2-31 ダンジョンでレベル上げ
俺と真美子は、中央国家に到着した。
長期で格安契約できる宿屋を借りた。
愛美達をレベルアップさせる約束があったので、俺は転移ゲート魔法陣を部屋に設置し始めた。
真美子は、その間に日用品の買い出しに行った。
俺は、真美子を待っている間に考えた。
そういえばここの処、俺自身のレベル上げをしていない、体が鈍っている。”勇者試練のダンジョン”に行きたい。
そして実は、俺の精力もレベルが上がるごとに上限も上がってきている。何が良かったのかわからないが体力が上がると精力も上がるようだ。是非上げたい。もちろんTP変換の為だ。本当だ。
そんなことを考えていると、真美子が帰ってきた。
「真美子、ちょっと”勇者試練のダンジョン”に行ってきたい。」
「だって町に着いたばかりじゃない。」
「いや、最近体がなまってるんで動かしたいんだよ。」
「誰と行くの?」
いや、1人だよな。自分のレベル上げだし。
「何を言ってるんだよ?1人だよ。」
「それじゃ、私も行くわ。」
そうか、真美子も体が鈍っているんだな。早く言えばいいのに。
俺は、真美子を”勇者試練のダンジョン”に連れて行った。久しぶりに楽しくて、ハイペースでレベル上げを進めた。
真美子がヒイヒイ言ってきたので仕方がなく宿屋に戻った。
しかし俺は物足りなかったので、夕食後に1人で”勇者試練のダンジョン”に出かけた。
満足のいくまで俺はゴーレムやガーディアンを倒しまくった。
宿屋に帰ってきたら、真美子が愛美さんとレベル上げの件について話していたようで、明日から実施する事になった。
◇
俺と真美子は事前に、愛美さん達のレベル上げの補助で戦闘のフォーメーションについて話し合った。
そして午後、みんなで、”勇者試練のダンジョン”に入った。
今、”勇者試練のダンジョン”Aパートのの中層にいる。
フォーメーションは、愛美さん、アンさん、ミミさんが平行に並び、真美子がその後ろで危なくなった人の補助をする。俺は回復役だ。
3人はもともとレベルが高かったので、もう中層だ。
3人ともオールラウンドタイプなので、各個撃破の方針で戦闘をしている。
もちろん3人は剣に魔力を纏わせる技術も習得済みだ。
そして、次の階に降りた。
アイアンゴーレムが5体現れた。
「わたくしは右2体押さえます。アンは中央の2体を、ミミは左の1体を。」
「わかった。」「わかりましたにゃん。」
と戦闘が始まった。
愛美さんが2体にエアプレッシャーを放つ。
バンン!
ずし!
アイアンゴーレム2体の動きが止まった。
愛美さんは剣で1体に切りかかった。
ザン!
その攻撃で1体が倒され、続けて愛美さんは、残りの1体に剣で攻撃を仕掛けた。
アンは、初めから剣で攻撃をしている。
2刀流なので、連続で素早く2体を切っている。
ザシュ!シュン!ザン!ズン!
2体のアイアンゴーレムは数回の攻防で切り刻まれ倒れた
ミミは、アイアンゴーレムの足元にフリーズの魔法を掛け動きを止めた。
ザザザザザザザンンンンンン!
と剣を連続で撃ちだし、アイアンゴーレムを切り刻んで倒した。
愛美さんも残りの1体を倒し終わり戦闘が終了した。
みんな余裕だな。
「それじゃ愛美さん達、次は現れたガーディアンを1人ですべて倒してみて。」
「え?1人でですか?テツさん。」
「真美子もやってるよ。」
と愛美さんは言われた後、真美子をちらっと見てから言った。
「分かりましたわ。」
「真美子サポートもなしだ。俺がする。」
回復魔法かけまくり方式だ。
「は、はい。テツさん。」
俺のスパルタレベル上げが始まった。
3人交代だったので、ハイペースでダンジョンを降りて行った。
3人ともぐったりしてきたな。
そして、愛美さんが何回挑んでも勝てなくなる階になったので、
「愛美さんいったん後ろに。真美子、あのガーディアンをを頼む。」
「はい。」「わかったわ。」
真美子は剣を構えた。
ザシュ!シュン!ザン!シュン!ザク!
真美子は瞬歩で近づき、右から順に切って倒した。
「凄いわ。真美子さん。」「すげえ。」「すごいにゃ。」
と3人は目を見開いて呟いた。
まあ、真美子はLV531。出来て当たり前だな。
真美子はドヤ顔になっていた。
「それじゃ今日はここまで。みんな帰るよ。」
と俺が言ったら愛美さんが話してきた。
「待ってください。テツ様。」
「なんだい?愛美さん。もしかしてまだ足りないの?」
「いいえ、今後の予定を組みたいのですがよろしいでしょうか?」
「そうだな。愛美さん達は、週に3回レベル上げで、真美子も週に3回レベル上げだな。で、1日は俺のレベル上げだ。」
「はい。分かりました。テツ様。ところで、真美子さんの急激なレベルアップの原因は、あの回復魔法をかけまくってレベルアップさせる方式なのでしょうか?」
「そうだけど、なにか?」
「いえ、わかりました。」
真美子が愛美さんの側に行って小声で話し始めた。
何か話しているが聞こえない。まあいいか。
そして、ダンジョンを出た後、愛美さん達は転移ゲート魔法陣で帰って行った。
「真美子、動き足りなくないか?」
俺はダンジョンの入り口で真美子に言った。あれじゃ物足りないからな。
「ええ、ちょっと足りないかも。」
「それじゃちょっと行こう。」
「行くって?」
「この”勇者試練のダンジョン”だよ。」
「わかったわ。行くわ。」
「よし。」
と俺は真美子の手を引いてダンジョンに向かった。
俺はその後。週1回ではフラストレーションが溜まるので、毎日のように、朝か晩の2時間くらいの間”勇者試練のダンジョン”に出かけた。




