、シンテガ、真美子に気があるのか?気を付けよう。



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