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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
86/123

2-33 双子の少年少女

食べた後の余韻に浸っていると、紅茶が運ばれてきた。

そこで、ウエイトレスがドジをやらかしてしまった。

ドジッ子は2次元だけにしてもらわないと、後が大変。


ウエイトレスはつまずいてしまい。右前にいる少女の頭上に紅茶が舞う。


俺は少女の頭上に魔法防壁を瞬時に展開、その魔法防壁に弾かれた紅茶を風の小さい渦で巻きこむ。


そのまま風で誰もいない床へ吹き落とす。


おっと、ウエイトレスが転びかけてる。


俺は転移でウエイトレスをキャッチ。


「大丈夫ですかお嬢さん。」


真美子を含め、少女も少年も目を見開いて俺を凝視する。


俺はにニコリと微笑みながらウエイトレスを降ろそうとしたが、

ウエイトレスさんはおろおろして、俺にしがみ付いている。


ちょっとウエイトレスの胸が手に余って柔らかい。つい揉んでしまいそうだ。


真美子がその俺の手を見てムッとしているみたいだ。


「あの、あなたが今、私にかかる紅茶を防いでくれたの?」


と少女が俺に話しかけた。


「ええ、貴女も大丈夫でしたか。」

「大丈夫なの。いまのは魔法なの?」

「ええ、魔法です。」

「詠唱はきこえなかったの。それにさっきのは転移なのに魔法陣が見えなかったの。」


よく見てるな。誤魔化さなくちゃ。


「えっと、無詠唱かな。あと瞬歩ですよ。」

「そうなの?」

「そうなのです。」


店内のお客さんも俺達のことを注目してきた。


真美子が立ち上がって、俺からウエイトレスを引きはがした。

ちょっと怒ってるかな?後でフォローしよう。


そして、真美子は俺に小声で「テツさん、目立つから座りましょう。」と言った。

俺も「そうだな。」と小声で返した。


そして、何事もなかったように、俺と真美子はテーブルにつき、代わりの紅茶を頼んだ。

前に座っている少女と少年は、しばらく俺達を見つめていたけど、少年が話しかけてきた。


「あの、先ほどは、姉を助けていただきありがとうございます。僕はシンテガ、姉はシンシーアと言います。2人のお名前を聞いてもよろしいでしょうか?」

「あ、紅茶のことなら気にしないで下さい。俺はテツ、隣は真美子と言います。」

「先ほどの魔法はとても素晴らしかったです。もしかして、名のある魔導師の方ですか?」

「いや、ただの冒険者だ。」

「しかし、無詠唱はただの冒険者が出来るとは思えないのですが。」


どうしようか。もう帰りたいんだが。


そこに真美子が気を利かせて割って話してきた。


「シンテガさんでしたっけ、あの、無詠唱なら私も少しできます。それに、さっきのテツさんの魔法は生活魔法の範囲ですよ。」

「確かにそうですが。何か、普通の魔法と違うような気がしまして。」

「いえ、普通の魔法ですわ。」

「そう、ですよね。失礼しました。」


そこで口を閉ざして俺をを見つめていた少女が、テーブルに手を付き、俺の方に寄りながら言った。


その姿勢は、胸元から胸が見えますよ。

と注意するより先に、俺の視線はいろいろ見てしまう。

男のサガだ。

ブラジャーは白に豪華なフリルの模様が付いている。作りもしっかりしている。これは貴族かそれ以上のお金持ちの下着だ。


「テツさん、あの、魔法にお詳しいのなら、見てもらいたいものがあるんですの。」


ああ、もう見てるよ。結構大きいな。

じゃなくて、何を見るんだ?


「詳しくはありませんが、見るくらいならいいですよ。どういったものでしょうか?」


真美子は俺の視線を読み取ったらしく、俺の腕を抓りながら言った。痛い。


「すみません。私達そんなに暇じゃないので、難しそうなことはご遠慮したいのですが。」

「報酬も出しますの。魔導書を見てほしいの。」

「え、魔導書?」

「はいですの。魔族を倒すために、魔導書を解読して、その力を手に入れたいからですの。」


魔導書か、”侵食”したい。


「どうして、魔族を倒したいのですか?」

「母の仇ですの。」


恨みか。


「仇の魔族は強いですか?、どんな能力ですか?」

「その、魔族は魔獣などを召還して、使役する召還術者タイプなの。強いの。」


ん?真美子の質問が続いてる。これは真偽眼を発動させたか?


「その魔族は何処にいるの?」

「私の領地の北の山に住んでいるの。生贄を毎年3回要求するの。」


領主様かやっぱり下着が豪華なわけだ。


「魔族討伐に高レベルの人とか雇いましたか?」

「はいなの。LV1100位の魔法剣士を頼んだのだけど、大量の召喚獣に殺されましたの。それがきっかけで生贄が年2回から3回になりましたの。」


LV1100か。


「魔導書ってどういう魔導書ですか?」

「聖獣召還の魔導書なの。」


聖獣か、真美子にいい聖獣でも付けたいな女勇者だからな。


「テツさんに何が頼みたいのですか?」

「召喚術式が上手く発動しないので見て欲しいの。」

「最後に、なぜこのような重要なことを私達に話したのですか?」

「この日この場所で、魔族を倒すカギとなる人に出会えると占い師に言われたからです。」


占い師か、とりあえず、真美子の真偽眼の判断で決めてもらうか。

俺としては、助けたいな。


「テツさんどうする?」

「俺は助けたい、真美子はどうする?」

「私もいいわ。」


そすると、真偽眼は正だったか。


「ほんとうなの?ありがとうなの。」「ありがとうございます。テツさん、真美子さん。」


2人はとても喜んだ。


俺達は2人の領地へ向かう為、明後日、公園で待ち合わせをする事になった。


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